前回の221系に引き続いて、KATOの「ルーバーの有無くらい我慢しろ」攻撃への対抗策です。 今回はKATO 189系「グレードアップあさま」(10-247,10-248)のクハ189の運転台下のルーバーを増設します。 運転台下のルーバーですが、183系と金型を共用しているのか模型と実車では異なっています。そこで、もともとモールドされている分と不足分とを合わせて透明ラベルに印刷して貼り付けることにします。 作図は花子で行いました。大きさは現物あわせです。色は真っ黒ではなく、少し薄めにしました。 手持ちのプリンタの精度が悪いので、たくさん印刷してその中から良いものを選別して使用しました。 4箇所のルーバーを上下2分割にして、平刃で切り出しました。ものが小さいので4分割にしなくても仕上がりはほとんど変わりません。 出来上がりはこんな感じです。それらしくなったと自画自賛しております。 この189系セットですが、実を言うと他にも色々と手を加えたいところがあります。主なところで、非グレードアップ車の座席の入れ替え、クハ189-0番台(模型ではクハ189-11)の運転台に向かって(たぶん)左側のジャンパ栓の撤去等を予定していますが、なかなか手を付けられていません。 しかし、横軽で乗車したのは「あさま」「白山」「そよかぜ」「妙高」と色々なのですが、この塗色の「あさま」が最も碓氷峠越えの記憶を思い出させます。(そういえば普通列車では行き来したことがないです。) それでは今日はこの辺で。<(_)>
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KATO 221系 側面ルーバー取付
KATO 221系(10-235,10-236)のクモハ221の側面にルーバーを増設してみました。 クモハ221なのですが、実車には黄色い丸印のあたり(1両につき左右1箇所づつ)にルーバーがあるにもかかわらず、模型にはありません。要はKATOが繰り出す「ルーバーの有無くらい我慢しろ」攻撃なのですが、何となく気になるので表現してみたいと思います。 クモハ221のルーバーには種類があるようで、今のところ確認しているのは写真の2種類です。場所も少し違いますね。(ちなみに写真はいずれもすぐ左に客扉と運転台があります。)KATOから模型化されているクモハ221-59は2枚目の写真のルーバーが付いています。このルーバーを表現するのに市販のエッチングパーツを取り付けてみたのですが、パーツの厚みが目立ち過ぎてイマイチでした。1枚目の写真のルーバーなら、エッチングパーツの厚みも気にならないかもしれませんが・・・。 とういことで、今回はルーバーを透明ラベルに印刷して貼り付けることにします。原図はジャストシステムの花子で作成しています。仕様は1dot線で2.2mm長×5本(0.3mm間隔)です。1dot線と言っても印刷すると何となく太い感じがしますが、これより細い線を描けるソフトとプリンターを持っていないので仕方がありません。 印刷して貼り付けてみました。ラベルの切り出しは直線刃と平刃のデザインナイフで行いました。最初は線色を黒色で印刷して貼ってみたのですが、あまりにも五月蝿かったので濃いめのグレーで印刷するとさりげない感じになって良い雰囲気になりました。(もう少し上下方向に縮めてもよかったかも。) 同じKATOの103系のサハ103のルーバーのように、あるものを削るのはかなりの労力ですが、今回はないものを足すだけだったので比較的簡単でした。作業時間は試行錯誤を繰り返して2~3時間位でしたので、半日モデリングと言ったところでしょうか。 久し振りに模型の221系を出してきたのですが、やっぱり良いですね。この車両の登場時にはJR化後の新しい時代を強烈に感じたものです。今もなお221系のデザインは223系以降の後継車に負けていないと思います。 それでは今日はここまでです。<(_)>
GREENMAX 近鉄12200系 整備
