KATO お召列車1号編成 入線・整備

以前から欲しかったお召列車編成が入線しました。お召し列車としてはE655系も発売されていますが、どうしてもデザインが好きになれなかったので1号編成を導入することにしました。


1号編成のKATO 10-418については今春に再生産されるようですが、中古品が安く出ていたので待ちきれずに購入しました。パーツは未取り付け状態で過不足が不明だったのですが、結果的に問題はありませんでした。説明書が欠品だったので、きちんとした確認はできていなかったりしますが・・・。
購入した製品は平成仕様ということで写真のように屋根色がほぼ1色になっており、何だかもの足りないので昭和仕様にしつつ整備をします。
平成仕様と昭和仕様の違いは、機関車側のカプラーの形状を除くと、屋根の色とTR73台車の軸箱の形状だけだと思います。(多分・・・。(^^;)


屋根の色については、御料車1号はそのままで、残り4両の供奉車の屋根を再塗装します。
なお、供奉車330号の四角形のアンテナ台3箇所にマスキングを施しておきます。
(「供奉」は「ぐぶ」と読み、お供として列に加わることを意味するらしいです。)


塗装はMr.COLOR No.301 半光沢 グレーを使いました。左に比較用の御料車を置いてます。御料車の屋根より供奉車の屋根が暗ければ色味はお好みで良いと思います。

 
次に台車を交換します。平成仕様はTR73の軸箱の形状が丸形ですが昭和仕様は箱形なので、1枚目の写真の台車に交換します。台車は2セット計4個が必要になりますが、機関車側については2枚目の写真のようにカプラーのジャンパをそぎ落とし、TNカプラーと連結できるように1mmのキリでナックル部に凹みを入れておきます。


仕上げに各パーツを取り付けました。ランナーから切り出したパーツをそのまま取り付けようとすると、供奉車460・461号の梯子と供奉車330号の八木アンテナ以外の各パーツの取付穴が小さくてかなり苦労します。
ベンチレーターは穴の長辺側にヤスリをかけると、パチンパチンと小気味よく取り付けられます。
角穴に差し込むL形のアンテナパーツは、パーツの方を少し削って押し込みました。
アンテナ線のパーツは丸穴に押し込むことになるのですが、穴と同じ径のドリルの刃を軽く出し入れすることで収まりやすくなります。
どれも無理に押し込んでパーツ自身を歪めてしまうより、緩めの穴に収めて裏から接着剤で固定する方が仕上がりが綺麗という感覚で良いと思います。(パーツの固定に接着剤を使う場合は、瞬間接着剤を使うと表面に染み出す恐れがあるので避けた方が良いです。今回は木工用ボンドを使いました。)

 
牽引機はお召し機のTOMIX 2117 EF58-61です。これも中古で安く入手しました。
しかし、幸いボディーにダメージはなかったのですが、ナンバープレートが溶けて汚くなっており別途手配で交換したので、安物買いの銭失い的なことになってしまいました。また、握り棒が欠品だったので、手元にあったKATO製のEF58の握り棒(銀色)を取り付けています。タヴァサの金属製の握り棒も魅力的なので検討しましたが、入手が少し面倒だったのでやめました。


最後に日章旗を取り付けて撮ってみました。
旗頭と菊の紋章を金色に塗りたいですね。ただ、軟質プラ製で塗装が難しそうなので、下手に細工をするよりもKATO製EF58のASSYパーツの日章旗を買った方が早いかも知れません。
それでは。<(_)>

TOMIX キハ82 入線

TOMIXの98269 キハ82系特急ディーゼルカー基本セット、増結セット,単品3種で計10両が入線しました。
品番は、98269 基本セット,98270 増結セット,9421 キハ82(後期型),8469 キハ80(M),8470キハ80(T)です。
実はKATO製も所有しているのですが、いわく付きのローフランジロットなもので、この機会にちゃんと走る車両を導入することになりました。(^^;
 
