KATO スユニ60 入線

KATO スユニ60が入線しました。昨年末に発売された10-1450 10系夜行急行「だいせん」7両増結セットのASSYパーツを組んだものです。


5285-1A ボディ,5285-1C 床下セット,5220D 台車(TR11)です。
床下セットにライトユニットが入っていますが、スイッチ板は付属していません。


スイッチ板(Z04-5547)が手元にある場合は、床下の蓋を外してこんな感じに挿入します。


ちなみに床板の表現は、写真の通り簡素な感じです。

 
車番はスユニ60-29です。
側面の所属標記は大ミハで、大郵101の札が差さっています。
妻面の検査標記は45-11 高砂工で、監視窓の無い側のテールライトはレンズ無しです。


次は差出口のある郵便車をコレクションしたいと思っています。
追記:昨年にマユ35を導入してました。(^^;
それでは。<(_)>

TOMIX 583系 きたぐに 床下機器修正

先日に引き続き583系つながりのお話です。今回は以前から気になっていた「TOMIX 583系 きたぐに」の床下機器を修正してみます。


583系のモハネユニットの床下機器についてはTOMIXのカタログで「88番以降の後期グループを模し、…」とあり、確かに模型のモハネユニットの床下機器は前期と後期で作り分けられているのですが、実車の写真を調べるとモハネ582については88番と89番が前期と後期を足し合わせたような機器配置となっていました。資料が見つからなかった同じ製造時期の90番についても同様だったと想定すると、モハネユニットの床下機器の組み合わせは次の表の通りとなります。


よって、表中の「移行期」と仮の名前で分類したモハネ582-88,89,90については結局のところ製品化されておらず、模型で編成を再現するにはこの車番を避けたくなります。


ところが、早期に姿を消した90番を除く88番と89番は急行「きたぐに」のB5編成とB6編成の2編成に組み込まれて最期まで生き残り、また、最末期に唯一前期グループのみで組成されていたB4編成の増結の応援にも88番や89番が組み込まれることがあり、なかなか避けて通ることが難しい状態です。(それでも新潟行きの定期最終列車は前期グループのみで組成された12両編成でしたが。)そこで潔くあきらめてモハネ582-88と89の床下を作ってしまうことにしました。


とりあえず、3次元で再現しなければいけないT車よりも、ほぼ2次元で再現すれば良いM車の方が簡単そうなので、M車の床下カバーの加工を考えます。また、加工箇所が少なくなる後期グループの床下カバーをベースにします。

 
公式側については図のように前期床下の機器の一部を移植しますが、今回は「型想い」で型を取り、プラリペアで必要な機器の複製品を作って移植しました。
なお、機器を移植する部分については、削り落す機器の裏に動力ユニットへ固定するためのツメがある箇所があり、事前にツメの左右にプラリペアを流し込んで補強しておきます。また、削り落とした部分には穴が空くので、プラリペアかパテでベースを再生しておきます。

 
非公式側については図の通りに機器の削り落としと削ぎ取りを行い、削ぎ取った機器を少し左に移動します。ここでも、機器の跡には穴が空くので、プラリペアかパテでベースを再生しておきます。
次に、機器を移動して空いたスペースにタンクを取り付けます。タンクはプラ棒をかまぼこ状に加工したもので、0.2mmの真鍮線を巻き付けてそれらしくしています。このとき、真鍮線の先はベースを貫通させ、ベースの裏から瞬間接着剤を塗ってヤスリがけをして平滑にしています。これは、動力ユニットに床下カバーを被せたときに当たって邪魔にならないようにするためです。


仕上げにフラットベースを混ぜた黒色で塗装して完成です。


早速、所有する2編成の急行「きたぐに」にモハネ582-88番と89番を組み込みます。再現した編成は、クハネ583が残っていた2008年のB5編成と、定期運転終了前月の2012年2月に乗車したB6編成(12両編成の車番は2011年の記録)になります。(動力車は2・4号車に設定しています。)
ちなみにパンタグラフはどちらの時代ともシューの先が2本のホーンになっているタイプで、全区間で大阪方が下げられていたようです。


今回はこれで終わりです。
何気に「きたぐに」に限定された話ではなかったのですが、当社で他に保有する583系については88~90番を外して編成を組んでいるので、記事のタイトルには「きたぐに」を冠することにしました。
それでは。<(_)>