元旦に入線したグリーンマックスの30189 近鉄12200系を整備します。 TNカプラー化、幌枠の取り付け、後付けパーツの取り付け、ステッカー・インレタの貼り付けがメニューです。 先頭部のTNカプラーは分解して写真2枚目のスカートに組み付けますが、説明書によるとTOMIXのJC25(密連形グレー2段電連,線ばね式)が推奨品とされています。けれども、取り換え後のカプラーはSPカプラーにしたかったので、試しに使えそうなJC6334(写真1枚目右)で組み立ててみましたが、連結器の動きにひっかかりがあり使えませんでした。また、JC6321(写真1枚目中)のようなSPカプラーではそもそもカプラーホルダーの形状が合いません。 ということで、JC27(写真1枚目左,密連形黒,線ばね式)にJC6335の1段電連部分を入れ替えて使います。ちなみに連結器両脇にジャンパ栓が表現されている0334(以前に6個セットで販売されていた線バネ式のTNカプラーです。)は使えませんでした。(カプラーホルダーの寸法が若干異なるのか、うまく組み立てられませんでした。)なお、灰色ではなく黒色を使ったのは、併結させる予定のTOMIXの30000系のカプラーが黒色だったからです。 とりあえず組み立てると写真のようになります。ただし、後付けパーツの「格納箱」(2枚目の写真,12200形のみ取り付け)はカプラーを組み立てる前に取り付けないといけませんので、忘れないようにしないといけません。 先頭部のカプラーを取り付けた写真です。12300形に格納箱は不要です。 次に中間部分の幌枠の取り付けです。TOMIXのPH-101を使います。幌枠のツメはきれいにそぎ落とします。 幌枠は木工用ボンドで接着しました。また、使用するTNカプラーは0337密連形TNカプラーです。TNカプラー化に際しては既存のカプラーポケットの切除が必要です。 最後に後付けパーツの取り付け、ステッカー・インレタの貼り付けを行いました。 パーツの嵌め合いはそこそこ固いので接着材は使用していません。ステッカーは併結するTOMIX 30000系の表現に合わせて、前面・側面行先幕、号車札のみ貼り付けました。(ついでにTOMIX 30000系にも側面行先幕と号車札の自作ステッカーを貼り付けました。) トイレ窓はステッカーで表現するようになっていますが、ステッカーを貼るのが面倒だったので、窓埋め後をイメージして車番インレタは12241と12341を選択しました。なお、行き先は「賢島」としています。 (2021/04/17:車番については、文字を拾い直して12222と12322に変更しました。) (2021/06/10:プロトタイプがB更新車のようなので再変更を予定しています。) (2021/06/13:所有する他形式との時代的な整合がとれませんが、12242Fに変更しました。) これで既に入線・整備済みのTOMIX 92521 30000系ビスタカーセットと合わせて6両編成で運用できます。一応、1990年代の初め頃をイメージしているつもりです。(2003年3月6日より前の設定ですので、手前の12200系の増結2両が難波・京都方で1・2号車となります。(仮に現在なら6・5号車です。)) それではこれで失礼いたします。<(_)> ・「グリーンマックス 近鉄12200系 入線」へ(クリックしてください。)
TOMIX 50系客車 方向幕準備窓他インレタ貼付
先日のキハ183のトレインマークまわりのHゴム表現に使ったインレタですが、かなり余った状態なので本来の50系に使用したいと思います。 写真は新品状態のくろま屋さん製No.206「オハ・オハフ50 方向幕準備窓/臭気窓Hゴム」インレタです。 当社所有の50系は以前に記事を書いた寒冷地用の51形がKATO製で、暖地用の50形がTOMIX製です。両者のディーティール表現には結構な差があります。 写真の上の車両が施工対象となるTOMIX製のオハフ50,下の車両が比較用のKATO製のオハフ51です。トイレ窓が磨りガラスか白ガラスかの違いのほか、KATO製の方は方向幕準備窓、臭気窓のHゴムや、ドアレール・靴摺の表現もなされていますが、今回の施工はTOMIX製へのHゴムの表現だけになります。(ちなみにオハ50には臭気窓はありません。) インレタを平刀で切り出しているところです。切り出したものをセロハンテープに貼り付けて転写します。 平刀をつかうのはカッターで刃を横に引くよりも押し切る方が簡単だからです。また、インレタシートの余白が多いと位置合わせがしにくいので、イメージに近い位置で刃を入れて切り出しておきます。