(4日目その1/2へもどる) 利尻島の鴛泊港に到着しました。 乗ってきた船は鴛泊港経由稚内港行きです。 まもなく稚内港に向けて出港します。 観光バス(利尻Bコース)に乗りました。今回は2階建てバスでは無く、座席も半分~2/3くらいが埋まっていましたが、満員という感じでは無かったです。バスは利尻島の北側の鴛泊港を起点に時計回りに周回します。 写真は最初のスポットの野塚展望台です。(車窓見学ですが。) 1848年にアメリカ人のラナルド・マクドナルドという人が日本に密航して辿り着いた場所と言うことです。 日本で最初の英会話の先生ということで、その後の日本の歴史に間接的ですが1枚噛むことになります。 バスは最初の下車地のオタトマリ沼に着きました。 白い恋人のパッケージの利尻富士はこの辺りから見たものだとか。 こんな天気なので、残念ながら利尻富士は見えませんでしたが。 逆さ富士も見えるという沼には、水鳥がたくさん居ました。 せっかくなので、はまなすとくまざさのミックスでソフトクリームを食べました。 くまざさの方は抹茶味ぽかったです。 バスは少し走って仙法志御崎公園に到着です。 海岸のいけすには何故かアザラシがいます。 えさも売っていますので、えさやりも出来ます。 割りたてのウニも食べられます。新鮮さという点ではこれ以上はありません。 ムラサキウニとバフンウニがありましたが、バフンウニを食べました。 1個1,000円でした。ウニ1個につき5切れ入っているそうです。 仙法志御崎からバスは北進して沓形岬に向かいます。 途中、車窓から寝熊の岩と人面岩が見えました。 最後の下車観光地の沓形岬です。向こうに礼文島が見えます。 岬で見かけた花たちです。 花と言えば礼文島が思い浮かびますが、利尻島でも花が見られます。 フェリーターミナルに戻ってきました。 17:35発の稚内行きのフェリーに乗って帰ります。 名残惜しいですが鴛泊港を後にします。 利尻富士は最後までこんな感じでした。 ちなみにフェリーの船内はこれまでと違って比較的空いており、ゆったりと出来ました。 稚内港に到着しました。 19時を回っていますので、そろそろ暗くなる時刻です。 稚内駅に向かって歩いています。 開基百年記念塔が緑色にライトアップされています。昨日のバスガイドさんの話では昆布色だそうです。 稚内駅です。 20:11発の4332D幌延行きに乗ります。本日の上りの終列車になります。 4332Dは昨日乗った4330Dのキハ54-513でした。 発車前の少し前まで、他の乗客はいませんでした。 結局、出発時には私を含めて乗客が2名で、2名とも次の南稚内駅で下車しました。 南稚内駅で4332Dを見送ります。 マップにはないですが、再びこの駅から昨日のマクドナルドまで歩いて行きます。 稚内駅横のバスターミナルです。 ここから23:00発の夜行バスに乗って札幌に向かいます。 マクドナルドからは路線バスの最終便で発車時刻より1時間ほど早くこちらに戻ってきましたが、マクドナルドの近くにバスの営業所があり夜行バスはそこも経由するので、次回があるならそちらから乗ろうと思います。 (5日目その1/3へすすむ)
北海道’18.6 4日目 礼文島・利尻島編 1/2
(3日目その2/2へもどる) 朝の5時過ぎです。 徒歩でフェリーターミナルを目指します。 南稚内駅北側の踏切で撮った南稚内駅に出区するキハ54-511です。 稚内駅に回送される列車ですが、車庫から出たあと南稚内駅で折り返して送り込まれるようです。 少し歩くと跨線橋がありました。渡ってみます。 跨線橋から見た南稚内方と稚内方の写真です。 南稚内駅の向こうの方に車庫がみえますが、稚内駅の方にも大きめの車庫があります。 稚内駅に向かう、先ほどのキハ54-511です。 (列車番号は回4323Dでしょうか。未確認です。) 稚内駅5:20発の4324D名寄行きに充てられます。 さて、フェリーターミナルに向かいます。 遠くに見えるのがフェリーターミナルです。 道すがら、こんなものを見つけました。 ご当地キャラでしょうか。 やっと着きました。時間は5:30です。南稚内駅から徒歩で30分くらいでしょうか。 乗船予定の礼文島の香深港行きは6:20発です。 