TOMIX ヨ8000 3種比較

手元にある3種類のTOMIXのヨ8000を比べてみました。

 
品番は2731,2731,2702です。紙箱の2731の1つは30年ほど前の製品化直後に新品で購入し、もうひとつは数年前に中古で購入したものです。
購入経緯から考えると数年前に購入したものの方が、同じ2731でもロットが新しいと思われます。
無駄に大きな横長のプラケースの2702の方が最近発売されたものですが、旧製品より品番が若くなっており違和感がありますね。
説明上、以後は2731の発売直後のものをA、(おそらくその後に発売された)もう一つをB、最新の2702をCとします。

 
A,B,Cを左から順番に並べてみました。AとBの雰囲気は同じで、Cの方が屋根のモールドがシャープです。あと、Cは室内がシースルーになっていることが分かります。

 
重さを量ってみるとAとBの重さは同じく16.0gです。


Cは室内がシースルーになっている分、ウェイトがなくなったのか10.5gと非常に軽くなっています。これでも灯火なしの2軸貨車よりも重いはずなので、軽量化が原因でテールライトが多少ちらつくことがあっても脱線することはないでしょう。

 
Aの拡大写真です。車番は8718です。
テールライトは極小の赤いLEDをそのまま利用したものですが、違和感はありません。
窓は黒いHゴムのような表現で、ボディーに表現されています。

 
Bの拡大写真です。車番は同じく8718です。
テールライトが極小の平べったいLED素子に変更されており、遠目に見る分にはわかりませんが、拡大すると丸い穴に無造作にLED素子を突っ込んだようになっておりヘンテコです。
こちらも窓は黒いHゴムのような表現で、ボディーに表現されています。

 
Cの拡大写真です。車番は8402です。
テールライトは導光材のレンズに変更されており、光源は床下への配置に変更されました。
窓のHゴムは灰色で窓ガラスに表現されています。ただ、車体側面の大窓がサッシになっており、これがA,Bとの大きな違いとなっています。というかこれが正解のような気もします。
テールライト上の白帯も良い味を出しています。


Aのテールライトを裏から見てみました。テールライトの根元の床下に切り欠きがあり、そこから覗いている基盤にLEDのリード線が半田付けされております。
このテールライトのLEDの正体ですが、見た目では赤色レンズ部品の中にLED素子を収めたものなのか、いわゆる砲弾型LEDそのものなのかは判別できません。


Bのテールライトの裏側です。Aと同じ構造ですが、LED素子は平べったいものであることが見て取れます。


Cのテールライトの裏側です。導光材が通る分、少し出っ張っています。


左からA,B,Cです。総合的には新しいだけあって、最新ロットのCが優れていると思います。次点は最古ロットのAで、細かいことを気にしなければ今でも違和感なく使えるものだと思います。