TOMIX 583系 室内表現シート他貼付

TOMIX 583系(クハネ581)と583系(クハネ583)にN小屋さんの室内表現シートと寝台・カーテンパーツを貼り付けてみました。
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寝台での運用を考えていますので、使ったのは室内表現シートのNO.10133と、寝台・カーテンパーツのNO.10257,NO.10258を各々2組です。
室内表現シートについては説明書きに12両分とありますが、およそ11両分しか収録されていませんので注意が必要です。13両編成ですとサロ・サシを抜いて11両ですので、予備がほとんどないということになります。

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まず、切り出しと貼り付けに使った道具の紹介です。一般的なデザインナイフと細い平刃(写真は2mmの平刃)、それと先の細いバニッシャーです。撮り忘れましたが金尺も使いました。

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それでは作業を開始します。
室内表現シートから施工します。切り出す前に裏に両面テープを貼っていきます。

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次にパーツの切り出しです。基本的にはデザインナイフで切り出しますが、座席のモールドに当たる部分は細い平刃で押し切って除去します。大まかには黒く塗りつぶしてくれていますが、座席の区画によっては車両側に余計な出っ張りのモールドがあったりしますので、現物合わせで切り込んでいきます。特に動力車は背もたれパーツに大幅な切り込みが必要です。

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座席パーツを貼った写真です。背もたれ→ベッドの順に貼りました。寝台・カーテンパーツを貼る関係で、背もたれパーツは背もたれのモールドよりも出っ張らないように注意します。多少寸法が合わないところは再度切り込んだり、バニッシャーで無理矢理押し込んだりしています。バニッシャーのかわりに爪楊枝等を使う場合は、気をつけて作業しないと印刷面を痛めてしまいます。

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次は寝台・カーテンパーツの施工です。中段寝台の立ち上げ部分にデザインナイフの背で2~3回なぞって折り曲げます。傷を付けた面で谷折りとします。

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次に下段寝台のカーテン部分を折り曲げます。こちらもデザインナイフの背で傷を付けた面で谷折りとなるようにしています。なお、台車固定用のビス穴の出っ張り部分にカーテンの一部が干渉しますので、あらかじめ現物あわせで切り込みを入れておきます。

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寝台・カーテンパーツを取り付けるとこんな感じになります。パーツは座席の背もたれ上や肘掛け横に両面テープを貼って固定します。きちんと固定しないと窓から寝台が波打って見えて格好が悪いので注意が必要です。 写真はクハネ581ですが、クハネ581の座席のプラ部品はクハネ583と共用なので、乗務員室であるべき場所が座席になっています。そこで、別の紙を壁状に切り出して、これに乗務員室扉パーツ(室内側と通路側)を貼り付け、座席と通路の間仕切りに見立てて固定しています。

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クハネ583の写真です。乗務員室前の寝台・カーテンパーツは室内灯固定用のモールドの立ち上がりが邪魔になるので、他の部分と分離して両面テープと木工用ボンドを駆使して固定しています。


乗務員室部分ですが、このN小屋さんの乗務員室部分のパーツは結構いい加減なところがあり、本気でやるならスキャナで取り込んでレタッチソフトで作り直すくらいの気概が必要です。参考に形式図を見ながら書いてみた乗務員室付近の絵を載せておきます。(絵の中のリネン室や物入れの区別はあやふやです。)私はパーツを適当に切り込んで、ボディーの非常扉と室内側の乗務員室扉の位置を合わせるだけにして外から見たときの雰囲気を重視しましたので、通路側のリネン室や物入れのシャッター等の大きさ等は無視しています。ちなみにN小屋さんからは似たような商品として急行きたぐに用のシートが発売されていますが、それはそれでリネン室(実際は手荷物置場)がカーテンなのにシャッターで表現されていたりもして、これまた修正が大変です。

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クハネ581だけですが、1枚目が施工前で、2枚目が施工後です。それらしくなっていると思います。ただ1両あたり1時間半くらいかかるので、2編成も貼るとお腹いっぱいでもうやりたくないです。ww
正直なところ寝台・カーテンパーツだけでも十分な見栄えになるので、所要時間のほとんどを費やすことになる室内表現シートは省略しても良いかもしれません。
KATO製の583系列の新製品についてはカーテンの表現こそありませんが、取り外し可能な寝台パーツが標準で付属しており偉大だと思います。www
次回はインレタやパーツの取り付け(←クリックして下さい。)を行います。

KATO 485系 台車交換(スノープロウ取付)

