今回はマイクロエースのA-5944 急行「はまなす」を整備します。 売り払おうと思いましたが、塗装のテカリとかが結構目に付き、思いとどまりました。 急行「はまなす」セットです。ベストリニューアル品です。 写真では寝台車の車内にハシゴが見えますが、オリジナルの状態では付いていません。 ハシゴは今回の整備で取り付けたもので、写真の時系列が逆転しています。 構成は写真の通りの寝台車2両+座席車5両の7両編成です。 シールには「はまなす」の他に「海峡」「まりも」が収録されています。 7両編成は手頃ですが少し寂しいので、増21号車を組み込みます。 増21号車というのは繁忙期に1号車と2号車の寝台車の間に連結されていた増結寝台車のことです。 基本編成と寝台車に使用された車両にはいくつかの組み合わせがあったようですが、今回はTOMIXのオハネ25-0を調達しました。 マイクロエース車に合わせてドア上の凹みに白色の細切りシールで色入れをします。 マイクロエース車ともども「B寝台」のインレタをと思ったのですが、幅が細過ぎて無理でした。 これもマイクロエース車に合わせた細工ですが、方向幕と便所・洗面台窓の裏から白色のシールを貼って白く色入れをしています。 方向幕には文字を入れても良かったのですが、札幌行きにしようか青森行きにしようか、はたまた快速海峡にしようか迷ってしまい、結局のところ後日に整備することにしました。 号車札はマイクロエース車に合わせて「増21」と標記したステッカーを貼り(実車は「増21号車」?)、車番インレタをオハネ25-15としています。 はまなすに使用されたオハネ25は11と15だけだったのか、車番インレタもこの2種類しか手に入りませんでした。なお、オハネ25-11はKATO車と被るので避けました。 寝台のハシゴですが、写真のようにTOMIX車にはありますが、マイクロエース車にはないので取り付けることにします。 ハシゴの表情を合わせるために、もとのハシゴを外して別のものに取り替えます。 今回はパーミル製のハシゴを使いました。レーザーカットした紙で作られているようで、ハシゴの横の引き出し用の取っ手まで再現されている細やかなものです。 取り付けはハシゴの取扱説明書を盛大に無視して行っていきます。 まず、上段の寝台の上にベース板を渡してハシゴを接着していきます。 ベース板はプラ板でも良かったのですが、今回は3Dプリンターで印刷しました。 ハシゴは木工用ボンドで仮止めをして瞬間接着剤で固定します。 ハシゴはベース板にぶら下がる形になり、下部は固定しません。 ベース板に接着したハシゴを銀色で塗装します。 銀色にも色々ありますが、今回は在庫が余剰になっていたMr.カラーの普通の銀色で塗りました。 ただ、思った以上にハシゴの強度がないので、筆塗りやペン塗りだと造形が崩れます。エアブラシや缶スプレーを使用する方が無難です。 また、先にハシゴを塗装してからベース板に貼り付ける方法もありますが、ハシゴへの塗料の食いつきがそれほど強くない場合は、ハシゴの塗装面をベース板に接着してもハシゴから塗料が剥がれてハシゴが脱落したりします。ベース板を使わない別の方法としてハシゴを窓に貼り付ける方法もありますが、同じ理由でダメでした。 さらにマイクロエース車は窓ガラスがボディーに接着してあるので、その状態での窓ガラス上のハシゴの細かな位置合わせは、作業性が悪すぎてお話になりません。 塗装が終わったハシゴを接着したベース板を寝台に固定します。今回は両面テープを使いました。 マイクロ車の寝台の色は情報がないのでそのままにしています。 最後にボディをかぶせて完成です。 これで客車が8両編成になりました。次回は再繁忙期の12両編成を目指して整備します。 それでは。<(_)>