また、位置合わせのしやすさの関係で、なるべくセロハンテープを指紋等で汚さないようにします。 切り出したインレタを車両の方向幕窓や臭気窓のモールドの位置に合わせて転写します。 インレタシートは透明度が低く、シートをかざすと方向幕窓や臭気窓のモールドが見えなくなりますが、方向幕窓の縦位置は何両か転写すると雨樋や窓枠との位置関係から感覚が掴めてくると思います。一方、横位置はどうしてもカンを頼りに合わせることになります。臭気窓は小さいので、傾かないように気をつければそれほど難しくはありません。 施工前後のオハフ50です。上が施工後で、下が施工前です。ドアレールや靴摺の銀色は入っていませんが、かなり印象が良くなります。施工前はのっぺらぼうでしたからね。 在籍するオハ50 6両とオハフ50 6両の計12両に施工しました。 クリアラッカーを吹けば完璧だと思いますが、面倒なのでやっていません。 細かい作業なので休憩しながらだと2時間ほどかかりましたが、満足度の高い整備でした。 それでは今日はこれまでです。<(_)>
TOMIX キハ183 3550番台 ロールマーク式化(続)
TOMIX 92781他 キハ183-2550系特急ディーゼルカー"HET"セット キハ183-3550番台のヘッドマークのロールマーク式化(幕式化)の続編です。 やはりヘッドマーク周りのHゴムの処理が気になるので、くろま屋さんのインレタを使います。使うのはNo.206「オハ・オハフ50 方向幕準備窓/臭気窓Hゴム」です。これを切り貼りして使います。 1枚目が前回Hゴムを塗装したもので、2枚目が今回インレタを切り貼りしたものです。当の本人は満足していますが、これを改善されたと見るか変わらないと見るか・・・。 それでは今日はここまでです。<(_)> ・TOMIX キハ183 3550番台 ロールマーク式化へ(←クリックして下さい。)
TOMIX キハ183 3550番台 ロールマーク式化
今回のお題は、TOMIX 92781他 キハ183-2550系特急ディーゼルカー"HET"セットのうち、先頭車になるキハ183-3550番台のヘッドマークのロールマーク式化(幕式化)です。 当社では以前からTOMIXのキハ183系2550番台を所有しており、結構お気に入りだったりします。ただ、近年の実車のヘッドマークがロールマーク式であるのに対して模型は交換板式であることがずっと気になっていたのですが、最近TOMIXからロールマーク式のキハ183系500番台の発売がアナウンスされので、一念発起して改造に着手することにしました。 改造にはトレジャータウンさんのエッチングパーツの「TTP246 キハ183系貫通扉」を利用します。改造と言ってもパーツに色を塗って貼り付けるだけですが。 車体の渡り板のモールドを削れば渡り板を下ろした姿も再現できるとのことですが、そんな度胸はないので渡り板を上げたままの姿にします。渡り板を上げた姿の場合は1枚のパーツ板に2個の貫通扉が収録されています。(渡り板を下ろした姿の場合は3個です。)なお、当社にはキハ183は3両在籍していますので、2枚のパーツ板が必要になります。 ものすごく歪みやすいので慎重に切り出し、ヤスリでバリ取りを行います。色を塗る前に切り出したパーツを車両に置いてみましたが、「おぉ。」といった感じです。 、、 塗装したものを貼り付ける前に、自作のヘッドマークを貼っておきます。ホワイトラベルにカラープリンタで印刷しました。実車でもそうですが、元の交換式のときよりも絵柄は少し小さめにしておきます。 次に塗装した貫通扉を木工用ボンドで接着しました。Hゴムが綺麗に塗れていませんがご勘弁を。ちなみに貫通扉にはMr.カラーで薄いグレー系に調色したものを、Hゴムにはタミヤエナメルのダークシーグレイを塗っています。最初はHゴムに水性ホビーカラーを使ったのですが、はみ出したときの拭き取り性が悪く、結局のところ貫通扉ごと再塗装をする羽目になりました。 加工前と加工後のお顔です。それっぽくなっています? Hゴムは無理に塗らなくても良かったかも。 できあがりです。今風のお顔になりました。やはりHゴムへの色入れが難関ですね。 ともかく、元旦早々からのエアブラシ作業も一息つきました。 ・TOMIX キハ183 3550番台 ロールマーク式化(続)へ(←クリックして下さい。)