⇒ 2019.9.11 製作方法を見直しました。

TOMIX 583系(クハネ581シャッタータイフォン) 整備

昨年に入線していたTOMIX 98625 国鉄583系特急電車(クハネ581シャッタータイフォン)基本セットと92327 増結セット(M)、92328 増結セット(T)を整備します。


増結セットは、他の583系基本セットと共用のようです。床下は前期形です。
車番は1985年の編成表から、(きたぐに)新潟←Tcn33 Mn38 Mn'38 Mn53 Mn'53 Tsn5 Ts16 Mn73 Mn'73 Mn102 Mn'102 Tcn28→大阪 大阪方1号車 にします。ただし、モハネ582/583-102は手持ちの後期形の床板に交換します。
基本セットのインレタは、
クハネ581-24×3 クハネ581-28×3 クハネ581-30×3
モハネ582-24×3 モハネ582-74×3 モハネ582-50×3
モハネ583-24×3 モハネ583-74×3 モハネ583-50×3
モハネ582-18×3 モハネ582-73×3 モハネ582-53×3
モハネ583-18×3 モハネ583-73×3 モハネ583-53×3
サロ581-27×3 サロ581-34×3 サロ581-12×3
サロネ581-2×3 サロネ581-6×3 サロネ581-3×3
モハネ582-85×3 モハネ582-78×3 モハネ582-45×3
モハネ583-85×3 モハネ583-78×3 モハネ583-45×3
クハネ581-25×3 クハネ581-35×3 クハネ581-29×3
クハネ581-×8
クハネ583-×4
モハネ582-×10
モハネ583-×10
サロネ581-×4
サロ581-×4
1,2,3,4,5,6,7,8,9,0×各14
JNRマーク×6,JRマーク×6
です。
増結セットのインレタは、
モハネ582-94  モハネ583-94  モハネ582-98  モハネ583-98
モハネ582-100  モハネ583-100  モハネ582-104  モハネ583-104
モハネ582-6   モハネ583-6  モハネ582-11  モハネ583-11
モハネ582-13  モハネ583-13  モハネ582-29  モハネ583-29
モハネ582-32  モハネ583-32  モハネ582-36  モハネ583-36
モハネ582-43  モハネ583-43 モハネ582-55  モハネ583-55
モハネ582-61  モハネ583-61  モハネ582-66  モハネ583-66
モハネ582-70  モハネ583-70  モハネ582-76  モハネ583-76
モハネ582-79  モハネ583-79 モハネ582-82  モハネ583-82
クハネ581-18  クハネ581-19 クハネ581-21  クハネ581-23
クハネ581-26  クハネ581-27 クハネ581-34
クハネ583-2  クハネ583-9 クハネ583-12  クハネ583-13
クハネ583-20  クハネ583-25 クハネ583-26
サロ581-2 サロ581-7 サロ581-8 サロ581-11
サロ581-19 サロ581-28
サハネ581-15  サハネ581-21 サハネ581-28  サハネ581-36
サハネ581-42  サハネ581-49 サハネ581-57 ×各4
クハネ581-,クハネ583-,モハネ582-,モハネ583- ×各4
サロ581-,サハネ581-,サシ581- ×各4
1×16,2~0×各12
JNRマーク×6,JRマーク×6
です。

 
ヘッドマークは「きたぐに」が標準装備でしたが、付属していた「日本海」に変更しました。
付属部品は特急マーク、連結器カバー、屋根にホイッスルを取り付けました。
ラジオアンテナは、設置有無の資料が集まってから取り付ける予定なので未取り付けです。

 
写真が黒つぶれしていますが、運転台側の台車にスノープローを、便所側車端にはトイレタンクを取り付けました。行き先幕・号車札・種別サボは、ペンギンモデルさんの製品と自作ステッカーを貼り付けています。

 
B寝台車はこんな感じです。
室内のベッド等にはエヌ小屋さんの製品を使っています。

 
今回の製品の目玉のA寝台車のサロネ581です。
喫煙室と寝台区画でシートの色を変えてみました。(緑色のシートは自作です。)
サロネ581は中段のベッドがないので、ほかのB寝台車と違って真横から見たときに窓内に中段のベッドが見えません。


