TOMIX キハ40 2000番台 入線・整備

TOMIX 8405 8406 キハ40 2000形が入線しました。所有していた500番台を売り払って中古品を購入しています。
先日のキハ48は台車を交換して寒地向けを暖地向けに仕立てましたが、キハ40については寒地向けと暖地向けでは台車の他にも窓や窓枠が異なるので、仕方なく買い替えることにしました。
そもそもは何も考えずに寒地向けの車両を購入してしまったことが悪いのですが・・・。


8405がM車、8406がT車です。


付属品は写真の通りです。
インレタは、
 キハ40 117 126 162 193 208 231 250 ×3 前面用番号 ×3
 キハ40 554 559 560 562 574 576 577 581 589 594 ×3
 キハ40 2003 2005 2019 2024 2032 2037 2044 2057 2068 2076 ×3
 キハ40 2085 2099 2100 2107 2110 2113 2131 2141 2142 2148 ×3
 バラ数字 キハ40 1~0 ×4 前面用番号 1 2 ×4 3~0 ×3
 JRマーク ×5
が収録されています。


車番は敦賀機関区所属の2137と2135にしました。
当然インレタのバラ数字を拾うことになりました。

 
車番が決まるとタイフォンの形状も決まってきます。
説明書では写真のCタイプかDタイプを指定していますが、今回はCタイプを選びます。
タイフォンは同じCタイプでもLとRの2種類があり、形状が異なります。運転士から見て左がLで右がRなのですが、最初はうっかりしていて間違えてしまいました。
また、種別幕については出荷時に白地の「普通」が車両に取り付けられていますが、「快速」と紺地の「普通」が付属していますので、紺地の「普通」に交換します。
なお、幌は水タンクのあるエンドに取り付けています。

 
信号炎管とトイレ流し管も取り付けました。信号炎管は治具を濡らしてパーツが落ちないようにしてから取り付けました。なお、列車無線アンテナは取り付けていません。


最後に台車排障器を取り付けます。ダボ穴がきつかったので、細先ペンチでつまみました。


ちなみに、キハ40-2000番台とキハ48では窓と窓周りが異なることが分かります。
(キハ40-500・1500番台とキハ48は同じです。)


以前に整備したキハ48-0・1000番台と並べてみました。
想定する滋賀県内のデットセクションでの運用については、キハ48-0+キハ48-1000とキハ48-0+キハ40-2000の2両編成の写真がそれぞれネットで見つかりましたが、キハ40同士という組み合わせはあったのでしょうか。またボチボチと調べていきたいと思います。
それでは。<(_)>

TOMIX キハ48 500・1500番台 0・1000番台化

キハ48 0番台(便所あり)と1000番台(便所なし)は製造両数があわせて10両であり、100両以上も製造された500・1500番台に対して少数派で、TOMIXでは500・1500番台は製品化されましたが、さすがに0・1000番台は製品化されていません。しかし双方の実車写真を見比べても車体構造は同じに見え、違いと言えば、0・1000番台の台車はDT22系で、500・1500番台はDT44系であることくらいです。そこで、TOMIXから発売されてるキハ48 500・1500番台について、台車を交換して0・1000番台に仕立ててみたいと思います。


必要になるものは、
92163 国鉄キハ48 500形ディーゼルカーセット,
0433 DT22N形動力台車×2箱,0074 DT22E形台車×1箱
です。

 
早速、台車を交換します。1枚目の写真が交換前で、2枚目が交換後です。


車番はキハ48 4とキハ48 1004にしました。いずれも新製時に敦賀区にいた車両です。
なお、付属のインレタを下記のように組み合わせて転写しています。
 ・「キハ48 517」の「17」を削って転写し、「5」を消して「4」を転写
 ・「キハ48 1524」の「52」を削って転写し、「0」を2つ転写
(インレタをフィルム上で削るのには細平刃を、車体上で削るのには楊枝を使いました。)
ちなみにキハ48セットに付属するインレタに収録されている車番等は、
 キハ48 301~304 ×3 前面用番号 301~304 ×3
 キハ48 1301~1303 ×3 前面用番号 1301~1303 ×3
 キハ48 517 520 526 529 531 535 541 542 547 553 555 559 ×3
 キハ48 1520 1524 1528 1530 1531 1534 1537 1539 1541 1545 1548 1550 ×3
 キハ48 ×6 バラ数字 1~0 ×15  JRマーク(白) ×8
です。