基本セットにはキハ82前期型,キロ80(M),キハ80,キハ82後期型の4両が、増結セットにはキシ80,キハ80(T)×2の3両が入っています。
ヘッドマークは「白鳥」と「まつかぜ」が付属していますので、当社の運用としては十分です。
基本セットのインレタに収録されている車番は
キハ82(前期型) 22,5,11,18,20,21,22,25 各3
キハ82(後期型) 47,52,65,67,72,65,92,106 各3
キハ80 59,60,65,74,82,97,112,116,123,131,135,141 各3
キロ80 7,10,14,19,26,31,43,54 各3
キシ80 3,6,11,14,17,20,22,26 各3
と他にバラ数字等でした。

基本セットのキハ82は、前期型 (上)と後期型(下)の2タイプがセットされています。
違いは屋根だけのようです。
 
キハ82をKATO製と並べてみました。左からTOMIX製後期型,TOMIX製初期型,KATO製です。
塗色はKATO製が明るいというか薄い感じです。造形も若干違います。
 
側面です。各写真の上がKATO製で下がTOMIX製です。
 
屋根です。各写真の上がKATO製で下がTOMIX製です。
クーラーの位置等が若干異なります。また、TOMIX製はベンチレーターが別パーツです。
 
キロ80です。各写真の上がKATO製で下がTOMIX製です。
TOMIX製はラジオアンテナを未だ取り付けていませんが、そのあたりのダクト形状が両者で異なります。
ちなみにキハ80はキロ80の屋根と比べて水タンクやラジオアンテナがない形状ですが、造形はTOMIX製もKATO製も同じでした。
 
妻面です。各写真の左がTOMIX製で、右がKATO製です。概ね同じ様です。
 
キシ80です。1枚目の写真は上がTOMIX製で、下がKATO製です。2枚目の写真は左がTOMIX製で、右がKATO製です。
TOMIX製のベンチレーターが別パーツになっている点は好印象です。
写真では見えづらいですが、内部のシートは両者ともクリーム色です。

全体的な印象は、後発な分TOMIX製が良い感じです。
今回は痛い出費でしたが、KATO製とは、お座敷レイアウトでの走行性能にも差が出てくると思いますので仕方が無いと考えています。
それでは。<(_)>

KATO スユニ60 入線

KATO スユニ60が入線しました。昨年末に発売された10-1450 10系夜行急行「だいせん」7両増結セットのASSYパーツを組んだものです。


5285-1A ボディ,5285-1C 床下セット,5220D 台車(TR11)です。
床下セットにライトユニットが入っていますが、スイッチ板は付属していません。


スイッチ板(Z04-5547)が手元にある場合は、床下の蓋を外してこんな感じに挿入します。


ちなみに床板の表現は、写真の通り簡素な感じです。

 
車番はスユニ60-29です。
側面の所属標記は大ミハで、大郵101の札が差さっています。
妻面の検査標記は45-11 高砂工で、監視窓の無い側のテールライトはレンズ無しです。


次は差出口のある郵便車をコレクションしたいと思っています。
追記:昨年にマユ35を導入してました。(^^;
それでは。<(_)>

TOMIX キハ120形(美祢線) 入線・整備

TOMIX 92141 JR キハ120形ディーゼルカー(美祢線)セットが入線しました。

 
中古品での導入です。車番は10と20で、10がM車です。
付属品はライトスイッチ用ドライバーが1本です。


行き先は「厚狭」で「ワンマン」表示が印刷されています。

 
模型はトイレ未設置車なので、現在の実車と同じくトイレ設置車に改修します。
最近の実車はトイレ付近の窓が2枚塞がれていますので、これと同じにします。
トイレの窓の改修はこちらの記事(TOMIX キハ120形(関西線) トイレ増設2)の通りで、窓ガラスに直接銀色で塗装し、黒マーカーで窓枠に色を入れていきます。

 
今回は美祢線色ながら芸備線・福塩線で活躍するキハ120-17と21を再現したいと思いますが、模型と最近の実車では車番の位置(高さ)と書体が異なります。かなり昔の姿が模型化されているからだと思うのですが、ネットでは車番が模型と同じ位置に書かれてる車両の写真を見つけられませんでした。書体についても現在は国鉄書体に書き換えられているようです。今回は実車に習って車番の位置と書体を変更します。

