日付が変わり、「ありがとう三江線記念入場券セット」の発売日になりました。 窓口が開いてすぐに発売されると思い込んでいたのですが、昨晩に宿でJR西日本のホームページを見直すと発売が10:30からとあり、朝の福塩線で福山方面に出るプランが破綻してしまったので、急遽予定を変更して三江線で江津駅か浜田駅に行って買う予定にしました。 早朝の三次駅は窓口が開いていませんので、あらかじめ買ってある福塩線の乗車券の乗車変更はどこかの駅でしてもらうことにします。 時間は5:15で、夜明け前の三次駅です。わかりづらいですが、すでに駅の入り口付近に20人以上が並んでいます。おそらく入場券を買う人の列なんでしょう。今回のような限定品のきっぷ類を買うことについては余り経験がないのですが、これが普通なのでしょうか。暖房の効かない宿でHPを削り取られて死亡直前の私にとって、西三次駅からここまで歩いてくるのも大変だったのに、この寒い中を今から5時間以上も並んで待つなんてできません。 浜田行きの422D(江津から379D)は5:38発です。5:25位に広島方から入線してきました。編成は昨日乗った427Dと同じです。(キハ120-315 313→浜田)ホームの電光掲示板は江津行きですが、列車の方向幕や案内放送は浜田行きになっていました。 今日から青春18きっぷが使える日なので着席できるか心配していたのですが、ボックス席に座れました。最終的に席に余裕がある状態での発車となりましたが、ボックス席でわざと足を投げ出したり、荷物を置いたりして他の乗客を寄せ付けないようにしている鉄道マニア風の人達が悪目立ちしていました。先日の三江線の車内ではマイクや機材で席を使えなくしている音鉄も見かけましたが、やっぱり鉄道マニアって嫌われるよねと思いました。まぁ、一部の人達なんですが、それが目立つんですよね。 外は真っ暗なまま口羽駅に到着です。6:35着7:03発で30分ほど停車します。 駅舎はイルミネーションで飾られていました。駅舎の横では、こんな時間なのに三江線グッズの屋台が出ていました。お疲れ様です。 話が前後しますが、口羽駅に到着するとすぐに反対のホームから浜原始発の三次行き421D(キハ120-314)が発車していきました。単行で車内はガラガラでした。 発車時間近くの7時になるとさすがに明るくなってきました。 宇都井駅です。この駅で10人くらいの人が降りていきました。 石見都賀駅付近です。屋根には少し雪が残っています。 そういえば三江線沿線は赤茶色系の屋根の家が多いですね。 沢谷駅付近の写真です。 手前のトンネルを出てすぐは雪国のようでしたが、駅の辺りはそれほどでもなかったです。 浜原駅です。江津駅から来た423Dと交換します。車内は混雑しているようには見えませんでした。 編成はキハ120-307 308→三次でした。三次駅で折り返してあの有名な?424D(→426D)になります。 ゆっくりと走って先日の謎の15分が印象に残る石見川本駅に到着です。公式ホームページでは午後の窓口閉鎖時間が14:10~15:30と変わりありませんが、現在も15:45に開くのでしょうか。 列車はまだまだゆっくりと走り、再びの鹿賀駅です。ここまで浜原駅から約50分かかりました。クルマだともっと早く移動できるんですけどね。 これまでと同じ江の川沿いではあるのですが、田津駅くらいから山間の狭いところを走る感じになります。速度は相変わらずゆっくりです。(1枚目の写真は川戸駅付近の江の川の支流です。) 今回は写真を撮っていませんが、三江線は浜原を過ぎると堤防を突き抜けるために陸閘というゲートを何度かくぐることに気がつきます。おそらく堤防をかさ上げしたからだと思いますが、治水に相当な苦労をしていることが想像できます。 江津駅の手前の江津本町駅です。本町という名に似合わない駅っぷりです。 駅を出発して短いトンネルをくぐってみると・・・。 トンネルの向こう側には大きな集落がありました。 江津駅から1.1kmと近いのですが、わざわざ本町という駅を作るくらいに栄えていたことがうかがえます。駅の寂れ方を見ると、集落が衰退したのかクルマ社会になったのかその両方なのか・・・。 やっと江津駅に到着です。ここで30分以上も停車します。