お金がないと言いつつも、結局のところTOMIXのくろしお98313増結セットBを買ってしまったですのが、このセットにはスリットタイフォンのキハ82の初期車が入っています。スリットタイフォンについては後期車も存在したようで、ウェブを漁ったところ車番がわかる写真(記事)でキハ82-96だけが特定できました。キハ82-96は、ちょうど向日町の配属で私の守備範囲でもあり、せっかくのくろしおセットですが、バラして作ってみようと思い立ちました。
基本セットのキハ82と並べてみました。右がスリットタイフォン車ですが、言われないとわからないです。一方、屋根は後期車と初期車との違いがわかりやすいです。というか、模型的には屋根とタイフォンの差しかありません。
目当てのキハ82-96は屋根が後期車なので、この2両の屋根を入れ替えてみます。
早速、分解します。
ライトユニットを外す前にヘッドマークをリリースしておきます。
分解は比較的簡単です。
2両とも分解できたら、屋根を交換します。
組み立てについては、ライトユニットの取り付けが難しいです。1度やればコツがわかるのですが、初めてだと壊しそうでなかなか取り付けられなかったです。(浅い角度でテールライトレンズをテールライトの穴に差し込み、ライトユニットの下部を押さえながら、前に押します。)
できあがりです。
キハ82-96のほかに、シャッタータイフォンの初期車もできました。くろしおに入れるならキハ82-3か8なのですが、ウェブに画像が落ちていないですね。
ところで、TOMIXのキハ82系はDT31A(TR68)をはいているみたいですが、キハ82-96は製造時期から考えるとDT31B(TR68A)だと思うので、引き続き、これを再現してみます。
台車枠はジャンクなフラノエクスプレス(TOMIX)より調達しました。
昔の製品なので、さすがに旧集電・銀車輪です。
ハイグレード仕様に合わせるために、黒い集電バネはキハ82-96の台車のものをそのまま使うとして、旧集電の黒染め車輪を購入しました。
フラノエクスプレスとキハ82(ハイグレード)の台車の比較です。
上がフラノエクスプレス、下がキハ82の台車になります。
大きくはブレーキシリンダーの位置が違いますが、言われないと気づかない範囲ですね。
フラノエクスプレスの台車枠に、黒い車輪と集電バネを組み込んで、キハ82-96用の台車(DT31B(TR68A))の調達ができました。
黒染め車輪化した台車を取り付けると、キハ82-96の本当のできあがりです。
ヘッドマークは何にしようか思案中です。
なお、恐ろしく転がりの悪い車両になってしまいましたが、今後の新集電台車の発売に期待したいと思います。
それでは。<(_)>