 
蛇足ですが、実車に近寄ってよく見てみると消された車番の跡がわかります。試しに先ほどの写真を拡大してコントラストを強めにすると消された車番が浮き上がってきます。
ただ、2枚目の写真のように三江線のキハ120は車番が書き換えられていないので、どうやら所属によって書体が異なるようです。

 
キハ120-17と21の実車の写真と車番部分の拡大写真です。よく見るとキハ120と17の間にはハイフンがありますが、キハ120と21の間にはありませんので、間違えないようにしないといけません。
スカートについては実車はスノープロウ付ですが模型はスノープロウ無しですので、先日、部品取り用に購入した大糸線セットから調達することにします。

 
最初は消しゴムで車番を消そうとしたのですが、塗装が剥げてきたのでそのまま車番を消してからMr.COLOR No.08 シルバーで塗りつぶしました。全塗装ではなく、ドア間の腰板部分だけを塗装しています。(写真1枚目)
よく見ると元の塗装と艶感が違いますが、気になるほどではないので合格としました。(写真2枚目)


車番はくろま屋さんのインレタ(83一般型気動車車番インレタ)から文字や数字を拾って使いますが、キハ120-17で使うハイフンは収録されていませんので、「1」の文字を平刃で半分の長さに分割して作りました。


なお、塗装後のボディーに車番を転写するときに、ボディーのビートが邪魔になるのでインレタシートの上下はギリギリまで切り詰め、セロハンテープに貼り付けて転写します。
転写が終わったらトイレ設置仕様に改修した窓ガラスを嵌めます。


次に、ヘッドライトがオレンジ色なのでこれを電球色にします。 ライト基板は角形LEDを使っている古いタイプでした。このタイプの基板の電球色LED化はこちらの記事(TOMIX キハ120形(福塩線) 入線・整備)で実施した通りです。オレンジ色の角形LEDだけを電球色の砲弾型LEDに取り替えるのですが、一旦、基板の両面のLEDを外してから吸い取り線で残ったハンダを掃除して、砲弾型LED、再利用の角形赤色LEDの順にハンダ付けしていきます。


電球色LEDに取り替えた後の基板の裏表の写真です。

 
念のために遮光用のウレタン片を突っ込んでおきます。写真は以前の記事の再利用です。


続いて、元の室内灯が電球式なので白色LED式に交換しました。
白色LED室内灯はこちらの記事(TOMIX キハ120形(津山線) 入線・整備)の通りに用意しました。
また、先ほども書きましたがスカートはスノープロウ付に交換しています。


仕上げに、富士川車両工業の福塩線用のステッカーの残りを貼り付けました。行き先は「三次」にしています。
これでしばらく続いたキハ120シリーズの増備が終わりました。と言いつつ、今年の夏前に発売予定の三江線神楽号を予約してしまっているのですが・・・。(^^;
まだまだ散財が続きます。それでは。<(_)>

KATO DD54 中期形 入線

明けましておめでとうございます。
今年初めての記事は昨年末に発売されたKATO 7010-2 DD54 中期形の紹介になります。初期形も導入しようかと思ったのですが、初期形ののっぺりした顔が好きになれずに見送りました。

 
嬉しいことに手摺りやホイッスルは取り付け済みで、付属品はナンバプレートとKATOナックルカプラーのみになっており、あっさりしています。
車番は10 12 19 24の4種類です。メーカーズプレートは三菱重工で、ボディーにモールドされています。


側面から見ると、B-1-Bの車軸配置が目を引きます。また、車体を左右に分ける分割線が目立ちます。(あとで紹介するTOMIX製では分割線に色が入っていません。)

 
1枚目がKATO製、2枚目がTOMIX製(2203)です。
前面の手摺りやライトリムの色が無いだけにTOMIX製の方が淡泊な表現です。


前からの写真をもう1枚です。左がKATO製で、右がTOMIX製です。
TOMIX製に手摺りを付ければ、造形は大差がないかも知れません。


上がTOMIX製で下がKATO製です。
KATO製はホイッスルが別パーツになっています。ファンの網の彫りも深く、その下にある羽根が今にも回り出しそうです。


KATO製のライトの点灯状態です。綺麗な電球色ですが、正直なところ明るすぎます。また、常点灯に非対応なので、前照灯が点灯状態の姿はカプラーに爪楊枝を引っかけて、無理矢理に撮影しています。(^^ゞ
全体的には値段相応の品質だと思いますが、相当古い製品であるTOMIX製も良い線を行っていると再認識することになりました。
それでは。<(_)>

