保有する583系の編成組み替えのために、TOMIX 92770 国鉄581系特急電車(月光形)増結セット(M)を導入しました。現在、TOMIXの581系は市場在庫が枯渇している状態ですが、なんとか中古品を見つけてきました。TOMIX 92327 国鉄583系特急電車 増結セット(M)の最新生産品と比較してみます。 屋根の色が583系セットが灰色、581系セットは銀色なのは分かっているので、各部の形状の違いを見てみます。
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各写真の上がモハネ583、下がモハネ581です。 屋根以外には違いが見られません。車体、床下は同じです。
屋根の写真です。上がモハネ583、下がモハネ581です。ベンチレーターの配置が異なります。モハネ581には、前オーナーによって右端付近にアンテナが取り付けられています。
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各写真の上がモハネ582、下がモハネ580です。 屋根、床下は同じですが、車体の非常扉の位置に違いが見られます。
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屋根の写真です。各写真の上がモハネ582、下がモハネ580です。特に違いが見られません。強いて言うと交直切替器の切替位置が違います。TOMIX公式ホームページの写真ではモハネ582もモハネ580も交流位置なんですが、なぜか今回の583系の再生産品に関しては直流位置になっています。ただ、碍子パーツの刃受けの形状からは、直流位置が正解のような気がします。
それでは、581系の屋根の色を保有する583系の編成の屋根の色に合わせるために塗り替えます。 写真は塗り替えた後の屋根です。もとの銀色屋根の上にそのまま塗装をすると塗料の食いつきが悪いので、プライマー(ミッチャクロン)を吹き付けて下処理をしています。さらっと1枚の写真になっていますが、調色から塗装まで、徹夜2日を含めて4日間を要しました。(塗装は苦手です。orz)
上2両が583系、下2両が581系のモハユニットの写真です。 あとは、この581系のモハユニットと保有している583系編成のモハユニットを入れ替えて、方向幕・サボ・インレタの貼り替え作業を予定しています。結構手間が掛かりそうなので、暇を見つけてボチボチやっていきたいと思います。 <(_)> (参考記事) TOMIX 583系 車番変更
カテゴリーアーカイブ: 鉄道模型
TOMIX キハ120形(三江線) 入線・整備
再生産された98037 JR キハ120-300形ディーゼルカー(三江線)セットが入線しました。 廃線を控えての需要増を見込んだ上での再生産でしょう。 廃線といっても、このカラーのキハ120は山陰本線の運用にも就いているので、仕事場が全く無くなってしまうわけではないのですが。付属品はライトON/OFF用のドライバーが1本でした。
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行き先は「江津」、車番は311(M)と317です。現行仕様と言うことでトイレ付きです。 行き先については、このあとサードパーティー製のステッカーを使って変更します。
屋根です。同じキハ120形でも、関西線の現行仕様のような変なアンテナは付いていません。
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ヘッドライト、室内灯とも最初期の製品(ヘッドライトはオレンジ色LED、室内灯は電球)から改良されていますが、なぜかヘッドライトが白色です。これは行き先表示を変更するときにライトユニットを外しますので、一緒に改修します。
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室内灯ユニットはライトプリズムが廃され、チップLEDが分散光源として用いられています。また、室内灯ユニットの基板は片側のみの支持になっており、もう一方は浮いているという思い切った(?)設計です。
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ライトユニットの形状は昔のままですが、行き先とワンマン表示が印刷されています。