今回は10-1128 485系300番台と10-241 485系初期型<雷鳥>にスノープロウを取り付けてみます。

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取り付けと言っても大層なことをするわけではなく、このスノープロウ付台車(74070-1D クハ165 台車(Sプロウ付))に交換するだけです。

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まずは485系300番台からです。左が485系300番台の台車で右が交換予定のスノープロウ付台車です。スノープロウ付台車の方はASSYパーツ名にクハ165台車と銘打たれていますが、台車としての表現は485系300番台と全く同じようでので、台車ごと交換してしまいます。

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スナップオン台車なので簡単にポン付けできます。各写真の左が交換前、右が交換後です。スノープロウの厚みが薄いので真横からみると効果がイマイチですが、斜め上から見ると良い感じです。

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次に485系初期型です。485系300番台と同じく、台車の表現は同じようです。

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そのまま台車ごと交換しようと思ったのですが、クハ481を裏返すと台車がビス留めでした。

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無理矢理ですが、スノープロウ付のスナップオン台車を嵌めてみました。見た目に良い感じで嵌まるのですが、このままでは首振りが固くて走行中に脱線しそうです。

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そこで、首振りが固くなる原因と思われるボルスタ付近のツメを切除します。左が切除前で、右が切除後です。

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加工後の台車を普通にねじ留めしてできあがりです。各写真の左が交換前、右が交換後です。車高も変わらず台車の首振りも滑らかで、無事に交換作業が終了しました。
これで今回のプチ整備工事は終わりです。<(_)>

KATO 485系300番台 トレインマーク製作(再)

以前に製作したKATO 485系300番台のトレインマーク(←クリックして下さい。)を改良します。

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前回は透明フィルムで作りましたが、こちらのホワイトフィルムの方がトレインマークの点灯時・消灯時とも発色が良さ気なので、こちらに変更します。

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前回と同じトレインマークをホワイトフィルムに印刷します。
(絵柄が若干大きかったので、少し原版を修正しましたが。)

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切り出したトレインマークをベースに貼り付けます。ポイントはラベルの両端を折り返すことです。このときベースのギア部にラベルが干渉するので少し切り込み(切り上げ)ます。ちなみに581/583系の場合はトレインマーク自体の縦寸法が短いので、この切り込み(切り上げ)は不要です。
前回は印刷の発色を向上させるためにラベルの2重貼りを行ったので、ラベルが固くなって折り返しが出来ませんでした。今回は1重(1枚)ですので余裕で折り返せます。これによって、トレインマークの変換時の引っかかりがなくなります。(それでも変換時に引っかかる場合は、写真の赤線のようにラベルを切り込みます。上手くいかないときは、写真の「<」形だけではなく、「∠」形等も試してみる価値はあります。)
なお、裏に回したラベルが表のトレインマークの絵柄の位置に掛かっても、点灯時に影が出たりはしませんでした。

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1枚目が改良前で、2枚目が改良後です。点灯時の発色はさほど変わらないのですが、消灯時の発色は改良後の方が良いです。

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トレインマークが鮮やかになって、ちょっと気分が良いです。ヽ(´∀`)/

KATO 115系300番台 横須賀色 カプラー交換

KATOから新型のカプラーがパーツ発売されたので、以前に入線済みの115系300番台(横須賀色)のカプラーを交換してみました。

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発売されたのは、「11-730 KATOカプラー密連形#2 新性能電車用・長」と「11-731 KATOカプラー密連形#2 新性能電車用・短」になります。要は飯田線シリーズの製品に採用されているような連結下に鉤のないタイプのKATOカプラーです。
説明書きによると、今回は115系の運転台側が「長」、それ以外(荷物電車を含む)に「短」を使います。

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長・短の違いは写真の通りです。突き出し寸法が若干違いますね。

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あらためて今回の整備対象となる車両たちです。
 KATO 10-1271 115系300番台 横須賀色 4両基本セット
 KATO 10-1272 115系300番台 横須賀色 4両増結セット
 KATO 4862-1 クモニ83 800番台 横須賀色(T車)
 KATO 4867-1 クモユニ82 800番台 横須賀色(M車)
になります。
作業を容易にするために台車を外して交換しますが、スナップオンタイプなので簡単です。トイレ流し管がある車両のカプラ受の取り付けは、流し管側のツメを嵌めてから反対側のツメを嵌めるようにすると比較楽に取り付けができます。
運転台部分はボディーとスカートも外す必要がありますが、各所の破損に気をつけましょう。