TOMIX 近鉄50000系 しまかぜ 整備2
昨日の塗装作業の勢いを借りて、一気にエヌ小屋さんの「室内表現シート」と「展望席仕切」を施工してしまいます。 まずは「展望席仕切」の取付けです。これは、運転席-客室間の黄色樹脂製(室内パーツ一体型)の室内灯プリズム用支えを透明パーツで置き換え、実車同様のシースルーにするためのものです。 写真右側のパーツが袋の中に入っていますが、1のパーツがク50101用で、6のパーツがク50601用になります。(パーツの写真はかなり拡大しています。また、茶色い保護紙が貼ったままです。) 加工作業に入ります。 まずは慎重に床板から黒色の遮光カバーを外します。1枚目の写真の赤丸内の遮光カバーの爪を軽く外してあげると、比較的簡単に外れます。 次に室内灯プリズム用支えを切断します。高さは床レベルではなく、前照灯ユニットのレベルで切断します。切断後はきれいにバリ取りをしておきます。私は平刀で少しずつ傷を入れてポキッと折り取りました。このとき、変に抉れたり、刃物で座席を傷つけない様に気をつけます。 バリ取りが済んだら遮光カバーを戻して、保護紙を剥がした透明パーツを両面テープで貼り付けます。両面テープは遮光カバーとの間に貼りますが、貼りしろが少ないので強度が気になる人は接着剤を使うことになるかもしれません。 左が施工後、右が施工前です。シースルーになっています。 お次は「室内表現シート」になります。2枚目の写真の左上のシートのみが両面テープでの貼り付けとなりますが、あとはシールになっています。 貼り付けに9時間ほど掛かりましたが、途中で写真を撮る気力がなかったのでいきなり作例の写真で申し訳ありません。基本的に説明書通りに貼り付けていけば良いのですが、気がついたことを書いておきます。 ・シールはカット済みだが精度はそこそこで、モ50501の座席背面の一部以外は新たにユーザーで切り込む必要はない。 ・シールの各パーツ内に描かれる模様の部分は強度が落ちているみたいで、下手に引っ張るとそこが破れて往生する。 ・カフェ車両の丸椅子の背もたれについては円弧状の部分にシールを貼ることになるが、接着力が足りないのかすぐに剥がれてくる。 ・シールに印刷されているパーツの案内用の号車番号は、1号車がク50101、2号車がモ50201(M車)と順に読み替えていけば良いが、座席背面シールに関しては2号車がモ50501で、5号車はモ50201(M車)である。 ・「室内出入ドア表現シート」のみ両面テープで貼り付けるが、貼り付ける車両側の面積の方が小さいときがあり、パーツ裏面の全面に両面テープを貼り付けると糊面が余剰になってホコリを呼び込みそうである。(パーツをカットしてから、必要な大きさの両面テープで貼り付ける方が良いかも。) ・シールのカット済み寸法も正直なところ微妙であるが、「室内出入ドア表現シート」に収録されているパーツの精度はきわめて大雑把である。(適宜、現物あわせが必要である。)特に「カフェ1F壁」は横方向の長さが全く違う。 以上、参考にして下さい。 編成中で見所になるモ50301の写真です。和洋個室とサロン室がきれいに表現されています。期待していた2階建てのカフェ車両は意外に車内が見えにくくて効果が薄かったです。 1・2・5・6号車の座席関係のパーツも、側面窓が座席1列につき1枚と小さいためにピラーに邪魔されてほとんどが目立たず期待外れでした。 次の整備はボディーマウントTNカプラー化と室内灯設置でしょうか。予算に余裕が出来れば実施したいと思いますが、先の話になりそうです。
TOMIX 近鉄50000系 しまかぜ 入線,整備1
TOMIX 92499 92500 近畿日本鉄道50000系(しまかぜ)の入線です。 以前から欲しかったのですが、ネットをうろうろしていると朗堂さんで割引をしていたので注文してしまいました。 購入したのはTNカプラー仕様の7両パッケージの限定品ではなく、基本セットと増結セットに分かれているアーノルドカプラー仕様の通常販売品です。 車番は第1編成(限定品は第2編成)のものが印刷済みとなっており、TOMIXにしては珍しくインレタの付属はありません。というよりも、付属品自体がありません。 最初に先頭車を手に取りましたが・・・。 