サロ581の室内はそのままです。
ちなみにグリーンマークは印刷済みです。


ラジオアンテナの取り付けが残っていますが、ひとまず整備は終わりです。
しかし、色々と触ると1日2日では終わりませんね。エヌ小屋さんのシート貼りだけで2日以上かかったので、全工程ではかなりの時間を要します。ということで、なかなか手を付けるに気にならずに今日まで引きずってしまいました。
現在もバックヤードで整備を待っている車両があり、ちょっと気が重いです。
それでは。<(_)>

TOMIX キハ120形(美祢線) 入線・整備

TOMIX 92141 JR キハ120形ディーゼルカー(美祢線)セットが入線しました。

 
中古品での導入です。車番は10と20で、10がM車です。
付属品はライトスイッチ用ドライバーが1本です。


行き先は「厚狭」で「ワンマン」表示が印刷されています。

 
模型はトイレ未設置車なので、現在の実車と同じくトイレ設置車に改修します。
最近の実車はトイレ付近の窓が2枚塞がれていますので、これと同じにします。
トイレの窓の改修はこちらの記事(TOMIX キハ120形(関西線) トイレ増設2)の通りで、窓ガラスに直接銀色で塗装し、黒マーカーで窓枠に色を入れていきます。

 
今回は美祢線色ながら芸備線・福塩線で活躍するキハ120-17と21を再現したいと思いますが、模型と最近の実車では車番の位置(高さ)と書体が異なります。かなり昔の姿が模型化されているからだと思うのですが、ネットでは車番が模型と同じ位置に書かれてる車両の写真を見つけられませんでした。書体についても現在は国鉄書体に書き換えられているようです。今回は実車に習って車番の位置と書体を変更します。

 
蛇足ですが、実車に近寄ってよく見てみると消された車番の跡がわかります。試しに先ほどの写真を拡大してコントラストを強めにすると消された車番が浮き上がってきます。
ただ、2枚目の写真のように三江線のキハ120は車番が書き換えられていないので、どうやら所属によって書体が異なるようです。

 
キハ120-17と21の実車の写真と車番部分の拡大写真です。よく見るとキハ120と17の間にはハイフンがありますが、キハ120と21の間にはありませんので、間違えないようにしないといけません。
スカートについては実車はスノープロウ付ですが模型はスノープロウ無しですので、先日、部品取り用に購入した大糸線セットから調達することにします。

 
最初は消しゴムで車番を消そうとしたのですが、塗装が剥げてきたのでそのまま車番を消してからMr.COLOR No.08 シルバーで塗りつぶしました。全塗装ではなく、ドア間の腰板部分だけを塗装しています。(写真1枚目)
よく見ると元の塗装と艶感が違いますが、気になるほどではないので合格としました。(写真2枚目)


車番はくろま屋さんのインレタ(83一般型気動車車番インレタ)から文字や数字を拾って使いますが、キハ120-17で使うハイフンは収録されていませんので、「1」の文字を平刃で半分の長さに分割して作りました。


なお、塗装後のボディーに車番を転写するときに、ボディーのビートが邪魔になるのでインレタシートの上下はギリギリまで切り詰め、セロハンテープに貼り付けて転写します。
転写が終わったらトイレ設置仕様に改修した窓ガラスを嵌めます。


次に、ヘッドライトがオレンジ色なのでこれを電球色にします。 ライト基板は角形LEDを使っている古いタイプでした。このタイプの基板の電球色LED化はこちらの記事(TOMIX キハ120形(福塩線) 入線・整備)で実施した通りです。オレンジ色の角形LEDだけを電球色の砲弾型LEDに取り替えるのですが、一旦、基板の両面のLEDを外してから吸い取り線で残ったハンダを掃除して、砲弾型LED、再利用の角形赤色LEDの順にハンダ付けしていきます。


電球色LEDに取り替えた後の基板の裏表の写真です。

 
念のために遮光用のウレタン片を突っ込んでおきます。写真は以前の記事の再利用です。


続いて、元の室内灯が電球式なので白色LED式に交換しました。
白色LED室内灯はこちらの記事(TOMIX キハ120形(津山線) 入線・整備)の通りに用意しました。
また、先ほども書きましたがスカートはスノープロウ付に交換しています。