この時間でもターミナル内にはそれなりに人が居ましたが、6:00を過ぎると団体さんの到着で混雑するようになりました。ちなみに殆どがお年寄りです。 乗船直前の写真です。船室は満員状態でした。 出港しました。北防波堤ドームです。 稚内は風車が多い街です。とあるなんとかの学園都市を思い出しました。(^^ゞ 防波堤ドームの海側と開基百年記念塔です。 塔は夜にライトアップされるらしいですが、夕べは見忘れました。 とにかく揺れがひどかったです。船酔いはしませんでしたが。 左手に利尻島(1枚目)、右手に礼文島(2枚目)が見えてきました。 利尻富士は残念ながら見えませんでした。 礼文島に上陸し、観光バス(礼文Aコース)に乗りました。2階建てバスが満員でした。 最初は北進して澄海(すかい)岬に到着しました。本日、この時間だけ奇跡的に晴れました。 絶景です。 入り江の水が青く澄んでいます。 いろいろな花が見られます。花好きな人にはたまらない島ですね。 礼文島の北の端のスコトン岬に来ましたが、また曇ってきました。 本当にあちこちに花が咲いています。 昆布ソフトクリームです。 昆布!という感じではありませんでした。けどおいしかったです。 スコトン岬のトイレです。宗谷岬に続いて北から2番目の公衆トイレかな。 今度は島の南側に向かって進みます。 車窓からですが久種湖(くしゅこ)です。最北の湖です。 島の南北を結ぶ道路は東海岸だけですが、香深港のあたりから西海岸に出ることが出来ます。 トンネルをくぐると桃台猫台展望台に着きました。 桃岩と猫岩です。 地蔵岩です。かなりの高倍率で撮影しています。近くまで行くと、解説ボードの写真のように背面に隙間がある自立した岩であることを確認できるらしいのですが、付近の落石の影響で長らく近づけないらしいです。 岩の縁の黄色い部分はコケで、後光が差したように見えるので地蔵岩と言われるそうです。 最後の立ち寄り地は北のカナリアパークです。 晴れていたら向こうに利尻富士が綺麗に見えたはずです。残念。 スリッパには麗端小学校岬分校とあります。 ここは「北のカナリアたち」という映画のロケ地だったそうです。 吉永小百合さんでした。 ロケのために建てた架空の小学校ですが、校舎の中のものは廃校になった学校から持ってきたということです。ガイドさんの描いた絵も飾られているらしいです。 香深港に帰ってきました。次はフェリーで利尻島の鴛泊港まで行きますが、出港が13:20で1時間ほどあったので土産物屋をぶらぶらしました。 13:00頃の乗り場前の状況です。相変わらずお年寄りでごった返しています。 そのうちフェリーがやって来ました。 船室は満員状態で出港です。 船内では寝転ぶなとアナウンスが入るのですが、無視して寝ているお年寄りもいます。困ったものです。(耳が遠いのか?) たいていのお年寄りは足を伸ばすくらいで、普通にしており、さらに悪目立ちしています。 利尻島が近づいてきましたが、相変わらずの天気です。 (4日目その2/2へすすむ)
北海道’18.6 3日目 名寄・稚内編 2/2
(3日目その1/2へもどる) 名寄駅から約3時間で稚内駅に着きました。 対向列車の遅れで少し遅れて到着しています。 折り返しは64Dサロベツ4号になります。 ホームの旭川方と車止めを撮った写真です。夕張駅と同じく1面1線の棒線駅です。 稚内駅の時刻表です。 普通列車は出発が1日4本、到着が1日3本で、地域の交通手段としては崩壊している感じです。 この路線は1日3往復の特急が最後の頼みの綱ですね。 車止めは駅舎の外にもあります。以前はここが本当の車止めの場所だったのでしょう。 大昔はこの先に見える北防波堤ドームの駅まで線路が延びていたそうです。 稚内駅の駅舎です。私の昔の記憶とは大きく違っています。 有名な北防波堤ドームまで歩いてもそれほど時間は掛かりません。 設計は道庁の無名の技師さんということですが、なかなか素敵な建築物です。 昔はここに駅が有り、樺太行きの船が出ていたらしいです。 後で行く予定の山の上にある稚内市北方記念館で、当時の写真を見ることが出来ます。 以前は蒸気機関車が展示されていたようですが、今は動輪だけです。 さすがに場所が悪いですね。