 
また、車体を眺めているとのっぺらぼうの臭気抜き窓が目に入ったので、50系客車に使ったくろま屋さんの臭気窓Hゴムインレタを貼ってみました。

 
仕上げに、信号炎管・台車排障器・床下エアタンク・タイフォン・幌を取り付け、標準で取り付けられていた白地の種別幕を紺地に交換しました。新製配置時を想定しているので、列車無線アンテナは未取り付けです。TNカプラーが白化してしまっているのが何ですが。orz
今回の製品は標準でヘッドライトが電球色、種別幕が白色で点灯しますので、光源の変更はしていません。
これで北陸本線と湖西線の2つのデッドセクションを行ったり来たりしていた懐かしいキハ48になりました。
それでは。<(_)>

TOMIX キハ40 2000形(広島色) 入線・整備

広島色のキハ47を手に入れると今度はキハ40が欲しくなり、中古品をポチッとしました。(^^;


8451 JRディーゼルカー キハ40 2000形(JR西日本更新車・広島色・M)と8452 JRディーゼルカー キハ40 2000形(JR西日本更新車・広島色・T)です。

 
黄色・茶色・クリーム色の塗り分けです。クリーム色部分は、もう少し白くても良いと思いました。

 
水タンクとクーラーのディテールです。

 
側面中央のサボ受けのモールドがありません。あと、ドア横のサボ受けの高さが高いです。
もともとサボ受けのモールドは目立たないですし、修正すると結構面倒なので放置します。

 
付属品リストと転写シートです。

 
前面方向幕の写真です。車両に取り付けられているものと、付属するものの写真です。
それでは付属品を取り付けていきます。

 
説明書ではタイフォンと信号炎管の取り付けが最初に書かれていますが、列車無線アンテナを取り付ける場合は穴開け用治具を使用すときに邪魔になるので、信号炎管を取り付ける前に列車無線アンテナの穴開けを行う必要があります。

 
幌枠はボディーを外して取り付けます。実車はトイレ側の運転台の方に取り付けられていたようです。
前面方向幕は、紺地の「普通」の方が馴染みがあるのでこれに取り替えます。
方向幕パーツを外すときは説明書通りに解放スイッチを解放位置に押すだけですが、取り付けるときは解放スイッチを解放位置にして、方向幕パーツを指の腹でボディーに押し込みながら解放スイッチを固定位置に引かないと上手く取り付けられません。慣れると簡単なのですが、最初は少し戸惑いました。


台車排障器については説明する必要がないですが、すこしダボの嵌め合いが固いです。
また、トイレタンクはM車とT車でパーツが異なります。

 
出荷時に部品の入れ間違えに気づいたのか、M車用のパッケージにはT車用のほかにM車用のトイレタンクが別袋で入ってました。M車用は取り付けダボの長さが長くなっています。試しにT車用のトイレタンクをM車に取り付けようとしましたが、ダボ穴が緩くて固定できませんでした。


最後に転写シートで車番を入れてできあがりです。(2004(T車)と21212042(M車)にしました。)
広島色は好きな塗色だったのですが、今では懐かしい色になってしまいました。
お茶でも飲みながら昔を偲びたいと思います。
それでは。<(_)>

MicroAce キハ47 更新車 山口鉄道部 灯火類整備

マイクロエース A-0711 キハ47 更新車 山口鉄道部の前照灯、尾灯のLEDを交換します。


そのままだと写真ではこんな感じですが、実際はオレンジ色がキツいです。
前照灯だけならともかく、種別表示窓もオレンジ色で光るのが頂けません。

 
交換作業を行うために、ライトユニットから基板を抜き取ります。


ついでにライトケースも分解します。
ライトケースの後部を後ろに引くと、写真のように分解できます。 
目的のヘッドライトレンズは、写真の真ん中の外したライトケースにくっついてきます。


ライト基板です。
表裏とも厚さ1.3mmの角形オレンジ色LEDが取り付けられています。
裏側(写真右側)のLEDが左に偏心しているのは、床板のライトスイッチとの干渉を避けるためです。


さて、LEDを白色LEDに取り替えます。
入手出来た厚さ2mmの角形LEDを試しに取り付けてみたところ、表側のLEDは問題なくライトケースに収まったのですが、裏側のLEDは床板に干渉して使えませんでした。そこで、裏側には白色のチップLEDを無理矢理取り付けることにしました。チップLEDは床板側のライトスイッチへの干渉を防ぐために、リード線を斜めに延ばしてこれにハンダ付けしています。