(9:31着10:08発) 乗客はほぼ全員が降りてしまいました。私も降りて記念入場券をこの駅で買おうか迷いましたが、発売まで1時間近くあるので、このまま浜田駅まで行くことにしました。発車まで時間があるので駅の窓口で乗車券の乗車変更をお願いして、残りの時間で駅構内の写真を撮ることにしました。 三江線の列車の向こうに見える0キロポストです。 三江線が廃止になると撤去されてしまうんでしょうね。 山陰本線の駅名標はオレンジですが、三江線の駅名標はスカイブルーで頑張っています。 これも撤去対象なんでしょう。 跨線橋の駅舎側にある案内表示です。石見川本・三次の表示があります。 以前に撮った写真と同じアングルですが、三江線への分岐はホームを出てすぐです。 長時間停車の後に379Dと列車番号を変えて浜田駅に出発しました。 浜田駅まではこれがおまえの本当の実力か!と叫んでしまうくらいにキハ120が疾走します。ww 併走するクルマを追い抜くという、三江線内では考えられない体験ができました。 途中の波子駅で、浜田方面から来る交換予定の快速列車が遅れたために、浜田駅には3分遅れでの到着となりました。遅れ時分を入れると三次駅を出て5時間1分の長旅でした。 さて、時間は10:40になっており、記念入場券の発売時間を過ぎています。 橋上駅舎に上がると300人位の長蛇の列でした。1人10セットまでの購入制限がありましたが、幼児やバイトを駆使してドカ買いする転売屋とかもいて本当に買えるのか不安になりつつ、1時間以上待って何とか買えました。最終的にお昼過ぎには列も解消し、売り切れにはなっていませんでしたが・・・。それでも、健康上の理由もあって(^^;朝の5時から並ぶよりかはマシだと思いました。あと、JRの人が並んでいる人に使い捨てカイロを配ってくれており恐縮しました。 2枚目の写真は家に帰ってから撮ったものです。台紙は3つ折りになっていて、それぞれの駅に設定されている神楽のイラストが描かれたきっぷを収める凹みが有り、これに入場券を差し込んでいきます。入場券にはキハ120のイラストが背景に描かれています。個人的には無地にしてくれた方が好みでした。 目的のモノが買えたので、駅スタンプを押してから浜田駅を見て回りました。 写真はそれぞれ益田方と米子方です。 ブルートレインに憧れを抱いていた世代なので、浜田駅というと寝台特急「出雲」がすぐに思い浮かびます。 寝台特急の終着駅になっていたくらいなのでもっと大きな駅を勝手にイメージしていたのですが、単純な2面3線の駅でした。Wikipediaによると駅の北側の医療センターは貨物駅の跡地と言うことなので、昔はもっと大きな構内だったようです。米子方の遠くに見えるのは浜田鉄道部の車両基地でしょうか。 浜田駅の駅舎と駅前広場の時計台です。12時になると時計台の人形が神楽を披露していました。 記念入場券の購入に時間がかかってしまって予定していた大阪行きの高速バスに乗れなかったので、広島駅経由で帰ることにします。広島駅行きの高速バスは駅前から毎時1本が出ています。浜田駅からは数人が乗車し、途中のバス停からも何人かが乗ってきましたが、それでもガラガラでした。混むときはかなり混雑する路線らしいのですが。ちなみに座席は自由席で、きっぷは浜田駅内のセブンイレブンやみどりの窓口で買えますし、降りるときに現金で払っても構いません。ICカードを使っている人もいましたが、何のカードに対応しているのか分かりませんでした。 写真は途中の県境のパーキングエリアで撮りました。さすがに雪がかなり残っています。 広島バスセンターから広島駅新幹線口までの交通渋滞(これも恒例かな?)で10分ほど遅れて到着しました。(というより道が空いていたにもかかわらず、途中の高速道のバス停の出発時間からしてちょっとずつ遅れていたのですが。)広島バスセンターの前に新白鳥駅の側を通るので、そこで降ろしてくれたら渋滞が回避できて便利なんですけどね。 おみやげは再びしまねっこになりましたが、ゆずっこなるモノも見つけました。 ただし、ゆずっこは商品名のようで、ラベルのキャラクターは空runちゃんとゆずきちゃんというみたいです。 これで今回の外出記録は終わりです。これを最後に今年度は遠出をせずに冬眠するつもりです。 それでは。<(_)>