真正面から見るとそれほどではないですが、斜めから見ると前面窓のピラーのブルーが目立ってかなり格好悪いです。ちなみに実車のピラーは黒色です。 ということで、全車両を箱から取り出していないにも関わらずプチ整備を始めてしまいました。 車両を分解してピラーを黒色に塗装することにしますが、念のためにマスキングもしておきます。塗料はエナメル塗料のつや消し黒を使いました。 塗装してマスキングテープを外した写真です。 こちらは組み立て後の写真になりますが、表情がかなり実車っぽくなりました。ちょっと面倒ですが効果は絶大です。 作業中に不注意から塗料で車両を少し汚してしまいましたが、エナメル塗料を使ったので溶剤で落とすことができ、大事には至らずホッとしました。 なお、作業が終わって組み立てるときには、先頭車2両のボディーと床下を入れ違いにしないように気をつけて下さい。 改めまして車両を見てみます。大阪難波・近鉄名古屋方先頭車のク50101とモ50201です。大阪発着のときは6・5号車で、名古屋発着のときは1・2号車です。席の配置は伊勢湾側(画面奥側)が2列シート、紀伊山地側(画面手前側)が1列シートで、3・4号車を除いた全車両に共通です。 モ50301と2階建てのサ50401です。大阪発着のときは4・3号車で、名古屋発着のときは3・4号車です。モ50301には和洋個室とサロン席があり、サ50401はカフェ車両です。 ダブルパンタグラフが特徴的なモ50501と賢島方先頭車のク50601です。大阪発着のときは2・1号車で、名古屋発着のときは5・6号車です。 格好いいですね。フロントマスクの印象も良いですし、何といっても2階建て車両に萌えてしまいます。実を言うと2階建て蕩れなので、JR東日本の215系なんかは卒倒してしまいそうなくらい好きだったりします。ww アーノルドカプラーなので連結面間隔はこんな感じです。間隔がそれなりに広いので、ボディーマウントのTNカプラーでなく台車マウントのKATOカプラーに交換しても、連結面間隔が縮まりそうです。 (2016/12/30 KATOカプラーに交換してみましたが、連結面間隔はほとんど変わりませんでしたので、すぐにアーノルドカプラーに戻してしまいました。) この列車は窓が大きく外から車内がよく見えるので、エヌ小屋さんの室内再現シートを施工する予定です。 正直なところ資材は既に購入してあるのですが、面倒で手を付けられずにいたりするんですけど・・・。(^^; いつになるのか分かりませんが、施工が終わったらまた記事を書こうと思います。
KATO キハ85系 幌アダプター取付
KATOからキハ85系の発売予定がアナウンスされましたが、既に当社では前回品(10-401,10-402)のキハ85系を導入しており、導入を見送ることにしています。 ところで発売予定のキハ85系は、前回品と比較してキロ85,キハ84-300番台やキハ85-100番台のバリアフリー対応車であるキハ85-1100番台が収録されるようです。なお、キハ85-1100番台には幌アダプターが再現されるとのこと。 当社のキハ85-100番台にもkitchN製の幌アダプターを取り付けていますが、塗装が手塗りで仕上がりが良くないため、重い腰を上げてこれを改修することにしました。 現在の状態です。前回品のキハ85-100番台の標準状態は幌アダプターがないつんつるてんのお顔ですが、kitchN製の幌アダプターを取り付けて何とか体裁を保っています。写真では分かりませんが、幌アダプターは下手な手塗りで塗装ムラがあります。 (カプラーも変更しています。ボディーマウントTNカプラーを加工して、木工用ボンドで取り付けています。) 幌アダプターですが現行品はリニューアルされているようなので、買い直して取り替えることにしました。リニューアル品は幌アダプターの上部に水切りが表現されています。 ホワイトメタル製でかなり柔らかいです。簡単に歪むので、ランナーからの切り離しは慎重に行います。 また、裏側には取付用の脚が出っ張っていますが、これを使う場合は車両側に穴開けが必要なので削り落とします。(今回は木工用ボンドで取り付けます。) なお、塗装前には車両に当ててみてできるだけ歪みを修正しておきます。 エアブラシで塗装して木工用ボンドで取り付けます。色はグランプリホワイトにわずかに黒色を足しました。