(1日目その2/3へもどる) 石炭博物館からバスに乗って夕張駅にやって来ました。 レースイリゾート前というバス停で降ります。夕張駅前というバス停は存在しません。 すぐそばにかわいらしい駅舎があります。 1990年にこの場所に移転されたようで、私の記憶とは場所も形も違います。 ホームが見えるのでそちらに行ってみます。 待合室は駅舎の一部分です。残りのスペースは喫茶店と売店跡のようです。 ドアを開けるとホームが少し先にあります。 新夕張方です。 車止め方と駅名標です。確かに終点の駅です。 次の16:31発の列車に乗りたいのですが、40分以上も時間があります。 予定を変更して、線路沿いの道を歩いてお昼に行けなかった鹿ノ谷駅に行きます。 少し歩くと写真の「鹿ノ谷」の標識が見えるのですが、ここからが遠かったです。 途中に「ファッション踏切」という踏切がありました。 この場所に似つかわしくない名前のように感じますが、昔はかなり栄えた街ですので、何か歴史がありそうです。(ググってみると近くに洋裁学校があったらしいです。) ファッション踏切から線路を離れてしばらく歩きます。 途中に鹿の谷浴場と書かれた閉鎖された建物がありました。公衆浴場だったのでしょうか。 昔は夜行列車に泊まって道内の色んな街の銭湯を巡ったことを、ふと思い出しました。 やっと鹿ノ谷駅に着きました。 駅舎内は殺風景です。 16:20発の2631Dで夕張駅に戻ることにします。夕張駅まで170円です。 スマホで調べると夕張駅には16:23に到着予定です。折り返しの2632Dは夕張駅16:31発ですから、8分で折り返すことになります。 駅舎と駅名標です。 それぞれ新夕張方と夕張方の写真です。 すぐに夕張行きが入線してきました。こちらに来るときに乗ったキハ40-358でした。 座席は半分以上が埋まっている感じでした。 (写真の頭が切れてる。orz) 夕張駅で1度下車して、エンド交換後の乗車待ちをしています。 殆どが折り返し乗車の乗客のようで、1名だけが先にホームで待っていました。 混雑のせいか、折り返しの16:31発の2632D千歳行きは5分ほど遅れての出発になりました。 あと、夕張支線は乗車券類の全回収をしているのですが、なんで無効印を持っていなんだ等々、エンド交換を待っている間の鉄道マニアの文句がうるさかったです。勘弁して欲しい・・・。 新夕張駅に着きました。定刻より遅れての到着ですが、それでも発車時刻まで10分以上停車します。 2面4線の駅で佇まいも立派な駅舎です。 外には懐かしい紅葉山の駅名標がありました。新夕張駅は1981年に紅葉山駅から駅名が変更されました。 ちなみに追分方の滝ノ上駅との間に十三里駅がありましたが、2016年3月26日に信号場になっています。 2632Dとは南千歳駅でお別れです。この駅から快速エアポートで札幌駅に向かいます。 札幌駅に着きました。乗車したのは5953M 快速エアポート185号 小樽行きでした。 編成は小樽←F-3202+F-3102でした。 今夜はすすきののカプセルホテルに泊まります。 (2日目その1/3へすすむ)
2018年6月22日のアーカイブ
北海道’18.6 1日目 夕張編 2/3
(1日目その1/3へもどる) 夕鉄本社ターミナルからバスに乗って「夕張市石炭博物館」に向かいます。 バスの車中から撮った鹿ノ沢駅です。 道の奥の方に駅舎が半分だけ写っています。 15分位で社光バス停に着きました。 バスの運転士さんによると、「石炭博物館」は更にこの先だそうです。 バスの運転士さんの言葉を信じて"この先"に行ってみます。 向こうにノボリのようなものが見えるので、とりあえずそっちの方に歩きます。 一応、案内表示らしきものがあります。 案内に従って階段を降ります。 階段を降りると足下が怪しそうな広場のようなところに出ました。コンクリートブロックの案内表示がここを歩けと言っているのですが、そのブロックが壊れており本当に信じて良いのか不安になります。 どうやら夕張市は公共交通機関の利用者は大事にしていないようで、そのうち鉄道だけでなく、バスも無くなるような気がします。(^^; 仕方が無いので、割れたコンクリートブロックの矢印に従って、足下に注意しながら広場を突っ切って歩きますが、広場を出たところで道が左右に分かれています。 右の道はトラ棒で通行止め表示がしてあるので左の道に行こうとしたのですが、右の道に立て看板があることに気がつきました。 危なく道を外れるところでした。 もう少しわかりやすくならないものでしょうか。 ちなみにこの道の上に架かる橋は跨線橋だったそうで、今歩いている道が昔の線路ということになります。 安っぽくて、いまいち信頼して良いのかわからない案内表示に疑心暗鬼になりながらひたすら進みます。 少し進むと左手が開けてきて、森の中に石炭の歴史村と書かれた何かが見えてきました。 何の「順路」かわかりませんが、とりあえず道は外れていないようです。 ・・・、着きました。(^^; 10分位だと思いますが、とても長く感じました。 しかし、外から見ると何か思っていたよりもショボい建物です。入館料が大人1,080円であることは事前に調べていましたが、建物規模の割に入館料が高いように感じて、ちょっとイヤな予感がしました。 内容は石炭の採掘に関する歴史の紹介や機材類の展示と、本物の坑道や石炭層の見学になります。 最初にイヤな予感がすると書いてしまいましたが、スミマセン、土下座をして謝ります。とても面白かったです。これだけの内容の施設だと1,080円は安いかもしれません。 