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115系です。中間連結部分も交換しましたが、とりあえず見た目の効果を期待してる運転台部分です。各写真の右もしくは奥が交換後です。スカートが連結器と同じく黒いので違いがよくわかりませんね。

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荷物電車です。手前が交換後です。こちらもスノープロウが連結器と同じく黒いので違いが目立ちません。
これでは自己満足以外の何物でも無いですが、それでもTOMIXのTNカプラーと同様な仕様ですので、スカート等の周囲の色が明るい色の車両だったりすると連結器下に鉤のない構造は見た目に有効だと思われます。

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写真は先日入線した289系くろしおですが、連結器下の鉤が電連になってくれれば言うこと無しです。ほかにサンダーバード、サンライズエクスプレス、221系や223系等、KATOカプラー密連形の見た目の弱点である連結器下の鉤を何とかしたい車両がいくもありますので、既発売の製品に対応した今後の展開を期待したいと思います。

MicroAce タキ11000 前期型 入線

マイクロエースのA-2611 タキ11000 前期型 日本石油 サンライズマーク 8両セットが入線しました。

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ネットの中古屋さんで少しテカり有りということで安価に出ており、思わずポチッと・・・。ww
実際には1両だけ側面に1(mm)×4(mm)程度のテカりが2箇所あったただけでした。

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マイクロエースらしく、付属品は後部反射板だけです。

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日本石油のサンライズマークが印刷されています。
車番はタキ11061,11007,11065,11020,11046,11042,11054,11066で、本輪西駅常備となっています。
この形式には蒸気で加熱する設備が付いており、C重油のような粘度の高い油類の輸送に使用されました。
Wikiによると運用は北海道が中心だったようです。

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最後尾に反射板を付け忘れていますが、編成イメージはこんな感じです。
東室蘭あたりでトラ90000をお供に運用されていたのが有名?ですが、そういえばKATOからトラ90000の発売がアナウンスされていたような・・・。(スパイラルの悪寒、じゃなくて予感がします。www)

KATO 289系 くろしお 入線

KATO 289系「くろしお」6両基本セット(10-1363)と3両増結セット(10-1364)が入線しました。

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289系は「しらさぎ」用の683系2000番台を組み替えの上、「くろしお」及び「こうのとり」等の北近畿方面の特急に転用された車両らしいですが、「くろしお」についてはオーシャンブルーの帯が特徴ですね。

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直流区間専用列車への転用といってもパンタグラフ周りは賑やかなままで、目に見える範囲での機器撤去は行われていないようです。

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編成内容・付属品の表と行先表示シールです。行先シールの収録内容は「京都」「新大阪」「紀伊田辺」「白浜」です。このなかでは「白浜」が当確でしょうか。そのうち「新宮」にも顔を見せるのかもしれません。

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この子の顔には馴染みがあり、実は287系よりも好きだったりします。格好良さでは283系にはかないませんが。
これで当鉄道の「くろしお」コレクションがまた増えました。コレクションにないのは「くろしお」の黒歴史?の485系ですが、マイクロエース以外からのクハ480(国鉄色)の生産を密かに期待しています。まぁ、なかなか叶いそうにありませんけど。

コテライザー 再購入

コードレス半田ゴテのコテライザーオート・ミニを再購入しました。

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もともと持っている2台がガス詰まりで二進も三進もいかなくなったからなのですが、ネットで調べるとガス詰まりの報告がちらほらと挙がっており、どうもこのコテライザーの持病のようです。(純正ガスボンベを使っているのに・・・。)
修理だと3,000円くらいかかるらしく、新品だと4,000円~5,000円くらいで買えるので、釈然としませんが買い直しを決断しました。決して安い買い物ではないのですが、どこでも使えて立ち上がりが早いというコードレスの便利さを味わうとなかなかやめられません。
ついでに細かいあぶり作業のために、先端が1.5mmのホットブロー(熱風)チップも購入しました。
今度はガスが詰まらずに使い続けられるように祈るばかりですが、次に詰まったら電池式でホットブローもできる機種があるようなので、それにします。

TOMIX キハ183 500 (おおぞら) 入線

TOMIXのJR キハ183 500系特急ディーゼルカー(おおぞら)セットが入線しました。セット(98207)1箱とキハ182単品(9402)3個の8両編成です。