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早速、製品をいじってみます。先ずは行き先表示の変更です。富士川車両工業製のステッカーを使います。キハ120用に数種類が発売されていますが、三江線用がラインナップされていますのでこれを使いました。 収録内容は、 前面ガラス全体(行き先・ワンマン表示共) ・出雲市,浜田,益田(ローマ字表記共) 各2個 行き先 ・出雲市,太田市,江津,浜田,益田,三次,口羽,浜原,石見川本,試運転,回送 各5個 ・出雲市,太田市,仁万,江津,浜田,益田,三次,口羽,浜原(ローマ字表記共) 各5個 その他 ・優先座席 9個 ・ステップに立たないで下さい。 24個 ・指づめ喚起表示(左右) 各28個 です。細かな文字はつぶれて印刷されていますので、想像で書いています。 説明書にはステッカーを貼る位置が図示されていますが、不正確な部分があります。
実車は指づめ喚起表示の指マークがドア中央側に向いています。(室内に貼るならドア外側向きですが、そんな人は少ないでしょう。)また、優先座席表示は窓の上半分の中央付近が正しい位置です。あと、細かい話ですが、三江線神楽号(キハ120-310)の指づめ喚起表示は指先に×印がなく三角印です。位置等は車両によって異なることがあるかもしれませんので、実車の調査が必要です。(追記:指づめ喚起表示ですが、車両によって外を向いていたり、中を向いていたり、×印だったり、三角印だったり、▲印が白だったり赤だったり、同じ車両でもドアによって異なったりしているので、実車の調査が必要です。優先座席表示の位置は一定のようですが・・・。)前面ガラス用ステッカーをこんな感じで用意します。
左右については、ボディの内寸似合わせてコンマ数ミリの余白を残して切り出しています。左右の余白はない方が見栄えが良くなります。行き先は「浜原(For Hamahara)」にしました。 追記 2018/07/11:後日、前面ガラス用ステッカーを他に転用したため「江津(For gotsu)」に戻しました。次にヘッドライトのLEDを交換します。 ライトユニットを分解して基板上のチップLEDを白色から電球色に交換するだけです。といっても、チップLEDの光軸は前方に向ける必要がありますので、横倒しにしてハンダ付けします。今回は、TORM.製の室内灯基板の折り取った部分に付いていた電球色のチップLEDを再利用しました。当初、3mmの砲弾型LEDにしようと試みましたが、抵抗やコンデンサが邪魔でライトケース内に収まりませんでした。
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以前に関西線仕様のキハ120をいじったときと同様に、ウレタンの切れ端を光の回り込み防止のためにライトユニット内の隙間に詰め込みます。このとき、ウレタンが基板より上にはみ出すと、ヘッドライトの光量が落ちてしまうので気をつける必要があります。
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出来上がりはこんな形です。ヘッドライトが実車らしく電球色になりました。 なお、ステッカーはライトユニットには貼り付けずに、前面ガラスとライトユニットとの間に挟み込んで固定します。ライトユニットをボディーに戻すときにテールライトレンズがボディーの穴にうまく合わないときは、針の先で誘導してあげるとするりと入ります。
これで整備は終わりです。 来春には廃線になってしまう三江線ですが、当鉄道では末永く活躍してもらいたいと思います。 <(_)> (参考記事) TOMIX キハ120形(関西線) トイレ増設 TOMIX キハ120形(関西線) 室内灯・灯火類整備
KATO 251系 床下機器取付
KATO オハフ33 ベンチレーター別パーツ化他
今回はKATOの35系客車をいじります。代表としてオハフ33についてベンチレーターの別パーツ化と色の塗り替え等をしてみます。![]()
種車はKATO 5128-1 オハフ33茶 一般形です。ご存じの通りKATOのオハ35系はベンチレーターが屋根と一体化しており、一昔前のモデルのニオイを醸し出しております。
いきなりですが、ベンチレーターの切除とヤスリ掛けをして塗装を終えた屋根が写真の一番右に並べてあります。つや消しクリアを吹くと屋根布のような感じになり好印象です。これにTOMIXのPB6018 ガーラントベンチレーター(旧型客車用・8個入)を取り付けます。少々きついですが切除後の屋根の穴にベンチレーターの取付けダボがちょうど収まります。ついでに台車もTR23のコロ軸受けタイプに交換します。