仕上げに、富士川車両工業の福塩線用のステッカーの残りを貼り付けました。行き先は「三次」にしています。
これでしばらく続いたキハ120シリーズの増備が終わりました。と言いつつ、今年の夏前に発売予定の三江線神楽号を予約してしまっているのですが・・・。(^^;
まだまだ散財が続きます。それでは。<(_)>

KATO DD54 中期形 入線

明けましておめでとうございます。
今年初めての記事は昨年末に発売されたKATO 7010-2 DD54 中期形の紹介になります。初期形も導入しようかと思ったのですが、初期形ののっぺりした顔が好きになれずに見送りました。

 
嬉しいことに手摺りやホイッスルは取り付け済みで、付属品はナンバプレートとKATOナックルカプラーのみになっており、あっさりしています。
車番は10 12 19 24の4種類です。メーカーズプレートは三菱重工で、ボディーにモールドされています。


側面から見ると、B-1-Bの車軸配置が目を引きます。また、車体を左右に分ける分割線が目立ちます。(あとで紹介するTOMIX製では分割線に色が入っていません。)

 
1枚目がKATO製、2枚目がTOMIX製(2203)です。
前面の手摺りやライトリムの色が無いだけにTOMIX製の方が淡泊な表現です。


前からの写真をもう1枚です。左がKATO製で、右がTOMIX製です。
TOMIX製に手摺りを付ければ、造形は大差がないかも知れません。


上がTOMIX製で下がKATO製です。
KATO製はホイッスルが別パーツになっています。ファンの網の彫りも深く、その下にある羽根が今にも回り出しそうです。


KATO製のライトの点灯状態です。綺麗な電球色ですが、正直なところ明るすぎます。また、常点灯に非対応なので、前照灯が点灯状態の姿はカプラーに爪楊枝を引っかけて、無理矢理に撮影しています。(^^ゞ
全体的には値段相応の品質だと思いますが、相当古い製品であるTOMIX製も良い線を行っていると再認識することになりました。
それでは。<(_)>

今年もどん兵衛

もうすぐ今年が終わります。

 
何だが昨年も同じ絵面の写真でしたが、今年もどん兵衛を食べています。
「クイズサバイバー」を視ているのも変わりません。
進歩のない1年でした。(^^;

TOMIX キハ120形(関西線) トイレ増設2

先日の記事「TOMIX キハ120形(関西線) トイレ増設」では、窓ガラスを塞ぐためのプラペーパーの切り出しが面倒だったのですが、窓ガラスにそのまま塗装するとどうだろうと思い立ち、実行してみました。


前回はこんな感じです。窓ガラスに銀色に塗ったプラペーパーを貼り付けています。
別にこれがいけないというわけではないです。


窓ガラスパーツを外して以前貼り付けたプラペーパーを除去し、エアブラシで銀色に塗ります。
上段が元の窓、中段は窓1枚を塞いだタイプ、下段は窓2枚を塞いだタイプです。
窓2枚塞いだタイプは後日に使う予定でついでに作っています。


室内灯の光漏れを防ぐために、銀色を塗った窓の裏を黒く塗ります。


実車の塞いだ窓は黒色のゴムで囲われているので、窓の周囲に色入れをします。
今回はPebeoの4ARTIST MAKER 黒 2mmを使いました。エナメル塗料なのではみ出し等の拭き取りが容易です。


枠に色入れをして組み立てると、こんな感じになりました。フラッシュの強い光のせいなのか、写真では塞いだ部分が波打っている感じがしますが、実際はそうでもありません。色はガイアノーツの1000 ステンレスシルバーを使いましたが、もっと明るいシルバーでも良かったかも知れません。なお、窓ガラスに塗った銀色の塗料の食いつきが悪い感じがするので、プライマー処理をした方が良いと思います。
結論として、銀色に塗ったプラペーパーを使った方法では塞ぎ板を寸法通りに切り出すのが面倒で、またどうしても光漏れが防げないので、どのみちエアブラシを引っ張り出すなら、今回のように窓に直接塗装する方法もありかも知れないと思いました。