(潮風が・・・。) このあと、稚内駅前ターミナルから観光バスに乗りました。 稚内Bコースです。乗車率は1/3くらいでしょうか。 再び防波堤ドームにやって来ましたが、車窓見学の予定が下車観光になってます。 続いて開基百年記念塔内の稚内市北方記念館を見て回り、塔の展望室に上がりました。 写真は稚内駅と宗谷岬方向です。 次はその宗谷岬まで行きます。 最北端の宗谷岬にやって来ました。 風が強いし寒いです。 強風のため、向こう岸の利尻空港は本日のフライトがキャンセルになったらしいです。 最北端の公衆トイレ? 寒いはずです。お土産屋の温度計は11.0℃です。 コートが欲しいくらいです。 最後にノシャップ岬に戻ってきました。 ここに来るのにノシャップ岬の東海岸を通ってきましたが、普通に鹿が道沿いに群れていたのには驚きました。農作物の被害とかがひどそうです。 稚内駅に戻ってきました。 ツアーが予定より早く終わったので、18:04発の4330D名寄行きに間に合いました。 写真は南稚内からの回送列車(回4327D?)です。これが4330Dになります。 キハ54-513でした。 稚内駅に着いたときに撮り忘れた車止め方向の写真です。 現時点の最北端の線路です。 発車して3分でお隣の南稚内駅に到着しました。 ここで4330Dとお別れです。 乗務員さんが交代したようで、お向かいのホームに渡って撮影する時間がありました。 旭川方と稚内方です。稚内方面に車庫があるのですが、カーブの先なので見えません。 みどりの窓口がある駅ですが、残念ながら営業時間外でした。 ただし窓口の案内には、石見川本駅のように手書きでコソッと書き直した跡はありません。 宿はこの駅の近くなのですが、さらに南に30分ほど歩きます。 国道40線沿いになりますが、最北のマクドナルドがあります。 バスで行くなら、最寄りのバス停は潮見3丁目です。 今日の晩ご飯はマクドナルドにしましょう。 明日は海を渡ります。 (4日目その1/2へすすむ)
北海道’18.6 3日目 名寄・稚内編 1/2
(2日目その3/3へもどる) 3日目になりました。世の中的には日曜日です。 朝の旭川駅です。雨は止みました。 5:40です。稚内方面への6:03発の始発列車321Dに乗ります。 列車はすでに入線していました。 列車は2両編成で、先頭のキハ54が稚内行きで、後ろのキハ40が名寄止まりとなります。 旭川駅を出て何駅か停まると比布駅です。駅舎が昔よりグレードアップしています。 一昔前にとある製品のCMで有名になった駅です。 車窓は大体こんな感じですが、途中の塩狩峠は山の中といった感じです。 塩狩駅で行き違いです。 途中の士別駅は珍しくハイグレードな駅でした。名寄駅までもう一息です。 名寄駅手前の車窓から見えるキマロキ編成です。 名寄駅で降りてこれを見に行きます。 名寄駅に7:46着です。321Dはここで分割され、4323Dとなります。 ちなみに4323Dは、幌延駅で4325Dと再び列車番号が変わります。 名寄駅の駅舎です。 キマロキ編成は北国博物館の屋外展示となりますので、そちらに向かいます。 旭川駅の方に向かって歩いて行くと途中に跨線橋がありました。 寄り道をしてその上から撮った名寄駅です。 昔は名寄本線と深名線が乗り入れていたのですが、廃線になってしまいました。 深名線は好きな路線だったので廃線は残念でした。(大赤字路線でしたが・・・。) こちらは旭川方を見た写真です。 右の線路は宗谷本線ですが、左の車止めの先は昔の名寄本線でしょうか。 北国博物館に行く途中で踏切を渡りますが、踏切の道路標識が電車でした。 何だか違和感があります。 寄り道をしなければ名寄駅から15分くらい歩くと到着です。 看板を避けてもう1枚。 キマロキ編成は旧名寄本線の線路上で無料開放されています。 前から59601です。 マックレー車(掻き寄せ車)のキ911です。 ロータリー除雪車のキ604です。 後補機のD51 398です。 しんがりはヨ4456です。ということは、正確にはキマロキでは無くキマロキヨというのかな。 とりあえずこんな綺麗な状態で残っていることが奇跡ですね。ありがたいことです。 