このままだと前照灯が色温度の高いHID灯のような感じになるので、ライトレンズに色を塗ります。
まず、分解したライトケースからライトレンズを外します。

 
マッキーのオレンジでライトレンズの光源側を塗ります。


組み立てて点灯試験をしました。
前照灯は電球色、種別窓は白色になりました。
尾灯については元からライトレンズが着色されているので赤色です。
前照灯と尾灯間に若干の光漏れがあるのですが、有効な手立てがなかったので放置しています。
これで今回の整備は終わりです。
それでは。<(_)>

MicroAce キハ47 更新車 山口鉄道部 入線・整備

中古品のマイクロエース A-0711 キハ47 更新車 山口鉄道部 4両セットを衝動買いしてしまいました。

 
厳密にはポップの写真が中身と違いますが、M社の製品なので突っ込まないことにしておきます。
種別表示等のシールは欠品でした。


編成は、<キハ47-1007 キハ47-102><キハ47-3501 キハ47-2503>で、各車の切妻側と102・2503番の運転台側にホロがつきます。台車は1007・102番がコイルばね式のDT22系(写真左)で、3501・2503番が空気ばね式のDT44系(写真右)です。台車が示すように3501・2503番は寒地仕様の元1508・507番です。(写真の車両はカプラーを交換しています。)

 
今回は定番のカプラー交換をしてみます。
写真はいきなり交換後の作例が混じっています。各写真の左から交換前、中央がTNカプラー(0374)に交換してプラ板の細切りのステーを追加したもの、右がTNカプラーとスカート(JC6352+PZ6252)に交換したものです。今回は右の姿にします。試しにやってみた中央が意外に良い感じで、これでも十分かなと思ったのですが、TNカプラーとスカートを調達済みだったので予定通り交換することにしました。

 
使ったパーツはこれです。
今回はこれらを細かくカットするので、薄刃ニッパーが必須でした。

 
まず、カプラーを切り詰めます。
1枚目の写真の黄色線で切断します。左右はTNカプラーの蓋にギリギリのところまで切り詰めないようにします。(TNカプラーの強度に影響します。)
それをひっくり返したのが2枚目の写真で、また黄色線で切り詰めます。


こんな形になりました。
なお、黄色丸印の箇所に若干の出っ張りがあったので、切れ味の良いカッターで慎重に削りました。

 
T車の場合はさらにジャンパ栓の上部も切り詰めます。
1枚目の写真の黄色線をカットすると、2枚目の写真のようになります。

 
スカートは両サイドを写真の黄色線でカットし、ステップ部分を分離しておきます。

 
このままカプラーやスカートを接着するとお辞儀をするので、床板をドライヤーで温めて、先端をちょっとだけ上に曲げておきます。写真の状態では曲げ過ぎです。温めているといきなり柔らかくなるので注意が必要です。
写真は順にT車とM車ですが、M車は曲げシロが少ないので曲げるのが難しいです。けど、短気は損気ですので気長にやりました。
T車、M車に共通ですが、カプラーの接着部分になる箇所は平らの方が良いので曲がらない様にします。

 
床板の曲げ加工の有無での比較写真です。1枚目がそのまま、2枚目が曲げ加工済みです。
車体とスカートの隙間がかなり違います。


床板を曲げたら、カプラーを床板に接着して、スカートをカプラーに接着します。
接着剤はすべて木工用ボンドを使っています。


次にステップを接着します。後々の分解整備を考えて床板に接着します。
写真はTOMIX製のキハ47で、位置はこれを参考にしました。


ステップは、適当にベースの左右を切り詰めればよいのですが、T車の場合、小さいステップは写真のように変則的な形に切り詰めます。

 
ステップを接着した後の写真です。接着は車体と床板を組んだままで行い、乾燥後に車体を外した状態で確認し、必要なら接着剤を足します。


運転台の反対側の連結器は、普通のTNカプラー(0374)をポン付けするだけです。

 
完成です。男前になりました。
TOMIX製のキハ40系に比べてM社製はお顔の後退角が大きく、スカートが前に出せないために、連結面間隔が狭くなり片幌が限界です。

 
ついでに側面のLED表示器をトレジャータウン製のTTP258-1 キハ58・40・183小パーツ集で増設します。1枚で2.5両分なので2枚必要です。パーツには、Mr.COLORの銀色で塗装してからタミヤエナメルのフラットブラックで枠内を塗り、エナメル塗料の溶剤ではみ出した部分を拭き取りました。
また、接着は木工用ボンドを使い、乾いてから濡れたティッシュで余分なボンドを除去しました。


これで整備は終わりです。シールは欠品でしたが前面の種別幕くらいは欲しかったので自作しています。
ヘッドライト用のLEDの交換等もありますが、今回はこのくらいにしておきます。
それでは。<(_)>