仕上げに優先座席と客扉用のステッカーを貼りました。
それでは。<(_)>

参考記事:TOMIX キハ120形(関西線) トイレ増設

CASIO EX-ZR800 退院

先週から入院していたCASIOのデジカメのEX-ZR800が退院してきました。
宇都井駅のINAKAイルミに出かけた頃に、フラッシュを発光させるとバシッという音を立てるようになり、その後2・3日で光らなくなったのですが、カシオのホームページで見積もりをすると10,000円くらいで修理ができそうなので、修理をお願いすることにしました。(記念入場券を買いに行ったときはフラッシュを使わないで撮影しています。というか、列車の撮影にフラッシュを使うことはないんですけどね。)

 
修理の受付状況はウェブで確認できるのですが、月曜日に宅配便で発送→火曜日に到着→木曜日に修理完了・決済案内→金曜日にクレジットカードで決済→月曜日に決済記録が消えて修理中に戻る→おなじく月曜日に修理完了・決済記録が復活・出荷案内→火曜日に着荷と、ちょっと不思議な過程を辿りましたが、無事に元気になって帰ってきました。修理中はスマホや予備のカメラで代用していましたが、やっぱり画質が悪いので、概ね1週間くらいで帰って来てくれて嬉しいです。
4年前のデジタルカメラですが、使い易いカメラなので、もうしばらく現役で使っていこうと思っています。
それでは。<(_)>

TOMIX キハ120形(木次線) 入線・整備

TOMIX 92174 JR キハ120形ディーゼルカー(木次線)セットが入線しました。

 
若干の流通在庫もあるようですが入手難には違いなく、中古品での購入です。(この商品を扱っているように見せかけたインターネットの詐欺サイトも見受けられますので、気をつけなければいけませんね。)
ステンレス製の2次車0番台と鋼製の1次車200番台とのセットで0番台がM車になっています。
車番は3と208で、付属品はライトスイッチ用ドライバーが1本です。
トイレ付きでトイレ部分の窓が塞がれたロットになりますが、200番台はボディー自体がトイレ設置仕様になっているために、トイレなしのロットの窓ガラスに銀色を塗ってトイレ付きを表現するという手法が使えません。トイレなしのロットの方が安く出回っているのですが、今回は仕方なくトイレ付きロットを購入しました。


前面の方向幕は「木次」で、ワンマン表示も印刷済みです。
例によってヘッドライトはオレンジ色で、室内灯は電球色です。

 
まず、ヘッドライトを電球色にします。
ライトユニットをばらして、基板の表裏の平形LEDを外します。


表(抵抗器側)に砲弾型の電球色LEDを、裏に元の赤色LEDをハンダ付けします。基板はスルーホール基板ではないので、LEDのリード線で基板の表裏を電気的に連絡しておく必要があります。
詳しくはキハ120の福塩線色を整備したときの記事の通りです。
参考記事:TOMIX キハ120形(福塩線) 入線・整備


次に室内灯を白色LEDにしますが、TORM.製の室内灯ユニットを加工します。
これも以前にキハ120を整備した方法と同じです。
参考記事:TOMIX キハ120形(津山線) 入線・整備


仕上げに富士川車両工業のステッカーを貼ります。
収録内容は、
前面ガラス全体(行き先・ワンマン表示共)
・宍道,備後落合,出雲横田 各2個
行き先(周囲黒枠あり)
・回送 3個
・試運転 4個
・米子,宍道,揖屋,三井野原,木次,備後落合,松江 各7個
行き先(周囲黒枠なし)
・米子,三井野原,揖屋,備後落合,松江,試運転,回送 各4個
・宍道,木次,出雲横田 各6個
その他
・優先座席 9個
・ステップに立たないで下さい。 24個
・指づめ喚起表示(左右) 各42個
です。
実際のところは、行き先を標準の「木次」のままで変更せず、また実車では「指づめ喚起表示」は貼られていないようなので、「優先座席」と「ステップに立たないで下さい。」のステッカーのみを使用しました。

 
こんな感じになりました。客扉窓の「ステップに立たないで下さい。」のステッカーはは幅が広くてドア枠からはみ出すので、両横を切り詰めています。
ところで当社ではキハ120がどんどん増備されていますが、先日TOMIXから三江線神楽号の発売が発表され困っています。ラッピング車まで手を出すと際限がないですし・・・。
それでは。<(_)>