TOMIX キハ120形(木次線) 入線・整備

TOMIX 92174 JR キハ120形ディーゼルカー(木次線)セットが入線しました。

 
若干の流通在庫もあるようですが入手難には違いなく、中古品での購入です。(この商品を扱っているように見せかけたインターネットの詐欺サイトも見受けられますので、気をつけなければいけませんね。)
ステンレス製の2次車0番台と鋼製の1次車200番台とのセットで0番台がM車になっています。
車番は3と208で、付属品はライトスイッチ用ドライバーが1本です。
トイレ付きでトイレ部分の窓が塞がれたロットになりますが、200番台はボディー自体がトイレ設置仕様になっているために、トイレなしのロットの窓ガラスに銀色を塗ってトイレ付きを表現するという手法が使えません。トイレなしのロットの方が安く出回っているのですが、今回は仕方なくトイレ付きロットを購入しました。


前面の方向幕は「木次」で、ワンマン表示も印刷済みです。
例によってヘッドライトはオレンジ色で、室内灯は電球色です。

 
まず、ヘッドライトを電球色にします。
ライトユニットをばらして、基板の表裏の平形LEDを外します。


表(抵抗器側)に砲弾型の電球色LEDを、裏に元の赤色LEDをハンダ付けします。基板はスルーホール基板ではないので、LEDのリード線で基板の表裏を電気的に連絡しておく必要があります。
詳しくはキハ120の福塩線色を整備したときの記事の通りです。
参考記事:TOMIX キハ120形(福塩線) 入線・整備


次に室内灯を白色LEDにしますが、TORM.製の室内灯ユニットを加工します。
これも以前にキハ120を整備した方法と同じです。
参考記事:TOMIX キハ120形(津山線) 入線・整備


仕上げに富士川車両工業のステッカーを貼ります。
収録内容は、
前面ガラス全体(行き先・ワンマン表示共)
・宍道,備後落合,出雲横田 各2個
行き先(周囲黒枠あり)
・回送 3個
・試運転 4個
・米子,宍道,揖屋,三井野原,木次,備後落合,松江 各7個
行き先(周囲黒枠なし)
・米子,三井野原,揖屋,備後落合,松江,試運転,回送 各4個
・宍道,木次,出雲横田 各6個
その他
・優先座席 9個
・ステップに立たないで下さい。 24個
・指づめ喚起表示(左右) 各42個
です。
実際のところは、行き先を標準の「木次」のままで変更せず、また実車では「指づめ喚起表示」は貼られていないようなので、「優先座席」と「ステップに立たないで下さい。」のステッカーのみを使用しました。

 
こんな感じになりました。客扉窓の「ステップに立たないで下さい。」のステッカーはは幅が広くてドア枠からはみ出すので、両横を切り詰めています。
ところで当社ではキハ120がどんどん増備されていますが、先日TOMIXから三江線神楽号の発売が発表され困っています。ラッピング車まで手を出すと際限がないですし・・・。
それでは。<(_)>

TOMIX キハ120形(福塩線) 入線・整備

TOMIX 92145 JR キハ120形ディーゼルカー(福塩線)セットが入線しました。


備後落合駅で津山線色(岡山色)とが、ひっそりと並んで停まっていた姿が忘れられずに、わざわざ中古品を探してきての増備です。

 
付属品はライトスイッチ用ドライバーが1本だけです。車番はキハ120-323とキハ120-327で、323がM車になっています。(中古品なので動力ユニットが入れ替わっているかもしれません。)行き先は印刷済みで「三次」になっています。室内灯は電球式,前照灯はオレンジ色のLEDです。また、便所は未設置です。

 
前照灯のLEDを電球色に取り替えるためにライトユニットを取り外して分解します。


今回のライト基板は古いタイプです。(けど常点灯対応です。)
角形LEDが基板の両面にハンダ付けされていますが、抵抗器のある面のLEDが前照灯のオレンジ色LEDですので、これを手持ちのΦ3mmの砲弾型電球色LEDに取り替えます。前照灯のLEDは基板の右側(抵抗器側)がアノード(+)極になります。


