TOMIXから98697 JR14系客車(リゾート白馬)セットが発売されましたが今回は見送りました。 けれども客車+寝台車の編成がうらやましかったので、かつて寝台車を1両つないで走っていた快速ムーンライト八重垣もどきの編成を組んでみました。 ちなみに、ムーンライト八重垣の寝台車は宮原運転所の3段寝台のスハネフ14が使用されたようですが、どうやら非常口の形態や貫通扉のHゴム有り無し、Hゴムの色、★印の位置に至るまで様々なパターンがあったようで、車番ごとの特定が全然できていません。 今回は、非常口が埋められ、洗面窓が埋められておらず、貫通扉がHゴムで、Hゴムの色が灰色の形態とし、正解かどうかわかりませんが車番はスハネフ14 45として改修・落成させた車両を連結させます。 改修に使用した車両はTOMIXの出雲2・3号セットのオハネフ14になりますが、非常口が埋められ、洗面窓が埋められておらず、貫通扉が金押さえになっているものを選んで使いました。Hゴムはすべて黒色になっています。あと、寝台は2段で、これらに手を加えていきます。 貫通扉がHゴム付きのガラスは旧製品のスハネフ14をばらして持ってきました。 旧製品のガラスパーツは色が少しスモーキー(黒色っぽい)なのですが、側面・妻面の窓ガラスのHゴムがすべて灰色になっていますので、入れ替えに好都合です。 貫通扉の窓の大きさがHゴムがない分だけ小さいので、そのままでは旧製品のガラスがボディーに嵌まりません。貫通扉の窓をやすりで慎重に削って大きくします。 愛称表示器は薄め液で裏の印刷を消して窓ガラスから切断して使います。このとき、テールライトレンズを通す穴は愛称表示器側に残すようにします。 今回は手持ち(能登のオハネフ14?)の灰色Hゴムのガラスを使っていますが、黒色Hゴムのガラスに色入れでごまかすなら、TOMIXのHゴムの色調に近いMr.カラーのNo.25 ダークシーグレーあたりを使うことになるでしょうか。 旧製品の側面ガラスですが、新しい製品のボディと干渉する部分があります。 写真の客扉横(矢印の先)の丸い出っ張りがボディー内のガラス押さえのダボにあたっていましたので、デザインナイフで削り落としています。(もう一方のガラスも同じです。) 床板ですが、TOMIXの能登セットのものだったか、3段寝台に交換します。 車内の様子まで気にしないなら不要ですが・・・。 気が向いたら上・中段寝台に上るための梯子を取り付ける予定です。 作業も佳境に入ってきましたが、次に1つ★マークのインレタを転写します。 まず、扉上の★★★マークを先を尖らせた綿棒でなでるように薄め液をつかって消してしまい、★マークのインレタを転写します。 なお、薄め液を使うと★★★マークを消した部分の車体の青色が少し変色したように見えるようになりますが、あとでクリアを吹いてあげると他の部分と同じ青色に戻ります。 インレタはTOMIXの583系の旧製品の★★インレタを転用しました。★★マークは★と★がわずかに重なっているので、転写前にそれぞれの★の右半分と左半分を残すように平刃ナイフで削り、重ねて転写することで1つの★マークを表現しています。 (今回は★マークを白色にしていますが、銀色の方が正しいかもしれません。) 追記:2020/07/05 後日、銀色★マークに変更しました。 ジャンク箱の車番インレタから形式と数字を集めて・スハネフ14 45を転写しました。 仕上げにクリア(今回は半光沢)を吹いて、組み立てて出来上がりです。 愛称表示器は裏から白色のシールを貼って無地にしています。 殿(しんがり)のスハフ14はテールマークを消して白色シールを裏貼りしています。 元々の「ムーンライト九州」を消してしまうのはもったいなくて抵抗があったので、出雲2・3号セットの種車のオハネフ14のガラスパーツのマークを消して使っています。 実車はオハフ15 251も使用されていたようですが残念ながら製品化されていませんし、毎夜に上り下りが同時に走っていましたから、どちらかがスハフ14をつないでいたはずなので、スハフ14でも間違ってはないと思います。 編成を組むとこんな感じになりました。リゾート白馬の短縮版と言ったところですね。 現在、当社にはリゾート&シュープール色の14系客車が12両も在籍していて余剰気味だったのですが、そのうち4両をこちらに振り向けて、残り8両でムーンライト九州を仕立てる予定にしています。 今更どうでも良い話ですが、YouTubeで実車の映像を見ていたら、リゾート白馬の14系寝台車については宮原ではなく向日町にいた車両が組み込まれていました。(毎日そうだったのかはわかりませんが。) それでは。<(_)>