三江線[2]記念入場券

日付が変わり、「ありがとう三江線記念入場券セット」の発売日になりました。
窓口が開いてすぐに発売されると思い込んでいたのですが、昨晩に宿でJR西日本のホームページを見直すと発売が10:30からとあり、朝の福塩線で福山方面に出るプランが破綻してしまったので、急遽予定を変更して三江線で江津駅か浜田駅に行って買う予定にしました。
早朝の三次駅は窓口が開いていませんので、あらかじめ買ってある福塩線の乗車券の乗車変更はどこかの駅でしてもらうことにします。


時間は5:15で、夜明け前の三次駅です。わかりづらいですが、すでに駅の入り口付近に20人以上が並んでいます。おそらく入場券を買う人の列なんでしょう。今回のような限定品のきっぷ類を買うことについては余り経験がないのですが、これが普通なのでしょうか。暖房の効かない宿でHPを削り取られて死亡直前の私にとって、西三次駅からここまで歩いてくるのも大変だったのに、この寒い中を今から5時間以上も並んで待つなんてできません。

 
浜田行きの422D(江津から379D)は5:38発です。5:25位に広島方から入線してきました。編成は昨日乗った427Dと同じです。(キハ120-315 313→浜田)ホームの電光掲示板は江津行きですが、列車の方向幕や案内放送は浜田行きになっていました。
今日から青春18きっぷが使える日なので着席できるか心配していたのですが、ボックス席に座れました。最終的に席に余裕がある状態での発車となりましたが、ボックス席でわざと足を投げ出したり、荷物を置いたりして他の乗客を寄せ付けないようにしている鉄道マニア風の人達が悪目立ちしていました。先日の三江線の車内ではマイクや機材で席を使えなくしている音鉄も見かけましたが、やっぱり鉄道マニアって嫌われるよねと思いました。まぁ、一部の人達なんですが、それが目立つんですよね。

 
外は真っ暗なまま口羽駅に到着です。6:35着7:03発で30分ほど停車します。
駅舎はイルミネーションで飾られていました。駅舎の横では、こんな時間なのに三江線グッズの屋台が出ていました。お疲れ様です。


話が前後しますが、口羽駅に到着するとすぐに反対のホームから浜原始発の三次行き421D(キハ120-314)が発車していきました。単行で車内はガラガラでした。


発車時間近くの7時になるとさすがに明るくなってきました。


宇都井駅です。この駅で10人くらいの人が降りていきました。

 
石見都賀駅付近です。屋根には少し雪が残っています。
そういえば三江線沿線は赤茶色系の屋根の家が多いですね。


沢谷駅付近の写真です。
手前のトンネルを出てすぐは雪国のようでしたが、駅の辺りはそれほどでもなかったです。

 
浜原駅です。江津駅から来た423Dと交換します。車内は混雑しているようには見えませんでした。
編成はキハ120-307 308→三次でした。三次駅で折り返してあの有名な?424D(→426D)になります。

 
ゆっくりと走って先日の謎の15分が印象に残る石見川本駅に到着です。公式ホームページでは午後の窓口閉鎖時間が14:10~15:30と変わりありませんが、現在も15:45に開くのでしょうか。


列車はまだまだゆっくりと走り、再びの鹿賀駅です。ここまで浜原駅から約50分かかりました。クルマだともっと早く移動できるんですけどね。

 
これまでと同じ江の川沿いではあるのですが、田津駅くらいから山間の狭いところを走る感じになります。速度は相変わらずゆっくりです。(1枚目の写真は川戸駅付近の江の川の支流です。)
今回は写真を撮っていませんが、三江線は浜原を過ぎると堤防を突き抜けるために陸閘というゲートを何度かくぐることに気がつきます。おそらく堤防をかさ上げしたからだと思いますが、治水に相当な苦労をしていることが想像できます。

 
江津駅の手前の江津本町駅です。本町という名に似合わない駅っぷりです。
駅を出発して短いトンネルをくぐってみると・・・。


トンネルの向こう側には大きな集落がありました。
江津駅から1.1kmと近いのですが、わざわざ本町という駅を作るくらいに栄えていたことがうかがえます。駅の寂れ方を見ると、集落が衰退したのかクルマ社会になったのかその両方なのか・・・。

 
やっと江津駅に到着です。ここで30分以上も停車します。(9:31着10:08発)
乗客はほぼ全員が降りてしまいました。私も降りて記念入場券をこの駅で買おうか迷いましたが、発売まで1時間近くあるので、このまま浜田駅まで行くことにしました。発車まで時間があるので駅の窓口で乗車券の乗車変更をお願いして、残りの時間で駅構内の写真を撮ることにしました。