取り替えの方法は2通りを考えましたが、方法1は元のオレンジ色LEDのリード線を途中で切断して砲弾型電球色LEDを継ぎ足すようにハンダ付けする方法で、方法2は両面のLEDを取り外し、オレンジ色LEDと砲弾型電球色LEDを再度取り付ける方法です。方法2は基板の余分な半田を吸い取り線等で除去する必要があるので手間が掛かると思って、今回は方法1を採用したのですが、実のところ裏表を貫通しているリード線のハンダが溶けてズレたり脱落して赤色LEDが不点灯になってしまい、意外と難易度が高かったりしました。(基板はコストダウンのためなのか、スルーホール(穴で表裏導通)になっていません。)なので、次に取り替える機会があるなら方法2を選択すると思います。
追記:後日あらためて作業を行って比較を行いましたが、方法2のほうが簡単で綺麗にできます。って、どんだけキハ120を持ってんだよと言う話もありますが・・・。(^^;

 
基板をケースに収めますが、前照灯と尾灯間の遮光のために隙間にウレタンを詰めます。
先日整備した三江線や津山線のようなチップLEDの基板の時よりもシビアではないですが、ウレタンが基板より上に出っ張ると前照灯の光量が落ちるので、写真のようにケースの枠より下になるように詰めます。

 
蓋をビスで閉めると出来上がりです。
ライトユニットをボディーに装着するときですが、赤色の導光材が車体の側面側に逃げて前面の穴にうまく入らないときがあります。そのときは縫い針のような先の細い針を使って誘導すると簡単に入ります。

 
かなり迷ったのですが方向幕は「備後落合」にすることにします。
変更作業には定番の富士川車両工業のステッカーを使用します。
収録内容は、
前面ガラス全体(行き先・ワンマン表示共)
・府中,三次,快速広島 各2個
行き先
・回送,試運転 各5個
・府中,河佐,上下,吉舎,備後落合,備後西城,備後庄原,三次,広島 各8個
・快速広島 各4個,府中⇔三次,備後落合⇔三次 各4個
・府中⇔三次,備後落合⇔三次(細矢印) 各3個
その他
・優先座席 9個
・ステップに立たないで下さい。 24個
・指づめ喚起表示(左右) 各28個
です。


上が323で下が327です。
実車の写真を見ていると323と327では各ステッカーの位置が違うようで、写真に合わせて貼りました。


整備が終わりました。
白色室内灯ユニットと便所のために閉塞された窓ガラスパーツは、最新ロットのキハ120(大糸線)を部品取り用に購入して調達しています。ですが、キハ120(大糸線)用の窓ガラスは便所付近の閉塞された2枚の窓のうち、小窓のHゴムが銀色で塗装されており、わざわざ黒色のペイントマーカーで色入れをする羽目になりました。
なお、実車については323が下関に転属して美祢線他の運用に入っているようですが、時代設定が異なると言うことで気にしないことにします。
次は美祢線色か、木次線色か・・・。もう少しキハ120スパイラルが続きそうな予感がします。
では。<(_)>

(参考記事)
TOMIX キハ120形(関西線) トイレ増設
TOMIX キハ120形(関西線) 室内灯・灯火類整備
TOMIX キハ120形(津山線) 入線・整備
TOMIX キハ120形(三江線) 入線・整備

TOMIX キハ120形(津山線) 入線・整備

TOMIX 98008 JR キハ120形ディーゼルカー(津山線)セットが入線しました。
芸備線で運用されている車両が欲しかったので、先日発売された大糸線セットではなく2015年に発売されたこちらを購入しました。おかげで室内灯の白色化にお金と手間がかかりましたが・・・。

 
付属品はドライバー1本です。

 
暖かい感じのカラーリングです。便所付近の窓は2箇所が閉塞されています。
車番は330と342です。330がM車でした。

 
側面と屋根です。


カプラーとスカートは専用のものでしょうか。
特にカプラーは省スペースな感じで、何かに応用できるかもしれません。
(カプラーはJC6364で分売されていますね。)