北国博物館の開館の9:00までキマロキ編成を撮影し、名寄駅発の列車の時間との関係で館内は35分くらいで見て回りました。内容は北海道やこの付近の風土や歴史の解説・展示になりますが、1時間以上は欲しかったです。 名寄の年間の寒暖差が78℃というのは驚きでした。 キマロキ編成付近から帰り際に撮った62Dサロベツ2号です。 北国博物館は宗谷本線のすぐ側です。 名寄駅に戻って札幌駅から来た51D特急宗谷で稚内に向かいます。 編成は、稚内1号車←キロハ261-202 キハ260-202 キハ260-102 キハ261-102でした。 車内はほぼ満席のようです。 途中の車窓はこんな感じだったり、林の中だったり、変化が無くちょっと飽きました。 ここまで名寄駅から2時間足らず。稚内駅に近い豊富駅です。 石油くさい温泉で有名な豊富温泉があります。かつて入浴と宿泊のために訪れたことがあります。 あと40分で稚内駅に到着です。 (3日目その2/2へすすむ)
北海道’18.6 2日目 札沼線・美瑛編 3/3
(2日目その2/3へもどる) 観光バスで美瑛の丘巡りをします。 駅に着くまでレンタサイクルで回るつもりでしたが、電動自転車だと結構な料金になりますし、ガイドさんの話を聞けるなら2,000円は安いかなと思い観光バスに変更しました。 申し込んだのは、美遊バスの13:40発の花畑・丘巡りコースです。 美瑛駅の斜め向かいの四季の情報館で申し込みました。 出発も四季の情報館の前からです。バスは2台運行でほぼ満席でした。 はじめに北西の丘展望公園で下車観光です。 公園内の花は、時期が早かったのかあまり咲いていませんでした。 お昼ご飯代わりに茹でアスパラを買って食べました。 車窓から親子の木が見えます。 丘の続くこの美瑛の景色が好きです。 1枚目がセブンスターの木です。下車観光です。 こちらも車窓から、ケントメリーの木です。 最後の立ち寄り地のぜるぶの丘です。 パンフレットではお花畑的に見えますが、こちらも少し季節が早かったようです。 ここではラベンダーのソフトクリームを食べました。 四季の情報館に戻って、15:30発の青い池・花畑午後コースに乗り換えています。 このコースは事前に予約していました。こちらは1台運行でほぼ満席でした。 写真は白銀青い池ですが、普段はもう少し青いらしいです。ガイドさんは今がちょうど雪解け水が多い時期で、青色が薄くなると言ってました。 次は四季彩の丘です。ここではそこそこの花が見られました。 残念ながら雨が降り始めましたが、小降りだったので助かりました。 お土産も沢山売っていましたが、まだ2日目なので結局のところ見るだけでした。 このあと新栄の丘展望公園という所を通りますが車窓観光でさっと通り過ぎてしまい、写真は撮れていません。夕焼けの景色は日本一と言うことです。 美瑛駅に戻ってきました。雨が降っています。だんだん強く降ってきました。 富良野駅から来る18:39発の738D旭川行きに乗ります。 美瑛駅から乗るお客さんが結構いましたが、何とか座れました。 編成は、旭川←キハ150-9 キハ150-5でした。 旭川駅に到着です。 雨の旭川駅です。今夜は駅に近いホテルに泊まります。 明日は旭川駅から北上します。 (3日目その1/2へすすむ)
北海道’18.6 2日目 札沼線・美瑛編 2/3
(2日目その1/3へもどる) 滝川駅10:12発の7041D特急フラノラベンダーエクスプレス3号に乗っています。 滝川駅を出発したところです。息切れして死にかけています。 新十津川から乗ったバスは滝川駅に10:07着の予定でしたが、お客さんが多いわけでも道路が渋滞しているわけでもないのにナチュラルに遅れて走ります。結局、列車の発車1分前に到着して猛ダッシュをすることに・・・。本当にめっちゃ走りました。 かなり無茶な乗り継ぎ計画だったと反省しています。 終着の富良野までは55分間の乗車です。 列車は滝川-富良野間で唯一の停車駅の芦別駅に入線します。 カナディアンワールド公園がある駅です。と言っても車で20分も掛かるそうで、最寄り駅と言って良いレベルなのかわかりません。カナディアンワールド時代に行ったことがありますが、経営不振のため縮小され市営公園化されているとのこと。