2017年5月28日の朝にこのホームページにアクセスしてみると・・・。 「データベース接続確立エラー」・・・。なんじゃこりゃ。 調べてみると早朝にレンタルサーバーの機器入替えがあった模様。色々と調査をしてこちらが原因ではないことが分かってきたのでユーザーサポートに連絡をすると、データーの移行に失敗しており復旧させたとの連絡が30日にありました。結局、丸2日間もホームページが見られない状態が続くことになってしまいました。 とにかく元の状態に戻せたので事なきを得たのですが、このホームページは備忘録代わりに作っていて頻繁に見返しており、バックアップをしたのがかなり昔だったこともあって、一時はかなり焦ってしまいました。改めてバックアップはこまめに取っておくべきだと痛感した出来事でした。
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アイ・オー・データ機器 HDL2-AA0/E 導入
先日、ファイルサーバーとして使っていたラトックシステムのRS-EC32-CLDがお亡くなりになりました。 今回お亡くなりになったRS-EC32-CLDです。丸4年の間、RAID1(1TB×2台)で何の不満もなく使っていましたが、スリープ状態に移行するとネットワークから見えなくなってしまう現象が発生し、とりあえず主電源のオフ・オンで対応していたところ、それから3日ほどで主電源のオフ・オンをしてもLAN経由の一切のアクセスができなくなりました。幸いにもUSB3.0接続でのデータのサルベージは問題なく行うことができ、事なきを得ましたが…。USBでもつながる仕様で良かったです。(^^; ということで、後継機として選んだのがアイ・オー・データ機器のHDL2-AA0/Eです。挑戦者ブランド品?と思ってしまうほどシンプルな外装です。今回購入した機種はHDD無しモデルなので、HDDは今まで使っていたものを再利用する予定です。後で書きますが、HDDの再利用が理由で少し面倒なことになりました。 本体と付属品です。HDDのマウントは、付属の取っ手付マウンターをHDDにねじ止めして、本体の上部の蓋を外して差し込むように行います。蓋はドライバーを使わないで外すことができます。 本体の重さは943g、HDD(2台)の重さはマウンターを取り付けて1,300gです。合わせて2.2kg超となりますが、組み込んで手に持つとずっしり感があります。 上部の挿入口を開けてHDDをマウントしたところです。あとは蓋を閉めるだけでHDDが固定されます。 前面下部にはUSB2.0ポートと電源ランプ、HDDランプがあります。説明書にはディスクアクセス時にHDDランプが緑色に点滅すると書いてありましたが、ネットの情報では点滅はしないようです。(点きっ放しです。) 裏面には冷却ファングリル、電源ボタン、USB2.0ポート、USB3.0ポート、LANポート、ケンジントンセキュリティースロット(盗難防止用)等があります。 なお、前後のUSBポートですが、プリンタや増設HDDがつなげられるようです。 ちょっと寄り道して筐体カバーを外してみます。 まず、上部3箇所、底部3箇所のビスを外します。側面カバーはコの字形になっており、上部3箇所(1枚目の写真の黄色丸内)のビスと筐体両側面奥(1枚目の写真の左側の上下)の内側にあるツメで固定されており、側面カバーを上に持ち上げてツメを外して広げながら手前に引くように分離します。また、背面と底面カバーは一体になっており、基板・HDD鋼板ケースとは下部3箇所(2枚目の写真の黄色丸内)のビスと内部基板の開口とのツメ(1枚目の赤丸内のツメ)で固定されているので、これを外して基板・HDD鋼板ケースを斜め上に持ち上げるよう分離します。 カバーを外した後の写真です。基板は本体の底面と片側側面にあり、写真に写っているのは側面の基板です。基板右上にRTCバックアップ用と思われるボタン電池が見えますが、交換が出来ないような雰囲気です。 背面から見た写真と冷却ファンの銘板です。筐体カバーを外してみたのはこれを見るのが理由でした。後でも書きますが冷却ファンがスリープ時にも止まらない仕様なので、温度センサーを自作して取り付けようと思い、冷却ファンの仕様が知りたかったのです。 早速、天井裏に設置して使い始めました。とりあえず気づいた点を書いておきます。 ・起動にはHDDをマウントしてから、ファームウェアのインストールが必要である。 ・ファームウェアはアイ・オー・データ機器のホームページからダウンロードする。 ・ファームウェアの保存媒体はUSBメモリでもUSBカードリーダー+メモリカードでも良い。