三江線最終日の続きになります。 江津駅にて、発着する三江線の列車を見送ります。 江津駅発の三江線最終列車(浜原行き)の発車予定時刻まで25分ほどですが、意外と人はいません。 19:08分発の浜原行きが、この駅を出る三江線の最終列車9431Dになります。 三次発の9428Dが予定の18:57を10分ほど遅れて到着です。 これが折り返して、最終の9431Dになります。車番は浜原←キハ120-312,316でした。 最終列車ですが、車内には結構な余裕があります。ホームにいる報道陣や見送りの人達の方が多いくらいでした。 定刻から5分ほど遅れていよいよ発車のアナウンスです。 長い汽笛を鳴らしてから列車が動き出し、蛍の光が流れる中を浜原駅までのラストランに出発していきました。 浜原行きを見送った後、三江線特需なのか駅の近くの大阪王将が夜の営業を打ち切っており、モスバーガーで夕食をとりました。しかし、モスバーガーは値段が激高ですね。大しておいしくないですし。これでは経営が傾いても仕方が無いと思います。(個人の感想です。(^^;) 食事を取って21:15位に駅に戻ると、コンコースやホームには報道陣やらで人がいっぱいでした。 ほとんどが21:27に到着する三次からの三江線最終列車(9430D)を待つ人たちなんでしょう。 もう、江津駅を出発する三江線の列車はありませんので、この9430Dが営業列車としては三江線の本当の最終列車となります。(三次駅や浜原駅へのほかの最終列車も、定刻運転ならもう到着している時刻です。) 時間が経つにつれて更に増えた人でごった返すホームに9430Dが25分遅れでやってきました。 車番は江津←キハ120-307,308でした。 これで、三江線の営業は終わってしまいました。 写真は到着直後のホームの状態ですが、ゆるキャラの頭が・・・。ww 何とか先頭車両を撮りましたが、これ以上は車両に近づけません。 花束贈呈が行われていると思われますが、全く見えません・・・。 到着した最終列車は22:05頃に浜田方面に出発しました。 長い汽笛の後、列車は心持ちゆっくりと動きだし、定番の「ありがとー!」の声の中、夜の闇に消えていきました。 今夜の宿の関係もありそのまま浜田駅にやってきています。 浜田駅の出札機上の運賃表はすでに三江線が消されており、三江線の廃線を実感してしまいました。 0:05頃、江津駅での喧噪が嘘のように静まりかえった浜田駅の3番乗り場に、三江線の浜原止まりの最終列車をつないだ4両の回送列車が入ってきました。これが本当に三江線を走った最後の列車になってしまいました。 (浜田←キハ120-319,314,316,312→浜原) ほどなく列車はひっそりと車両基地に折り返して行きました。 添乗していた乗務員さんの首にはレイがかけられたままでしたが、仕事で乗務しているといっても、乗務員さんも仕事以外の何かを感じていたのかもしれません。 これで三江線最終日の記録は終わりです。子供の頃からの三江線の旅での出来事は大切な思い出の一つだったので、実を言うとかなり凹んでいます。立ち直るには少し時間がかかりそうです。 それでは。<(_)>