写真の上から ・ベンチレータを取り付けた屋根(ベンチレーターは無塗装です。) ・青15号に塗り替えたボディー ・便所窓と洗面所窓を上段中折れ式でイメージして塗装した窓ガラスパーツ ・台車をTR23のコロ軸受けタイプに変更した床下 です。 ボディーは妻面の梯子を外して標記類を薄め液で消し、元の茶色の塗装の上から塗装しました。梯子(材質不明)は軟質プラだとやっかいなので、ミッチャクロンで下処理をしてから塗装しました。 今回は訳あってボディーの色を塗り替えていますが、仮にTOMIX製のオハ35系を塗り替える場合は窓ガラスに窓枠が印刷されているのでボディーと窓ガラスパーツの両方に塗装をする必要があり、今回のKATO製のようにお手軽にはできません。 塗料はF MODELSのFARBE010 青15号を使いましたが、KATO製の青色の旧型客車と並べるともう少し鮮やかに青みが出るように調色をした方が良かったかもしれません。艶はエアブラシで吹いたままの状態で問題はなかったです。
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各パーツを組み上げた写真です。1枚目の写真の手前が洗面所窓ですが、上段は透明ガラス、下段を白色ガラスにしています。写っていませんが裏側の便所窓は上下段とも白色にしています。台車もコロ軸受けになっています。(交換前の台車は軸受箱が□形になっています。)あとはインレタを貼れば出来上がりです。 以上、天リウのオハフ33-7を作ったつもりです。このほかにも特定の車番をイメージしてあと何両か手を加える予定の車両がありますが、それはまた別の機会に・・・。 <(_)>
GREENMAX キハ54形500番代 入線
マイクローエースのキハ53-504に引き続き、グリーンマックスの30205 JR北海道キハ54形(500番代・留萌本線・元急行仕様)が入線しました。どちらも発売日が変更されて、北海道形同士で偶然にも近い日になりました。![]()
付属品は幌×2,ドローバー2×1,ドローバー5(ロングタイプ)×1,ステッカー×2,修理依頼票×1です。幌は接着剤で取り付けとなっています。ドローバー2とかドローバー5は説明書の記載通りの表現で、長さを数字化しているようです。
ステッカーは色々収録されおり、マイクロエースのステッカーよりも微細に印刷されています。 収録内容は、 マーク各種 特別快速きたみ,礼文,大雪,ノサップ,しれとこ,はなさき ×各2 PEPPERMINT TRAIN,花咲線,Sohya NORTH LINE,SPECIALTY-LINE ×各4 前面方向幕 普通、急行,快速,釧路 ×各4 快速ノサップ 根室,快速はなさき 根室,快速ノサップ 釧路,快速はなさき 釧路 ×各4 前面用車番 501~529 (黒字)×各2 501~513,527~529 (白字)×各2 ワンマン 無表示 標記 無表示(黒地) ×4,ワンマン(白字緑地) ×6 在来車方向幕 普通(青字),普通(白字青地),急行(赤字),快速(赤字) ×各2 団体(青字),臨時(青字) ×各1 行先方向板 深川 マイタウン列車 ユーカラ 旭川(オレンジ色地),旭川 特別快速きたみ 北見,釧路 ⇔ 厚岸,釧路 ⇔ 茶内(オレンジ色地),釧路 ⇔ 川湯温泉,深川 ⇔ 幌加内,名寄 ⇔ 朱鞠内,釧路 ⇔ 摩周,網走 ⇔ 緑,知床斜里 ⇔ 網走 ×逆向きとセットで1 幌延,名寄,釧路,根室,留萌,網走,稚内,深川,増毛,上川,旭川 ×各2 旭川、稚内,網走 [ローマ字表記共]×各2 架線注意 架線注意 ×12 列車名愛称板 快速(白字青地),快速(青字),ワンマン前乗前降,前乗前降,特別快速きたみ,礼文,大雪,急行 ×各4 となっています。
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車番はキハ54-527と528です。M車はキハ54-528に設定されています。 屋根上の部品は全て取り付け済みです。
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床下機器は板状のパーツで一体表現されており、若干ですが立体感が乏しいです。 床下と床下機器パーツの接着が弱いので、取り扱いには気をつける必要があります。
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1位側と2位側の前面です。連結器まわりはスカスカです。
鉄道コレクションのキハ54です。こちらの方が連結器まわりが賑やかです。orz