(1GB以上) ・ファームウェアを本体に導入するときに、電源ボタンを押してから1分間ほどランプが緑色に点滅してから、パペポと音が鳴って橙色の点滅に移行する。(ランプが緑色に点滅することについては説明書に記載が無い。) ・HDDはNTFSフォーマットでないと電源ランプが橙色の点滅に移行してから先に進まない。(HDDのファイル形式については説明書に記載が無い。)(私はここで躓きました。USBメモリ内に残されるログを見ると、HDD内で領域を確保したかしているかで途切れています。しばらく悩んだ末に、マウントしたHDDがexFATでフォーマットされた再利用品だったことを思い出してNTFSにフォーマットしなおしました。(前機種のRS-EC32-CLDはexFAT限定でした。)また、なぜかHDDのボリュームがいくつもの領域に別れており、さらにWindowsの「コンピューターの管理」から消せない領域があったので、コマンドプロンプトから「delete partition override」やらで、フォーマットを行う前にHDDは2台とも単一ボリュームにしておきました。領域消去の詳しい方法はネットで検索すれば分かると思います。それよりも問題なのは、領域消去やフォーマット作業に3.5インチのSATA HDDをパソコンに接続する装置が必要なことです。私は休止させていたデスクトップパソコンを引っ張り出してきて作業を行いましたが、ノートパソコンしか持っていなかったりすると新たな投資が必要となります。) ・HDDを正常に認識しているとHDDランプは緑色に点灯するが、ディスクアクセス時に点滅することはない。(説明書が間違っている。) ・スリープ時にHDDがスピンダウンするが、冷却ファンは止まらない。(説明書に記載があります。事前に知っていましたが、周囲温度が低くても回ったままです。それほど五月蝿くはないですが騒音源となります。) ・本機のUSB3.0ポートに接続した外付けUSB-HDDから本機内部のHDDへのデータ転送速度は40MB/s位で微妙な速度だった。 と、こんなところです。 モードはRAID1に似た特徴を持つ拡張ボリュームにしました。RAID1と違って、データが増えてきたらHDDを差し替えるだけで容量を増やせるらしいので・・・。 それでは今日はここまでです。<(_)>
Burn All GIFs Day
今日は、GIFフォーマットに使われる画像圧縮アルゴリズムLZWの特許権を主張(ライセンス料の支払いを要求)するアメリカUNISYS社に対して、反発したプログラミング自由連盟(LPF)が1999年に「Burn All GIFs(すべてのGIFを焼き捨てろ)」と声を上げた日らしいです。当時は私もひどく戸惑った記憶がありますが、もともと特許権を持っており、広く普及するまでは大人しくしていただけで悪いことはしていないはずなんですけど、このようなハシゴを外すようなやり方にアメリカUNISYS社に対して反感を覚えた人は少なくなかったようです。この問題を回避するために開発されたのがPNGフォーマットで、ご存じの通り現在は広く普及しています。その後はアメリカで2003年に、日本で2004年に特許権が失効して、この問題は落ち着いています。ちなみにGIFは「ジフ」が本来の呼び方のようですが、私は「ギフ」と読んでいます。 上の画像はGIFアニメーションです。GIFフォーマットは256色という今となっては時代遅れ的な感じもするフォーマットですが、こんなふうにお手軽に遊べるフォーマットです。一方、PNGフォーマットでもアニメーションを表示できるようですが、こちらのほうはあまり普及していないようですね。 GIFフォーマット問題は15-20年も前の話ですが、こんな商売の仕方もあるんだと言うことを忘れないように記録に残しておきます。
コテライザー 再購入
コードレス半田ゴテのコテライザーオート・ミニを再購入しました。 もともと持っている2台がガス詰まりで二進も三進もいかなくなったからなのですが、ネットで調べるとガス詰まりの報告がちらほらと挙がっており、どうもこのコテライザーの持病のようです。(純正ガスボンベを使っているのに・・・。) 修理だと3,000円くらいかかるらしく、新品だと4,000円~5,000円くらいで買えるので、釈然としませんが買い直しを決断しました。決して安い買い物ではないのですが、どこでも使えて立ち上がりが早いというコードレスの便利さを味わうとなかなかやめられません。 ついでに細かいあぶり作業のために、先端が1.5mmのホットブロー(熱風)チップも購入しました。 今度はガスが詰まらずに使い続けられるように祈るばかりですが、次に詰まったら電池式でホットブローもできる機種があるようなので、それにします。