赤毛のアンが好きなので残念です。 写真に写っている列車は9628D金山発滝川行きです。キハ40-1747でした。 芦別駅から30分足らずで終着の富良野駅です。 乗車した先頭の5号車のキハ183-5202です。先頭車はホームの端に停まるので写真が・・・。 このあと、同じ乗り場にノロッコ号がやって来るので、早めにお隣の留置線に転線してしまいます。 他にも駅構内には普通列車等が停まっていて、写真を撮っているうちに11:31着のノロッコ号がやって来ました。旭川駅から来た9431レ富良野・美瑛ノロッコ1号です。 折り返して美瑛駅行きの9432レ富良野・美瑛ノロッコ2号になります。次はこれに乗車します。 編成は旭川←DE15-1534 オハテフ510-51 オハテフ510-2 オクハテ510-2で、オハテフとかオクハテという聞き慣れない形式名が付けられています。旭川方から1・2・3号車で、1号車が指定席車です。 反対のホームには先発する730D旭川行きが停まっています。 編成は旭川←キハ150-6 キハ150-7でした。 側線に留置されていたキハ40-1788です。 富良野駅です。 本当はラベンダーエクスプレス号の到着からノロッコ号の発車まで付近を散策する予定でしたが、列車の写真を撮っているうちに時間が無くなってしまいました。(^^; ノロッコ号は定刻の12:02に富良野駅を出発しました。 結構な速度で走ります。春に乗った奥出雲おろち号よりは速く感じました。 ラベンダー畑駅に到着しました。 夏季限定(今年は6月9日から9月24日)の臨時駅です。 旭川方と富良野方です。 簡易な造りになっており、時期が過ぎると撤収されるようです。 指定席車に乗車したところアジア系の旅行者で満員でしたが、ラベンダー畑駅を過ぎると日本人客の4人だけになってしまいました。後ろの自由席車にはそこそこ乗客がいましたが。 美瑛駅に近づくにつれ、地形がそれらしくなってきます。 50分ほどで美瑛駅に到着しました。(12:50着です。) 美瑛駅です。美瑛軟石による石造りの駅舎です。日本の駅100選に選ばれています。 午後はここを拠点に観光をします。 (2日目その3/3へすすむ)
北海道’18.6 2日目 札沼線・美瑛編 1/3
(1日目その3/3へもどる) 北海道の朝は早いです。夏至に近いこの時期だと4時前に日が出ます。 早めに宿を出て、札幌の市街地を散策します。 南1西5の交差点です。時刻は5時過ぎです。市電の始発は1時間も後です。 大通公園の先にテレビ塔が見えます。 大通公園ではガーデニングコンテストが開かれており、色取り取りの草花が目を楽しませてくれます。 中には、これから訪問する新十津川駅をモチーフにした作品もありました。 残念ながら時計台は工事中でした。 道庁です。窓の上の赤い星が特徴的ですね。 札幌駅に着きました。 531M石狩当別行きです。6:21発です。この駅が始発となります。 石狩当別←F-1編成+F-13編成の6両編成でした。 それなりに座席は埋まっていますが、終点までには殆どの人が降りてしまいました。 いきなり写真が飛びますが、石狩当別駅で隣に停まっていた列車に乗り込みました。 新十津川行きだと思っていたのですが、5423Dの浦臼行きでした。本当にうっかりさんです。 慌てて調べると新十津川行きはこの後の列車のようですが、すでに列車も動き出してしまっており、仕方ないのでこのまま浦臼駅まで乗車することにします。 列車はキハ40-401の単行運転でした。 こんな感じの田園風景が続きます。 石狩月形駅です。駅員さんの姿が見えたので有人駅だと思います。 あいの里教育大駅から新十津川までの単線区間では唯一の交換可能駅になります。 札沼線の非電化区間は、大抵こんな感じで整備された道路が併走します。おまけに石狩当別駅を出たときはボックス席に2人づつくらいの混雑度でしたが、浦臼駅では全員で5~6人までに減っていました。また、札幌駅方面に行きたければ石狩川を渡れば函館本線が近いので、そのようなバス路線を整備すれば、残念ながら札沼線の非電化区間は不要に思えます。 定刻の8:00に終点の浦臼駅に到着しました。後続の新十津川行きは9:06になります。 