マイクロエース 283系 オーシャンアロー 電球色LED化

マイクロエース 283系 オーシャンアローのLEDの打ち替えをします。
品番はA0761,A0762,A0763の古いロットになります。


まず非貫通先頭車から始めますが、貫通型先頭車も工程に大差はないです。
写真は元の状態です。前照灯がオレンジ色です。尾灯は大丈夫そうです。
よって、前照灯のLEDのみ打ち替えます。
写真よりも実際は目立っている、前照灯と尾灯間の光の回り込みも何とかしたいです。


とりあえず、前照灯の電球色LED化から作業を進めます。
ライトユニットをばらしてライト基板を抜き出します。
写真の方向から見て、右側が前照灯用のLEDです。


LEDのリード線を基板に残して、LEDを素子のつけ根から切断します。


角形LEDの在庫がなかったので、側面照光チップLEDをハンダ付けします。
残したリード線を利用して、ハンダブリッジで通電させる感じです。


非貫通先頭車の前照灯用のプリズムに銀メッキがされていたのですが、銀メッキとプリズムの間にオレンジ色の層があり、LEDを交換するだけでは電球色になりませんでした。
仕方がないので、やすりを使ってプリズムの銀メッキとオレンジ色層を削り落としました。


組み上げて点灯試験をしてみましたが、前照灯は向かって右側が明るく、左右で光り方に差がありました。
また、やっぱり前照灯と尾灯間の光漏れがきついです。


まず、左右の前照灯の光量差の対策をします。
プリズムの入光側の半分に、遮光テープ(セメダインのラピーテープ)を貼りました。
(当然ですが、左右の明るい方を遮ります。)


次に光の回り込みですが、各LED間の遮光が充分にできていないことが原因のようです。
そこで、ライトユニット内の尾灯用のLEDのスペースを遮光テープで囲ってしまいました。


組み立てて再び点灯試験です。
前照灯の光量差もなくなり、前照灯と尾灯間の光の回り込みもなくなりました。
今回は非貫通先頭車を触りましたが、貫通型先頭車もライトユニットは同じ形状なので、作業も同じです。
(ただし、貫通型先頭車には前照灯用のプリズムの銀メッキはありませんでした。)
では。<(_)>