Windows10でのBluetoothの不具合(Prime Note Galleria QF655)
(2016/09/11 現象が再発しており、下記記事は現在検証中です。) (2016/09/25 ランニングテスト中です。) (2016/10/23 再発したため、対応方法を変えました。) (2018/04/17 OSの再インストールに伴い、対応方法を変更しました。) 本日でWindows10への無償アップグレードが終了しますが、当方ではWindows8が世に出る直前に買ったドスパラのQF655をすでにWindows10Pro(64bit)に変更して愛用しています。しかし、Bluetoothアダプタが認識されたりされなかったりを数秒おきに繰り返すようになり、使い物にならなくて困っていました。当初はQF655に付属するSystem Control Manager(SCM)(DVDドライブのイジェクト,無線LANやBluetoothのオンオフ,クーリングファンのコントロール等をハードウェアキーで行うアプリケーション)を疑い、SCMの再インストールやらバージョン変更とかを試行錯誤していましたが、色々と試してみて何とかBluetoothが安定して使えるようになりました。 結局、SCMとは関係なく、することはデバイスドライバの変更だけです。 まず、デバイスマネージャーで「表示」メニューのリストから「デバイス(接続別)」を選択し、同じく「非表示デバイスの表示」にチェックマークを付けます。 次に、デバイスのツリー図からBluetooth関係のデバイスがぶら下がっている「PCI Express ルート コンプレックス」をダブルクリック⇒「ドライバーの更新」のボタンをクリック⇒「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」をクリック⇒「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します」をクリック⇒モデル欄から「PCIバス」をクリック⇒「次へ」をクリックを順に行います。するとデバイスのツリー図の「PCI Express ルート コンプレックス」が「PCIバス」に変更され、Bluetoothアダプタの認識が安定します。 ちなみに、当方のQF655では、ワイヤレスLAN&BluetoothアダプタをIntel Dual Band Wireless AC7260に交換しています。 何かの参考になるかもということで、この記録を残しておくこととします。 [2016/9/25] ワイヤレスLAN&Bluetoothアダプタのドライバー(「PROSet Windows10用Bluetoothテクノロジー対応インテル/Wirelessソフトウェア」)のバージョンにかかわらず、インテルドライバー・アップデート・ユーティリティーを使っても手動でも、そのインストール後にデバイスマネージャ上の「インテルワイヤレスBluetooth」の認識が消えたり戻ったりの繰り返し(数秒毎)が発生することが分かりました。(当然、Bluetooth機器は使えません。) 丁度、Windows10 バージョン1607(Anniversary Update)がリリースされましたので、アップデート後にドライバーをインストールしてみましたが症状は改善されませんでした。 そこで、一旦「インテルワイヤレスBluetooth」がぶら下がっている「Intel 7 Series/C216 Chipset Family USB Enhanced Controller」を削除後に再起動して再認識させてみたところ、しばらくは安定しています。 Windows10のバージョンアップ前は同様な手順後にしばらくするとまた症状が再発していたので、大丈夫かどうかこれで様子を見てみます。 [2016/10/23] 再発したので、USB関係のドライバを変更してみました。 Bluetoothデバイスが接続されているUSBのドライバを変更したので、デバイス名が「Intel 7 Series/C216 Chipset Family USB Enhanced Controller」から「Standard Enhanced PCI to USB Host Controller」に変わりました。これで様子を見てみます。 [2018/04/17] OSを再インストールすると再発しました。 