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鉄コレと比べてみます。各写真の上が鉄コレ、下がグリーンマックス製です。 各部への色入れや、JRマークの形、帯の太さや色が異なります。 (鉄コレには列車無線アンテナをまだ取り付けていません。)
左がグリーンマック製です。グリーンマックス製の方が大ぶりな感じです。
ヘッドライトは綺麗な電球色です。 動力の音はディーゼルカーらしく大きめですが、スムーズに走ります。
ドローバーを使用しなくて済むようにTN化を考えたのですが、スカートとカプラーベースが接着されていて断念しました。ダミーカプラーが装備されている側も同様で、連結可能なカプラーへの変更ができず、このセットの2両編成から編成両数を増やすことも難しいです。また、ライト類は各車両の片エンドしか点灯しないので、単行運転にも向きません。カプラーまわりの表現もかなり稚拙で、もう少し頑張って欲しかったです。 それでは。<(_)> 参考記事:GREENMAX キハ54形500番代 TNカプラー化
MicroAce キハ53-504 入線
マイクローエースの「A6187 キハ53-504・急行色・縦雨樋なし」が入線しました。![]()
付属品はシールが1枚と、ボディマウント伸縮アーノルドカプラーが1個です。 シールの収録内容は、種別表示が、 普通(紺地白文字),普通(黒文字),快速(赤文字),急行(赤文字),臨時(黒文字) 各3個 側面サボが、 深川-朱鞠内(白地黒文字),名寄-朱鞠内(白地黒文字),深川-朱鞠内-名寄(紺地白文字) 左右各3個 です。
2エンジン車だからか床下のエンジンまわりは両側とも同じですね。
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それぞれ、左がキハ53-504、右がキハ53-507です。キハ53-507は同じくマイクロエースから以前に発売された製品です。 キハ53-504のヘッドライトリムには銀色が入っています。 カプラーは両端ともダミーで、スノープロウは複線用です。
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同じくそれぞれ、手前がキハ53-504、奥がキハ53-507です。 縦樋の有無が分かるでしょうか。2枚目の写真の臭気窓の位置も違います。 キハ53-500番台には微妙に形態差があるので面白いです。 (違いが細かすぎて模型で再現し切れていない部分もあるようですが。)
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奥と左がキハ53-504です。 ベンチレーターの塗り分け、屋根のねずみ色の部分の大きさと縁取りの朱色線も目立ちます。
前面表示器は明るすぎる白色です。ヘッドライトは電球色ではなく黄色に近いです。 走行は鈍重な感じがしますが、きちんとスローが効きます。
TOMIX車両との色の違いを比べてみました。左が今回のキハ53-504で、右がTOMIX車両です。 TOMIX車両の方がクリーム色も朱色も暗い感じがします。マイクロエース車は保存車両としてきれいに塗装された色で、一方、TOMIX車は働き続けて煤けた現役車両の色でしょうか。
現役時代は急行運用すら1両でこなした孤高の車両ですが、ときどきお世話になった深名線深川駅の朝一番の3両編成も記憶に残っています。 それでは。<(_)>
MicroAce タキ11000 前期型 手摺りの違い
MicroAce A-1354 タキ11000 前期型ですが、もう1セットが増備のために入線して、それを眺めていて今更ながら気付いたことがあるので書き残しておきます。前期型セットは8両編成で、車番は11061 11007 11065 11020 11046 11042 11054 11066です。 そのうち11046と11042なのですが・・・、
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それぞれの写真の左側の車両が11046(11042)なのですが、側面の手摺りが内側(車体中心側)に折れているのが分かるでしょうか。最初は手摺りを壊してしまったかと思ったのですが、保有するもう1セットも同じでしたので、これが正解なようです。 ネット上の実車の写真でも、折れている手摺りと折れていない手摺りが確認できました。
車番の設定次第では、すべて折れていない手摺りに揃えることもできたはずなのに、実に細かい造り分けをしています。マイクロエースらしいと言えばらしいのですが。 それでは。<(_)>