この列車は、折り返して8:08発の5424D石狩当別行きになります。 新十津川行きが追っかけてきているので、交換可能な石狩月形駅まで戻らないといけません。 駅舎はおしゃれな感じです。2枚目は中からホーム方向を見た写真です。 中から出口側を見た写真です。内部だけなら三江線の香淀駅を思い出しました。 駅としての部分は建物の左側の一部となります。全体では立派な建築物です。地域のコミュニティーセンター的な位置づけでしょうか。 新十津川方面には本当に1日1本しか走っていません。 ちょっと悲しげなポスターです。 駅前を歩いてみましたがめぼしいものも無く、1時間後に5425D新十津川行きがやってきました。 新十津川駅への始発でもあり終発でもあります。車両はキハ40-819でした。 車内はお名残り乗車で混雑しています。 20分ほどで新十津川駅に着きますので、座れなくても苦になりませんでした。 車止め方と桑園方です。 お出向かいのかわいらしい踊り子さんたちです。幼稚園くらいの年齢でしょうか。 10時ちょうどに1本だけですね。浦臼からは260円でした。 駅ではここぞとばかりにグッズを販売していましたが、ご当地入場券と台紙を買いました。 5分ほど歩いて、新十津川役場バス停からバスに乗って滝川駅に向かいます。 お仲間は数人でした。5425Dの残りの乗客はこの後のバスか折り返し乗車になると思われますが、昨日の夕張駅と同じなら、殆どが折り返し乗車なんでしょう。 (2日目その2/3へすすむ)
北海道’18.6 1日目 夕張編 3/3
(1日目その2/3へもどる) 石炭博物館からバスに乗って夕張駅にやって来ました。 レースイリゾート前というバス停で降ります。夕張駅前というバス停は存在しません。 すぐそばにかわいらしい駅舎があります。 1990年にこの場所に移転されたようで、私の記憶とは場所も形も違います。 ホームが見えるのでそちらに行ってみます。 待合室は駅舎の一部分です。残りのスペースは喫茶店と売店跡のようです。 ドアを開けるとホームが少し先にあります。 新夕張方です。 車止め方と駅名標です。確かに終点の駅です。 次の16:31発の列車に乗りたいのですが、40分以上も時間があります。 予定を変更して、線路沿いの道を歩いてお昼に行けなかった鹿ノ谷駅に行きます。 少し歩くと写真の「鹿ノ谷」の標識が見えるのですが、ここからが遠かったです。 途中に「ファッション踏切」という踏切がありました。 この場所に似つかわしくない名前のように感じますが、昔はかなり栄えた街ですので、何か歴史がありそうです。(ググってみると近くに洋裁学校があったらしいです。) ファッション踏切から線路を離れてしばらく歩きます。 途中に鹿の谷浴場と書かれた閉鎖された建物がありました。公衆浴場だったのでしょうか。 昔は夜行列車に泊まって道内の色んな街の銭湯を巡ったことを、ふと思い出しました。 やっと鹿ノ谷駅に着きました。 駅舎内は殺風景です。 16:20発の2631Dで夕張駅に戻ることにします。夕張駅まで170円です。 スマホで調べると夕張駅には16:23に到着予定です。折り返しの2632Dは夕張駅16:31発ですから、8分で折り返すことになります。 駅舎と駅名標です。 それぞれ新夕張方と夕張方の写真です。 すぐに夕張行きが入線してきました。こちらに来るときに乗ったキハ40-358でした。 座席は半分以上が埋まっている感じでした。 (写真の頭が切れてる。orz) 夕張駅で1度下車して、エンド交換後の乗車待ちをしています。 殆どが折り返し乗車の乗客のようで、1名だけが先にホームで待っていました。 混雑のせいか、折り返しの16:31発の2632D千歳行きは5分ほど遅れての出発になりました。 あと、夕張支線は乗車券類の全回収をしているのですが、なんで無効印を持っていなんだ等々、エンド交換を待っている間の鉄道マニアの文句がうるさかったです。勘弁して欲しい・・・。 新夕張駅に着きました。定刻より遅れての到着ですが、それでも発車時刻まで10分以上停車します。 2面4線の駅で佇まいも立派な駅舎です。 外には懐かしい紅葉山の駅名標がありました。新夕張駅は1981年に紅葉山駅から駅名が変更されました。 ちなみに追分方の滝ノ上駅との間に十三里駅がありましたが、2016年3月26日に信号場になっています。 2632Dとは南千歳駅でお別れです。この駅から快速エアポートで札幌駅に向かいます。 札幌駅に着きました。乗車したのは5953M 快速エアポート185号 小樽行きでした。 編成は小樽←F-3202+F-3102でした。 今夜はすすきののカプセルホテルに泊まります。 (2日目その1/3へすすむ)