 
さて、ヘッドライトはオレンジ色、室内灯は電球色(というか電球)ですので、これを修正します。


最初にヘッドライトの光源のLEDを電球色に変更します。
導光材を折らないようにボディーからライトユニットを慎重に取り外しますが、少しだけ慣れが必要です。
写真は関西線色のキハ120を分解したときの写真です。

 
ライトユニットのビスを外して分解します。


ライト基板です。「L1」の位置にあるLEDを交換します。基板に「+」と印刷されている側(右側)がLEDのアノード極になります。ちなみに基板の裏には赤色に光るLEDがあります。


電球色LEDに交換しました。
光軸を基板と平行にしておく必要があるので、LEDは横倒しにハンダ付けします。LEDは両面テープを巻いた楊枝と半田ゴテの先で位置調整を行いながら、片側の電極ずつハンダ付けをしていきます。
チップLEDは極性がわかりにくいので、間違いが無いかこの時点で試験点灯をしました。

 
基板をケースに収めますが、遮光のためにウレタンの切れ端を前方の隙間に詰めます。
2枚目の写真の矢印から上側にウレタンがはみ出すと光量が落ちますので注意が必要です。


ウレタンを詰めた後の写真です。これに蓋を取り付けて完成です。
蓋を閉めるときに半分の確率でネジの穴がバカになっており、いくらネジを回しても締まった感触が得られないときがありますが、とりあえず蓋は閉まるのであきらめます。

 
次に室内灯を白色に変更します。TORM.の室内灯のTL-011(幅広 白色)を使います。
残念ながらポン付けはできず、加工が必要です。その際、この室内灯ユニットは基板とプリズムが簡単に分離できるので、適宜付け外しを行いながら作業を進めます。

 
まず、集電スプリング付近の加工です。室内灯ユニットを支持するステーの先の爪を引っかける溝を作ります。

 
プリズムを先の細い角ヤスリで上から彫り込んでいきます。


ある程度彫り込んだら載せてみます。すると、集電スプリングとは反対側のステーにも当たりがあることが分かります。


プリズムの当たりのある箇所を、さっきよりも細いヤスリで横から彫り込んでいきます。


室内灯ユニットが床板と平行になるように、集電スプリング側の彫り込みを調整します。

 
室内灯ユニットが床板と平行になるように彫り込めたら、元の室内灯ユニットの長さに合わせてレザーソーでカットします。


出来上がりです。集電スプリングが若干長めなので、スプリングの歪みがなるべく少なくなるように室内灯ユニットを取り付けます。


ヘッドライトと室内灯の色の変更ができました。
(2019/01/02 停車・常点灯状態でしばらく放っておくと、この室内灯ユニットの素子の1つが焼損してしまいました。常点灯を使用するときは目を離さない方が良いです。)


最後にステッカーを貼り付けます。
富士川車両工業の製品を使いますが、方向幕が「白幕」と「黒幕」の2製品があります。
便所設置の時代は「黒幕」の方が良いようです。


「白幕」の収録内容は、
前面ガラス全体(行き先・ワンマン表示共)
・岡山,津山,智頭(智頭は種別枠付) 各2個
行き先
・快速 岡山,快速 津山 各2個
・総社,上月,備中高松,美作江見,岡山,中国勝山,法界院,新見,金川,美作加茂,福渡,那岐,津山,智頭,姫路,鳥取,佐用,東城,備後落合,試運転 各4個
・回送 5個
その他
・快速(赤字) 4個
・優先座席 10個
・ステップに立たないで下さい。 18個
・後乗り前降り 11個
・指づめ喚起表示(左右) 各42個
です。


「黒幕」の収録内容は、
前面ガラス全体(行き先・ワンマン表示共)
・岡山,津山,糸魚川⇔南小谷(ローマ字表記共,岡山・津山は種別枠付) 各2個
行き先
・総社,上月,備中高松,美作江見,岡山,中国勝山,法界院,新見,金川,美作加茂,福渡,那岐,津山,智頭,姫路,鳥取,佐用,東城,備後落合,糸魚川⇔平岩,糸魚川⇔南小谷(ローマ字表記共) 各4個
・回送 2個,試運転 3個
その他
・快速(赤字) 4個
・優先座席 10個
・ステップに立たないで下さい。 18個
・後乗り前降り 11個
・指づめ喚起表示(左右) 各42個
です。