MicroAce 名鉄キハ8000系 入線・TNカプラー化
マイクロエースからキハ8000系がリニューアル発売となりました。 旧製品では急行色がラインナップされてましたが、今回は特急色だけの発売です。![]()
6両編成セットで付属品はシールのみです。 編成は、 ←神宮前・新名古屋(1号車) 8202 8201 8002 8204 8051 8001 高山・富山→ です。ケースの収納方向に合わせると5号車の客用ドアは神宮前・新名古屋方になりますが、Wikipediaの8052の写真では逆のようにも見えます。どちらが本当なのでしょうか。(いい加減、マイクロエースは説明書の編成例に車両の方向が分かるように記載を加えて欲しいものです。) シールの内容は、 側面サボ(各左右7組) 神宮前←北アルプス指定席→立山,神宮前←北アルプス自由席→立山,宇奈月温泉←→立山,神宮前←特急指定席→飛騨古川,神宮前←特急自由席→飛騨古川,新名古屋←特急指定席→高山,新名古屋←特急自由席→高山 ヘッドマーク(各7個) 準急たかやま,急行たかやま,特急北アルプス,北アルプス(イラスト),アルペン特急 立山,犬山 うかい号 鵜沼 になります。 あと、修理申込票と印刷された紙が入ってます。できれば使いたくはないですが・・・。
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前面形状が改良されたとのことですが、どこが改良されたのかは旧製品を持っていないので分かりません。旧製品は似ていないとの噂もありましたが、この改良品に至っては心配がないようです。前面のジャンパーホースについては追加になったようです。比較用の国鉄車両を並べれば良かったのですが、ほっそりとした車体断面が特徴的です。
屋根はこんな感じです。 また、車両同士の長さが異なることが分かります。明らかに車長の異なる車両が編成を組むのもこの形式の面白いところです。
M車は唯一運転台のない8051に設定されています。 この車両セット全体の話ですが、シートの色はエンジというかピンクというか微妙な色です。ヘッドレストの部分には白色で色が入れてあり、このあたりはマイクロエース製品らしいです。窓ガラスは薄いブルーのプラスチックで成形されています。
側面の行先サボは白色に塗られています。虫眼鏡がないと読めませんが、客用ドア左下の名古屋鉄道の文字がこの車両の所有権を主張しています。
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さてTNカプラー化を行いますが、交換前(アーノルドカプラー時)の連結面間隔は写真の通りです。運転台のない側同士は許容範囲なのですが、運転台側は???です。
なんで?と思ってカプラー部分を比べてみました。左が運転台側で、右が非運転台側です。運転台側のアーノルドカプラーの首が異様に長いことがわかります。どうしてこんな設定にしているのかは、全くもって不明です。
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さっさとボディーマウントTNカプラーに交換してしまおうと思ったのですが、そのまま交換したのでは、TNカプラーと台車のカプラーポケット支持用の腕が干渉して台車の回転時に引っかかります。そこで、2枚目の写真のようにTNカプラーの台車が干渉する部分をカッターナイフで削ってしまいます。
削った後の写真です。
ちなみにTNカプラーを削る必要があるのはT車のみです。写真のように台車の構造が異なるM車は、カプラーポケットを外すだけで、TNカプラーを削る必要はありません。
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交換後の連結面間隔は満足のできるものになりました。
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ところで、影が薄いというか消えて無くなりそうなのですが、マイクロエースにはマイクロカプラーなるものが存在します。試してみましたが、さすがに純正品と言うことで無加工で取り付けが可能でした。しかし連結面間隔はアーノルドカプラーのときと変わらないという・・・。orz
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最後になりますが、さすがにヘッドマークが真っ白なのは寂しかったので貼り付けてみました。文字だけのヘッドマークも捨てがたかったのですが、イラストの「北アルプス」にしています。側面の行先サボは、「神宮前-立山」です。指定席は1・2・6号車にしています。