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セット構成はキハ183-500 キハ184 キロ182-500 キハ182-500(M) キハ183-1500で、付属品は幌枠2個、転写シート1枚です。
転写シートの設定は、
 車体番号(銀色)
  キハ183-500 501-507 各3
  キハ183-1500 1501-1507 各3
  キハ182-500 501-514 各3
  キロ182-500 501-508 各3
  キハ184 1-10 各3
 予備車体番号(※透明ベース無し) 
  キハ183-50 4
  キロ182-50 4
  キハ183-150 5
  キハ184- 3
  キハ182-50 10
  キハ182-51 4
  バラ数字(1-0) 各12
 JRマーク(灰色) 6
です。

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当然、ヘッドマークは「おおぞら」が印刷済みです。

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時間差発売の「北斗」セット(98208)との違いはキハ183-500とキハ183-1500が入っていることでしょう。
また、キハ183-500には発電機が設置されていないので、キハ184がお供として付いてくるのも特徴です。
一方、「北斗」セットにはキハ183-1500が編成両端に収められています。
写真中の左がキハ183-500で右がキハ183-1500です。

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上がキハ183-500で下がキハ183-1500です。キハ183-500には妻面近くに大きな点検蓋が表現されていたりします。

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HG仕様ではないですが十分な出来です。
唯一気になるのが、全車両でボディーがたわんでいます。じっくり斜め前から見ると側面が"∩"な感じになっています。orz
まぁ、目を凝らさないとわからないと言えばそうなんですが。(^^;
とりあえず、当鉄道では国鉄末期時代の編成で走らせて楽しむつもりです。

MicroAce DD50-4/5 2次型 入線

オークションでマイクロエースのA8907 DD50-4/5 2次型 標準色・富山機関区 2両セットを安価に入手しました。以前に買い逃して再生産を待っていたのですが、再生産では定価が税込みで30,000万円を超えてしまい、さすがに手を出せずにスルーしていましたので結構うれしいです。

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標準色・富山機関区となっていますので、1967年に米原機関区へ転属になるまでの数年間がモデルのようです。

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4号機のご尊顔です。なんと4号機は四国に渡ったことがあるらしいです。
この4~6号機の2次型に対して、1~3号機の1次型はお顔の表情がかなり違います。
(DD50は全部で6両が製造されました。)

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両側面の写真です。

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通常は2両1組で使用されており、こちらの妻面を見せることはあまりなかったようです。

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4号機と5号機です。モーターは両方ともに入っています。ちなみに最初期の製品はどちらか一方にしかモーターが入っていませんでした。

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動きは一昔前のNゲージの機関車といった感じで、フライホイールは入っていないようです。
付属品は何もなく、入線にあたって特に整備するところはないです。あえて言えばカプラー交換なのですが、カプラーポケットが奥まったところにあり、当鉄道標準の台車マウントTNカプラーに交換すると突き出し不足になります。ロングタイプのTNカプラーがあれば良いのですが・・・。
今のところ何を牽かせるか決めていないので、カプラーについては決まってから考えることにします。
地味な機関車ですがその経歴には興味を引かれるものがあります。半世紀前に思いをはせながら、こういう機関車を走らせるのも良いものです。

KATO C62 山陽形(呉線) 入線

 KATO 2017-5 C62 山陽形(呉線)が入線しました。既に本鉄道では2019-2 C62 東海道形を所有しているのですが、いまいち走りが良くないので増備してしまいました。

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付属品は、重連用ナックルカプラー,重連用アーノルドカプラー,ナックルカプラー,ヘッドマーク付シンダー,ナンバープレートです。ヘッドマークは「あき」ですが、前部解放てこを外してシンダーの部品ごと交換する必要があります。ナンバーは25,28,34,35です。

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2両並べてあるうちの上が東海道形で下が山陽形です。同じC62でも若干の差があります。

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左が山陽形で右が東海道形です。山陽形はバック運転用のヘッドライトと前後にテールライトのモールドがあります。(非点灯です。)

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上が東海道形で下が山陽形です。テンダーの重油タンクの有無が目立ちます。写真ではわかりづらいですが、山陽形はボイラー上の凸部前方に手すりがあります。

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肝心の走行性能ですが、今回の山陽形についてはとても滑らかに走ります。フライホイールの効きも程良いです。(単機だとオーバー気味ですが。)
一方、東海道形は時々突っかかったようにカクカクと走り、また、フライホイールが内蔵されているのか未調査ですが、フライホイールを感じさせない発停です。ww
とりあえず、今回の山陽形が満足のいく製品でしたので、本鉄道ではこれでC62の増備を打ち切りたいと思います。