少し黄色味が足りないようですが、まあ良いことにします。 写真は新旧の幌アダプターを取り付けた車両を並べたもので、手前の車両の幌アダプターが今回取り替えたものです。 ここまで作業を進めて、ふと最近の実車の写真を確認したところ、幌アダプターに水切りがない・・・? キハ8500との併結時代はあったのかとも思ったのでネットで検索してみましたが、水切りがない幌アダプターの写真ばかりで水切りのある写真は1枚も見つかりませんでした。 幌アダプターのパッケージ写真です。左が今回使ったリニューアル製品で右が旧製品です。リニューアル製品のパッケージには「上部傾斜の再現、水切り追加」と書いてありますが、それ以上の情報はありません。 迷ったのですが結局のところ、水切りのない旧製品に戻しました。当然、薄め液のプールで塗装を落としてエアブラシで再塗装をしています。 名古屋鉄道キハ8500との連結シーンです。 結局、気になっていた塗装ムラは修正できましたが、現行品の幌アダプターは無駄になってしまいました。 幌アダプターの水切りについては気が向いたら調べてみます。 (KATO製の幌アダプターの取り付けはこちら→「KATO キハ85系 幌アダプター他取付」)
KATO 80系300番台 飯田線 入線2,整備
先日入線したKATO 10-1385 80系300番台 飯田線 6両セットの整備を行いました。 整備と言っても、先頭車のクハ85にジャンパ栓パーツを取り付けただけですが・・・。 左の車両にはBタイプを、右の車両にはAタイプを取り付けています。 余り目立ちませんが、Bタイプのジャンパーにはつや消し黒で色差しをしてます。 これだけでは記事がすぐに終わってしまうので、以前に発売された同じくKATOの10-379,10-380 80系準急「東海・比叡」セットと比べてみました。 各写真の左・中が「飯田線」セット、右が「東海・比叡」セットのクハ85です。 ぱっと見に運行番号表示器の大きさと色が違います。 また、「飯田線」セットの方が全体的にボディーのモールドがシャープな感じがします。 運転席はどちらもシースルーなのですが、「東海・比叡」セットのクハ85は床下ではなく運転席の真後ろにライトユニットが配置されてしまっており、このあたりは後発の「飯田線」セットに一日の長があります。 あと「飯田線」セットでは別パーツとなった屋根上のベンチレーターが存在感を醸し出しています。 ひっくり返してみた写真です。上が「東海・比叡」セットで、下が「飯田線」セットのクハ85です。 「東海・比叡」セットは台車マウントKATOカプラーで、「飯田線」セットは運転台側も含めて伸縮式ボディーマウントカプラーです。 「東海・比叡」セットの台車はねじ止め式で、運転台側には台車マウントのスノウプロウが取り付けられています。対して「飯田線」はスナップオン台車で、スノウプロウはありません。 両セットとも、ライトスイッチの有無を除いて床下機器のモールドはほとんど一緒です。 ついでに他の車両の床下も比べてみましたがほとんど一緒で、「飯田線」セットは既存の金型を再利用した感じがします。 写真のモハ80は床下抵抗器カバーの有無が違いますが、この抵抗器カバーは「東海・比叡」セットの特徴なので違うのは当然です。(写真の上が「東海・比叡」セットで、下が「飯田線」セットのモハ80です。) 貫通路部分の違いです。各写真の左・中が「飯田線」セット、右が「東海・比叡」セットのモハ80です。 左のモハ80には塞ぎ板がモールドされており、小窓にもプラ窓が入っています。塞ぎ板のない貫通路は、どちらのセットもただの開口になっています。 あと、「飯田線」セットと「東海・比叡」セットでは妻面の窓ガラスのプラ窓の有無とサッシ表現が違います。まあ、妻面にいくら凝っても効果は限定的ですが・・・。 屋根に戻りますが、やっぱり別パーツの方が好印象です。 最後に連結間隔です。ぱっと見には変わりませんね。実際はKATOカプラーに遊びがある分「東海・比叡」セットの方は張力を掛けるとわずかに広がるのですが、それでもたいして変わりはありません。これにはちょっと驚きましたが、「飯田線」セットの伸縮式ボディーマウントカプラーの方にはもう少し頑張って欲しかったなと思います。 それでは今回はこの辺で終わりにしたいと思います。<(_)>