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このキハ8000系ですが、特急色化とキハ91系の引退のタイミングの関係で、厳密には顔を合わせたことがないかもしれないのですが、レイアウトではキハ91系と並べて走らせたいと思っています。(ヘッドマークがイラストだと明らかに時代が違うのですが。(^^;) それでは。(^^)/~
KATO キハ85系 室内灯・灯火類整備
前回に続いてKATO キハ85系(旧製品)の室内灯の交換を行います。また、前照灯・尾灯のLED化を行います。旧製品の室内灯については電球式のものが標準装備となっており、これのLED化改造を行っても良かったのですが、KATOから再生産品専用に発売されたLED室内灯ユニットが旧製品にも使えるということだったので、素直にこれを使うことにしました。
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この室内灯ユニットは旧製品にも無加工で取り付けることができます。なお、動力車への取り付けには多少の分解作業が伴いますが、付随車への取り付け作業はとても簡単です。(ちなみに照明板(プリズム)と集電シューは元々取り付けられていたものを流用できます。) 写真は取り付け前と取り付け後の普通車の様子です。前回と同様に普通車には付属のカラーフィルターを取り付けています。
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キロハ84については照明板(プリズム)に半分だけマッキーのライトブラウンを直接塗って試してみましたが、普通席側(右側)にまで黄色光が掛かってしまい失敗でした。また、色が濃くなり電球色とは言えない室内の色になってしまった点も頂けません。
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そこで、前回のキロ85と同じようにプラ板をライトブラウンで着色し、グリーン席部分の照明板(プリズム)の下面に両面テープで貼り付けてみたところ、グリーン席と普通席の照明の色の違いとグリーン席部分の電球色の色味が良好に表現できました。(先に照明板(プリズム)に塗ったマッキーはアルコールで落としました。)
前回のキロ85,キハ84と、今回のキロハ84です。まぁ、良い感じではないでしょうか。
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次に、前照灯と尾灯をLED化します。 写真はLED化前の点灯状態です。光源が電球ですのでトレインマークがオレンジ色になってしまっています。また、前照灯と尾灯間の遮光が不完全であることが分かります。
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とにかくライト基板にアクセスしないとけませんので分解します。 ボディーを外して台車のビスを外します。次に室内灯の照明板(プリズム)を外し、2枚目の写真の(1)のビスを外します。最後に灰色の床板とクリーム色の座席板を止める(2)のツメを外すのですが、灰色の床板のツメの根元の両外側を指先(爪先)で押さえながらクリーム色の座席板を分離すると簡単に外れます。座席板を外すとライト基板が剥き出しになります。(写真はキハ85-0ですが、キハ85-100も同じです。以降、特に記載がなければ方法は同じです。)
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ライト基板は半田ゴテで部品を外して、パターン上の半田も吸い取り線で綺麗に除去しておきます。
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LEDと抵抗(とジャンパ線)をハンダ付けします。1穴に2本のリード線が入るところは少し穴を広げておきます。回路図は上の通りです。 なお、前照灯用、尾灯用とも白色LEDを使います。
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ここまでは、キハ85-0の場合でしたが、消灯スイッチが組み込まれているキハ85-100番台のライト基板についても、ほぼ同じ加工になります。 (キハ85-100のライト基板は基本編成側のみに組み込まれています。)