前面ガラス全体が印刷された部分に方向幕を貼り付けて、ライトユニットとガラスの間に挟み込みます。
作例では左右の余白を残していますが、斜め前から見たときにとても目立つので、余白は綺麗に切り取った方が良いです。

 
ドア部分にもステッカーを貼り付けるとこんな感じになりました。
方向幕は「新見」にしています。余り目立ちませんが「ワンマン」の下にある種別札差しに自己満足しています。側面の各ステッカー位置は、同封されてる説明書よりも実車の写真を見て決めた方が良いです。


キハ120形(津山線)の整備はこれで終了です。
それでは。<(_)>

参考記事:TOMIX キハ120形(三江線) 入線・整備

TOMIX DE10 きのくにシーサイド 入線

AKB的な商法で物議を醸しているトミックスの「TOMIX DE 選挙」ですが、そのメンバーの1台である2236 DE10 1000形ディーゼル機関車(1152号機・きのくにシーサイド)が入線しました。
中間発表まで様子見をしても良かったのですが、待ち望んでいた車両でしたし、上位に食い込む予感はしていたので比較的早期に予約して投票に参加してしまいました。

 
いつものパッケージです。

 
説明書は2235(JR東海仕様),2236(きのくにシーサイド),2237(アイランドエクスプレス四国),2239(JR貨物新更新車B)とで共用です。
付属品にトレインマークがないですね。

 
ナンバープレートとメーカーズプレートも何種類か付属しますが、金型を共用している関係のようで、実際には「DE10-1152」「川崎重工」だけを使います。

 
側面です。特徴のある塗り分けです。
青色がフラッシュ光の関係で明るく見えますが、実際にはもう少し深い青色です。

 
写真で見るよりかは、ファンのモールドは緻密にできています。

 
写真のウデが悪いので、細かなモールド表現が飛んでしまっています。orz


問題の投票券です。
「TOMIX DE 選挙」については一切触れられていませんが、指示されたURLからアンケートページに入ります。


アンケートの最終質問で投票します。複数回答ですので、これも欲しいなと思うものに投票できます。さてさて、あとは神に祈るだけです。
中間発表ではハイパーサルーンが4位と振るわなかったことが予想外でしたが、あとは概ねこんなものかなと思います。潜在需要がありそうなオリエントサルーンが5位になっていますが、DE10-1705が対象機でしたし、他力本願的な人が多いような気がしたので順当ではないでしょうか。投票対象の牽引機関車が違っていれば、結果はひっくり返っていたかもしれませんが。
しかし、きのくにシーサイドが逆転されたらと思うと気が気ではないので、こんな馬鹿げたイベントはこれで最後にして欲しいと思います。(と言いつつ、買ってしまった自分もだらしがないですが・・・。)
それでは。<(_)>
参考記事1:祝 きのくにシーサイド 製品化決定
参考記事2:TOMIX JR12・24系客車 きのくにシーサイド 入線

TOMIX EF60 500形 入線

TOMIXのEF60 500形 電気機関車が入線しました。朗堂さんで購入しました。


付属品はホイッスル 手摺り,TNカプラー,ナンバープレート,ヘッドマークです。
ナンバーはEF60 506~509,ヘッドマークは富士・さくら・みずほになります。


大型1灯のヘッドライトが時代を感じさせます。ヘッドライトレンズには縦縞が入っており好印象です。


パンタグラフの傍にある銀色のパーツは避雷器でしょうか。


側面の大窓も特徴的です。メーカーズプレートは川崎が印刷されています。


パーツ未取り付けの状態ですが、全体はこんな感じです。20系客車を牽く運用に入る予定になっています。
話は変わりますが、この頃に活躍していた電気機関車といえばEF58を心待ちにしているのですが、なかなかリニューアル発売されないですね。何かしら模型化が難しい理由があるのでしょうか。
それでは。<(_)>