北海道’18.6 1日目 夕張編 2/3
(1日目その1/3へもどる) 夕鉄本社ターミナルからバスに乗って「夕張市石炭博物館」に向かいます。 バスの車中から撮った鹿ノ沢駅です。 道の奥の方に駅舎が半分だけ写っています。 15分位で社光バス停に着きました。 バスの運転士さんによると、「石炭博物館」は更にこの先だそうです。 バスの運転士さんの言葉を信じて"この先"に行ってみます。 向こうにノボリのようなものが見えるので、とりあえずそっちの方に歩きます。 一応、案内表示らしきものがあります。 案内に従って階段を降ります。 階段を降りると足下が怪しそうな広場のようなところに出ました。コンクリートブロックの案内表示がここを歩けと言っているのですが、そのブロックが壊れており本当に信じて良いのか不安になります。 どうやら夕張市は公共交通機関の利用者は大事にしていないようで、そのうち鉄道だけでなく、バスも無くなるような気がします。(^^; 仕方が無いので、割れたコンクリートブロックの矢印に従って、足下に注意しながら広場を突っ切って歩きますが、広場を出たところで道が左右に分かれています。 右の道はトラ棒で通行止め表示がしてあるので左の道に行こうとしたのですが、右の道に立て看板があることに気がつきました。 危なく道を外れるところでした。 もう少しわかりやすくならないものでしょうか。 ちなみにこの道の上に架かる橋は跨線橋だったそうで、今歩いている道が昔の線路ということになります。 安っぽくて、いまいち信頼して良いのかわからない案内表示に疑心暗鬼になりながらひたすら進みます。 少し進むと左手が開けてきて、森の中に石炭の歴史村と書かれた何かが見えてきました。 何の「順路」かわかりませんが、とりあえず道は外れていないようです。 ・・・、着きました。(^^; 10分位だと思いますが、とても長く感じました。 しかし、外から見ると何か思っていたよりもショボい建物です。入館料が大人1,080円であることは事前に調べていましたが、建物規模の割に入館料が高いように感じて、ちょっとイヤな予感がしました。 内容は石炭の採掘に関する歴史の紹介や機材類の展示と、本物の坑道や石炭層の見学になります。 最初にイヤな予感がすると書いてしまいましたが、スミマセン、土下座をして謝ります。とても面白かったです。これだけの内容の施設だと1,080円は安いかもしれません。 今回は1時間足らずの見学時間でしたが、あと30分は時間が欲しかったです。 博物館出口は入口から離れた駐車場付近になります。 バス停に行くためには博物館入口付近に戻らないといけませんが、坑道に入るために途中でエレベーターを使って下降してきているので、階段を上って戻る必要があります。 今度はさすがにバス停まですんなりと戻れました。現在の時刻は15:15です。 博物館を見学して満足していたのですが、バスの出発待ちの車内で運転士さんから、現在は全く面影がないけど山の上まで家が立ち並んでいたとか、山にある木は坑道の支えに使うために松が植林されたとか、ここの石炭は火力が強すぎてストーブが壊れるので屑炭を混ぜて使ったとか、さらに面白いお話を伺い、お腹一杯状態になりました。 次はバスに乗って夕張駅に向かいます。 (1日目その3/3へすすむ)
北海道’18.6 1日目 夕張編 1/3