ライト基板を床下に収めます。そのままではLEDのリード線が座席板に当たって収まりませんので、各LEDの中央側のリード線が下になるように捻っておきます。
このままではライトプリズムの左右非対称性とLEDの光の指向性のために各灯火の左右の光量に差が出てしまうので、LEDの光軸合わせを行います。各LEDを中央に向けるようにすればよいのですが、キハ85-0の尾灯については、尾灯用のLEDを下に向けるように意識しないと光量が落ちます。(写真の右側のLEDです。)
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それでも左右の光量差の改善ができなかったので、ライトユニット内のプリズムの半分に、黒く塗った紙片を両面テープで貼り付けます。(黄色丸印内) 当然、灯火の明るい側の光を遮るように貼り付けます。(作業順序は後に書く前照灯と尾灯の遮光作業の後になります。)
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LEDへの交換が済んだら遮光作業を行います。 ライトユニットから、前照灯,尾灯,トレインマークのプリズムを外して銀色に塗ってしまいます。前照灯のプリズムのLED側にはクリアオレンジを塗って電球色を表現します。(塗り厚さで色温度を調節できます。) 2021/05/12追記 プリズムに塗装するとプリズムが脆くなって破損しやすくなりますので、塗装しない方法を考えた方が良いかもしれません。また、光量も落ちますが、元々LEDが明るすぎたので今回は問題になっていません。
プリズムの塗装ができたら、ボディーに収めます。 この後、先に書いた光量差を改善するための紙片を貼ります。
試験点灯の様子です。 前照灯が電球色、尾灯が赤色、トレインマークが白色になりました。
写真では分かりづらいですが、キロハ84のグリーン席の照明が良いアクセントになっています。 これでキハ85は一通りの整備が終わりました。行先シール類は気が向いたら貼っていきます。 それでは。<(_)> (2024/04/24追記) キハ85の旧製品の前照灯と尾灯のLED化を再度行いました。(←クリック)
KATO キハ85系 増備・室内灯整備
1ヶ月ほど前に手を付けた話になりますが、KATO キハ85系の増備と室内灯整備を行いました。 正直なところ、今回のKATO キハ85系のリニューアル再生産についてはスルーを予定していたのですが、旧製品に設定のないキロ85の誘惑に負けて単品で増備を行ってしまいました。増備車は10-1405増結セットのキロ85-5とお供のキハ84-303です。
キロ85は旧製品と違ってライト類はLEDになっています。また、旧製品の課題であったヘッドライトとテールライト間の遮光についても、対策がなされたようです。一方、室内灯はキハ84とともにオプションとなり、旧製品からダウングレードとなっています。
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保有する旧製品は室内灯付きですので、増備車にも室内灯の取り付けを行います。 室内灯は専用品(11-223)を使います。2セット(5両分×2)あるのは、旧製品の室内灯の取り替えも予定しているからです。
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プリズム(照明板)は先頭車用と中間車用が、基板カバーは付随車用と動力車用があることに気をつけていれば、取り付けは難しくないようです。
取り付けてみました。キロ85には付属のオレンジ色のカラーフィルタも取り付けています。 キハ84は昼光色、キロ85はカラーフィルタを付けたにもかかわらず昼白色といった感じです。 しかし、両車両とも実車はもっと色温度が低かった記憶があるので色味を調整してみます。
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キハ84にはオレンジ色のカラーフィルタを取り付けることにして、キロ85はカラーフィルタに加えて色を塗ったプラ板をプリズム(照明板)の下面に貼り付けます。 色はマッキーのライトブラウンで適当に塗っています。(写真1枚目) 貼り付けは両面テープを使用しました。(写真2枚目)
かなり雰囲気が改善されました。旧製品の室内灯の取り替えもこの方法で行おうと思います。 しかし今回のリニューアル再生産については、「南紀」の再現のためにキハ84-200番台も製品化をお願いしたかったところですが、数年後には発売されそうな気もしますので気長に待つとします。 それでは。<(_)>