今回は1時間足らずの見学時間でしたが、あと30分は時間が欲しかったです。 博物館出口は入口から離れた駐車場付近になります。 バス停に行くためには博物館入口付近に戻らないといけませんが、坑道に入るために途中でエレベーターを使って下降してきているので、階段を上って戻る必要があります。 今度はさすがにバス停まですんなりと戻れました。現在の時刻は15:15です。 博物館を見学して満足していたのですが、バスの出発待ちの車内で運転士さんから、現在は全く面影がないけど山の上まで家が立ち並んでいたとか、山にある木は坑道の支えに使うために松が植林されたとか、ここの石炭は火力が強すぎてストーブが壊れるので屑炭を混ぜて使ったとか、さらに面白いお話を伺い、お腹一杯状態になりました。 次はバスに乗って夕張駅に向かいます。 (1日目その3/3へすすむ)
北海道’18.6 1日目 夕張編 1/3
久々に北海道に来ています。今回は5日間の予定です。 1日目は新千歳空港に着いた後、千歳駅からのスタートです。 千歳駅までは3865M快速エアポート101号で、小樽側からB-3204+B-3104編成でした。 今日は夕張に行きます。石勝線夕張支線の来春の廃止が決まったと言うことで、せっかくこの時期に北海道に来たのだし行ってみることにしました。 千歳駅から10:38発の2629D夕張行きに乗ります。キハ40-358の単行運用です。 途中の追分駅で撮ってみたキハ40-358です。 沿線はこんな感じで北海道だなぁと思います。 ちょくちょく長時間停車をするので、なかなか前に進みません。 写真は川端駅です。駅名標の隣の駅名の部分に上貼りした跡がありますが、元々は追分駅との間に東追分駅がありました。しかし、2016年3月26日に信号場になっています。 川端駅の駅舎の内部です。ストーブの撤去跡があります。 途中にあれだけ停まっておいて夕張支線の起点となる新夕張駅はあっさりと発車し、写真は支線に入って1つ目の駅の沼ノ沢駅です。 2つ目は南清水沢駅です。 沿線はこのような感じですが、車窓から見える範囲で家屋が点在しており秘境という感じはしないです。後からわかったのですが、夕張支線は清水沢駅-鹿ノ谷駅間だけが山の中を通るという感じがします。 清水沢駅で千歳駅から乗車してきた2629Dとお別れをします。 それぞれ夕張方と新夕張方です。 ホームから駅舎まで少し離れています。大きな貨物ヤードがあったのでしょうか。 (追記:1987年までこの駅から分岐する私鉄線があったとのこと。(Wikiより。)) 駅舎の遠景です。 写真を撮っているうちに社光(しゃこう)行きのバスが来たので慌てて乗りました。 清水沢駅前バス停から10分位の黄色いハンカチロケ地前バス停で下車します。 来年廃止される夕張支線ですが、夕張駅から南清水沢駅の間はそれなりにバスの本数があります。これでは1日5往復の鉄道ではかないません。廃止に伴いバスダイヤも見直されるでしょうし、夕張支線が廃止になってもあまり困らないかもしれません。問題は鉄道より高いバス運賃ですが・・・。 目的地は「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」です。すぐに坂をのぼりつつ踏切を渡ります。 踏切から見た夕張方と新夕張方です。北海道らしく真っ直ぐな線路が延びています。 今回はこのまま「想い出ひろば」に出発してしまったのですが、少し待てば2629Dの折り返しの2628Dが撮影できたのに迂闊でした。 「想い出ひろば」までは案内表示があるので道に迷うことはありませんが、ちょっとした山登り的な坂道になっています。 施設の前はお花畑でした。 少し施設の中に入って振り返って見た写真です。 左の黄色い小屋が券売所です。お年寄りやJAFの会員には割引があるみたいです。 右の建物は売店&カフェです。それほど品数はなかったのですが、今回は「たんどら」というどら焼きを買いました。 奥の建物が展示場です。 閑古鳥が鳴いているわけではなくパラパラとお客さんが来ていました。年配の方ばかりですが。 主な内容は映画「幸福の黄色いハンカチ」の解説とそれにまつわる展示です。 所要時間は30分ぐらいで、本当にじっくり見ても1時間は掛からない位です。 ちなみに映画の主演は高倉建さんで、倍賞千恵子さんや桃井かおりさん、武田鉄矢さんらが出演されています。寅さん役じゃない渥美清さんも観られます。ベタな展開の映画ですが、私は好きです。 次の社光行きのバスを鹿の谷駅前のバス停で捕まえようと「想い出ひろば」から歩き出したのですが、途中の郵便局でお金を引き出そうと入ったところ、ATMの操作に困っているおばあさんがいたので操作方法を教えてあげたりして時間が無くなり、写真の夕鉄本社ターミナルまでしか歩けませんでした。 お金やモノを操作パネルの上に積み上げるとパネルが反応しなくなるとおばあさんに何回教えても、次の操作の度に積み上げてしまい、「アレ?アレ?」と言って何度も同じところをタッチし続けてなかなか操作が進まないんですよね。さすがに全部代わりに操作してあげるのも気が引けますし、こちらも困ってしまいました。 少し時間があるので、待合室で「たんどら」を食べます。 「たんどら」って、「石炭みたいなどら焼き」の略称でしょうか。 割ってみると餡とクリームがサンドされていました。 普通のどら焼きよりもおいしいと思いました。 建物の裏表にバスの発着場がありますが、社光行きは道路側の1番乗り場になります。 次は社光バス停で降りて「夕張市石炭博物館」に行きます。 (1日目その2/3へすすむ)