デバイスマネージャの「デバイス(接続別)」の画面では、OSの再インストール後に「Standard Enhanced PCI to USB Host Controller」にしていたところが「Intel 7 Series/C216 Chipset Family USB Enhanced Controller」へ戻りますが、このディレクトリの下に「インテル ワイヤレス Bluetooth」というデバイスがありますので、これの「プロパティ」の「電源管理のタブ」で「電力節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックボックスを外しました。 前回はこれでも駄目だったのですが、今回は安定しているのでしばらくこれで様子を見てみます。 [2018/09/16] SSDの交換にともないOSを再インストールしましたが、たまにBluetoothマウスとの通信が途切れるので、上記の設定に加えてさらに下層の「Microsoft Bluetooth Enumerator>Bluetooth HID デバイス」の「プロパティ」の「電源管理のタブ」でも同様にチェックボックスを外しました。 [2018/09/17] それでもマウスとの通信が途切れるので、加えて「「インテル ワイヤレス Bluetooth」の上層の「Generic USB Hub」の「プロパティ」の「電源管理のタブ」でも同様にチェックボックスを外しました。
TOMIX TCS電動ターンテーブルⅡ プログラム改修
TOMIX TCS電動ターンテーブルⅡの制御マイコンのプログラムを弄って、回転速度に変化を付けてみました。 これをオークションで仕入れた時期は、ちょうどKATO製のターンテーブルが発売されたときでした。見た目はKATO製の圧勝でしたが、車庫を含めたトータルの大きさが大きかったり配線の自由度が低いような気がして、TOMIX製を選びました。 しかし、見た目のほかに「駆動音が騒がしい」,「回転速度が定速」なのはTOMIX製の大きな欠点で、今回はKATO製のように回転速度だけでも変化をつけてみようと、制御マイコンのプログラムを弄ってみました。 コントローラ裏の写真です。四隅の黒いゴム板をはがすとネジが隠れています。ゴム板は両面テープで貼り付けているだけなので、あとで貼り直します。 コントローラーを分解すると、1枚目の写真のようにカバー、底板、基板に分かれます。2枚目の写真が基板上の制御マイコンのアップです。マイクロチップ社のPIC16F628Aが使われています。今回はこれを何とかします。 クセのある図で申し訳ないですが「回路図(PDF)」と「タイミング図(PDF)」です。(←文字をクリックしてください。) このコントローラーには2モーター(回転用と位置ロックピン用)を1チップで制御できる変わったモータドライバが使用されており、回路はシンプルにできてます。一方、タイミング図を見ると回転動作から停止するときに、若干ですがPWM制御で回転速度を落としていることがわかりますが、目をこらして回転の様子を見ていてもわかりません。回転の仕方を実感的にするためというよりは、急制動で何かしらの悪影響がでないようにするための制御のようです。とりあえず、このPWM制御を拡張することで、動き出しと止まる前はゆっくりと動くようにして、回転を実感的に見せようと思います。 プログラム開発の途中の様子です。冒頭で制御マイコンのプログラムを弄ると書きましたが、一から開発しています。開発はMPLAB-X IDE上でフリーのXC8を利用し、PICkit3を使って10日ほど掛けて行いました。また、オリジナルの制御マイコンのPIC16F628Aはそのまま保管し、たまたま以前から確保していたPIC16F648Aを使っています。 プログラムの大枠としては、転車台の位置が始点または終点から15度以内で36%、30度以内で60%、これ以上の角度で100%の速度(デューティー比)にして回転させることにしました。最初はキャリア周波数を20kHzにして試行錯誤を繰り返していたのですが、回転速度が50%を下回ると突っかかったように止まってしまうことが多くなり、キャリア周波数を1.25kHzに下げて回転速度を36%まで下げることにしました。できればもう少し回転速度を下げたかったのですが、これ以上下げるとキャリア周波数をどう調整しても回転の途中で頻繁に止まってしまい、断念しました。ギヤ音がうるさすぎるのか、キャリア周波数を可聴域までに下げたことによるモーターの唸り音は聞こえません。
回転の様子を動画にしてみました。正直なところ動画ではわかりづらいのですが、買ってきたままの状態よりはマシになっていると思いたいです。(^^; ついでに電源を切っても現在位置を記憶し続ける機能と、コントローラーのLEDの位置がターンテーブルの位置とずれているときに、手動で合わせる機能を付加しています。 一番の問題である回転時の騒がしい駆動音だけはどうしようもなかったですが・・・。(T_T)