前に整備したKATO 285系で、室内灯に気になる(破損している)部分があったので修繕することにします。
保有している285系2編成のうち1編成は、室内灯付きでオークションで入手した中古品なのですが、なぜかクハネ285(のうち1両)の室内灯のプリズムが根元で割れてセロハンテープで連結されており、ほかの車両と比べて明らかに室内の明るさが落ちてしまっていました。これを何とか取り替えたくても、2階建て車両用に湾曲した特殊なプリズムであり、1本だけ入手する手立てがなくて半ばあきらめていました。ところが先日、同じKATO製のE26系カシオペアに室内灯を取り付けたのですが、プリズムが余分に入っており、もしかしたら使えるかもと思いこれに取り替えてみることにしました。 画像の上が元の割れたプリズム、下がE26系用の新しいプリズムです。明らかに形状が違いますが、新しいプリズムの先の穴が空いている部分は、そもそも運転席部分のライトユニットに干渉するためにほとんど折り取ってしまうので問題はないです。
もともとE26系カシオペアのプリズムには車両により1枚目の画像の上のAタイプと下のBタイプの2種類が用意されているのですが、クハネ285に使用するのはAタイプです。AタイプとBタイプを比べると、それぞれ2枚目の画像の(B)の部分の湾曲のキツさが異なり、クハネ285に使おうとするとBタイプは室内パーツに干渉するためにAタイプしか使えませんでした。実のところ、Aタイプのプリズムも2枚目の画像の(A)の湾曲部分が室内パーツにわずかに干渉するのですが無視できる範囲でした。
プリズムを組み込み、車両を元通りに組み上げると、無事に室内の明るさが改善されました。 以上、汎用性のない小ネタでした。(^^ゞ