 
三江線の列車の向こうに見える0キロポストです。
三江線が廃止になると撤去されてしまうんでしょうね。


山陰本線の駅名標はオレンジですが、三江線の駅名標はスカイブルーで頑張っています。
これも撤去対象なんでしょう。


跨線橋の駅舎側にある案内表示です。石見川本・三次の表示があります。


以前に撮った写真と同じアングルですが、三江線への分岐はホームを出てすぐです。


長時間停車の後に379Dと列車番号を変えて浜田駅に出発しました。
浜田駅まではこれがおまえの本当の実力か!と叫んでしまうくらいにキハ120が疾走します。ww
併走するクルマを追い抜くという、三江線内では考えられない体験ができました。

 
途中の波子駅で、浜田方面から来る交換予定の快速列車が遅れたために、浜田駅には3分遅れでの到着となりました。遅れ時分を入れると三次駅を出て5時間1分の長旅でした。

 
さて、時間は10:40になっており、記念入場券の発売時間を過ぎています。
橋上駅舎に上がると300人位の長蛇の列でした。1人10セットまでの購入制限がありましたが、幼児やバイトを駆使してドカ買いする転売屋とかもいて本当に買えるのか不安になりつつ、1時間以上待って何とか買えました。最終的にお昼過ぎには列も解消し、売り切れにはなっていませんでしたが・・・。それでも、健康上の理由もあって(^^;朝の5時から並ぶよりかはマシだと思いました。あと、JRの人が並んでいる人に使い捨てカイロを配ってくれており恐縮しました。
2枚目の写真は家に帰ってから撮ったものです。台紙は3つ折りになっていて、それぞれの駅に設定されている神楽のイラストが描かれたきっぷを収める凹みが有り、これに入場券を差し込んでいきます。入場券にはキハ120のイラストが背景に描かれています。個人的には無地にしてくれた方が好みでした。

 
目的のモノが買えたので、駅スタンプを押してから浜田駅を見て回りました。
写真はそれぞれ益田方と米子方です。
ブルートレインに憧れを抱いていた世代なので、浜田駅というと寝台特急「出雲」がすぐに思い浮かびます。
寝台特急の終着駅になっていたくらいなのでもっと大きな駅を勝手にイメージしていたのですが、単純な2面3線の駅でした。Wikipediaによると駅の北側の医療センターは貨物駅の跡地と言うことなので、昔はもっと大きな構内だったようです。米子方の遠くに見えるのは浜田鉄道部の車両基地でしょうか。

 
浜田駅の駅舎と駅前広場の時計台です。12時になると時計台の人形が神楽を披露していました。

 
記念入場券の購入に時間がかかってしまって予定していた大阪行きの高速バスに乗れなかったので、広島駅経由で帰ることにします。広島駅行きの高速バスは駅前から毎時1本が出ています。浜田駅からは数人が乗車し、途中のバス停からも何人かが乗ってきましたが、それでもガラガラでした。混むときはかなり混雑する路線らしいのですが。ちなみに座席は自由席で、きっぷは浜田駅内のセブンイレブンやみどりの窓口で買えますし、降りるときに現金で払っても構いません。ICカードを使っている人もいましたが、何のカードに対応しているのか分かりませんでした。
写真は途中の県境のパーキングエリアで撮りました。さすがに雪がかなり残っています。


広島バスセンターから広島駅新幹線口までの交通渋滞(これも恒例かな?)で10分ほど遅れて到着しました。(というより道が空いていたにもかかわらず、途中の高速道のバス停の出発時間からしてちょっとずつ遅れていたのですが。)広島バスセンターの前に新白鳥駅の側を通るので、そこで降ろしてくれたら渋滞が回避できて便利なんですけどね。

 
おみやげは再びしまねっこになりましたが、ゆずっこなるモノも見つけました。
ただし、ゆずっこは商品名のようで、ラベルのキャラクターは空runちゃんとゆずきちゃんというみたいです。
これで今回の外出記録は終わりです。これを最後に今年度は遠出をせずに冬眠するつもりです。
それでは。<(_)>
2017年12月10日 | カテゴリー : 外出, 旅行 | 投稿者 : 管理人