久々に北海道に来ています。今回は5日間の予定です。 1日目は新千歳空港に着いた後、千歳駅からのスタートです。 千歳駅までは3865M快速エアポート101号で、小樽側からB-3204+B-3104編成でした。 今日は夕張に行きます。石勝線夕張支線の来春の廃止が決まったと言うことで、せっかくこの時期に北海道に来たのだし行ってみることにしました。 千歳駅から10:38発の2629D夕張行きに乗ります。キハ40-358の単行運用です。 途中の追分駅で撮ってみたキハ40-358です。 沿線はこんな感じで北海道だなぁと思います。 ちょくちょく長時間停車をするので、なかなか前に進みません。 写真は川端駅です。駅名標の隣の駅名の部分に上貼りした跡がありますが、元々は追分駅との間に東追分駅がありました。しかし、2016年3月26日に信号場になっています。 川端駅の駅舎の内部です。ストーブの撤去跡があります。 途中にあれだけ停まっておいて夕張支線の起点となる新夕張駅はあっさりと発車し、写真は支線に入って1つ目の駅の沼ノ沢駅です。 2つ目は南清水沢駅です。 沿線はこのような感じですが、車窓から見える範囲で家屋が点在しており秘境という感じはしないです。後からわかったのですが、夕張支線は清水沢駅-鹿ノ谷駅間だけが山の中を通るという感じがします。 清水沢駅で千歳駅から乗車してきた2629Dとお別れをします。 それぞれ夕張方と新夕張方です。 ホームから駅舎まで少し離れています。大きな貨物ヤードがあったのでしょうか。 (追記:1987年までこの駅から分岐する私鉄線があったとのこと。(Wikiより。)) 駅舎の遠景です。 写真を撮っているうちに社光(しゃこう)行きのバスが来たので慌てて乗りました。 清水沢駅前バス停から10分位の黄色いハンカチロケ地前バス停で下車します。 来年廃止される夕張支線ですが、夕張駅から南清水沢駅の間はそれなりにバスの本数があります。これでは1日5往復の鉄道ではかないません。廃止に伴いバスダイヤも見直されるでしょうし、夕張支線が廃止になってもあまり困らないかもしれません。問題は鉄道より高いバス運賃ですが・・・。 目的地は「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」です。すぐに坂をのぼりつつ踏切を渡ります。 踏切から見た夕張方と新夕張方です。北海道らしく真っ直ぐな線路が延びています。 今回はこのまま「想い出ひろば」に出発してしまったのですが、少し待てば2629Dの折り返しの2628Dが撮影できたのに迂闊でした。 「想い出ひろば」までは案内表示があるので道に迷うことはありませんが、ちょっとした山登り的な坂道になっています。 施設の前はお花畑でした。 少し施設の中に入って振り返って見た写真です。 左の黄色い小屋が券売所です。お年寄りやJAFの会員には割引があるみたいです。 右の建物は売店&カフェです。それほど品数はなかったのですが、今回は「たんどら」というどら焼きを買いました。 奥の建物が展示場です。 閑古鳥が鳴いているわけではなくパラパラとお客さんが来ていました。年配の方ばかりですが。 主な内容は映画「幸福の黄色いハンカチ」の解説とそれにまつわる展示です。 所要時間は30分ぐらいで、本当にじっくり見ても1時間は掛からない位です。 ちなみに映画の主演は高倉建さんで、倍賞千恵子さんや桃井かおりさん、武田鉄矢さんらが出演されています。寅さん役じゃない渥美清さんも観られます。ベタな展開の映画ですが、私は好きです。 次の社光行きのバスを鹿の谷駅前のバス停で捕まえようと「想い出ひろば」から歩き出したのですが、途中の郵便局でお金を引き出そうと入ったところ、ATMの操作に困っているおばあさんがいたので操作方法を教えてあげたりして時間が無くなり、写真の夕鉄本社ターミナルまでしか歩けませんでした。 お金やモノを操作パネルの上に積み上げるとパネルが反応しなくなるとおばあさんに何回教えても、次の操作の度に積み上げてしまい、「アレ?アレ?」と言って何度も同じところをタッチし続けてなかなか操作が進まないんですよね。さすがに全部代わりに操作してあげるのも気が引けますし、こちらも困ってしまいました。 少し時間があるので、待合室で「たんどら」を食べます。 「たんどら」って、「石炭みたいなどら焼き」の略称でしょうか。 割ってみると餡とクリームがサンドされていました。 普通のどら焼きよりもおいしいと思いました。 建物の裏表にバスの発着場がありますが、社光行きは道路側の1番乗り場になります。 次は社光バス停で降りて「夕張市石炭博物館」に行きます。 (1日目その2/3へすすむ)