山陰本線(西半分)乗車(3)です。 続いて長門市駅から益田駅方面に抜ける予定ですが、そこには「益田」と表示されたキハ120が停まっていました。キハ40だったらと淡い期待をしていたのですが・・・。まぁ、薄々予感はしていましたが、来るなら美祢線色かなとも思っていたところ、さらに裏をかかれて芸備線色でした。 この列車の列車番号は8594Dですが、列車番号が示すように不定期列車です。休日に運転かと思うと休日に運休して平日に運転していたりと、イマイチ読めない運転日です。とにかく本日が運転日で良かったです。12:57発のこの列車が運転されないと益田駅に抜けられる列車は夕方までなく、通常なら9:10発のあとは16:18発まで待たないと行けませんので、益田(東萩)-長門市間は三江線にも匹敵する通過難易度です。 なお、時刻表でもJR西日本のWeb列車検索上でも東萩駅行きですが、行き先表示は益田駅行きになっています。これは、東萩駅で定期列車の益田駅行きの1568Dに化けてそのまま走るからです。 混雑状況ですが、出発時には座席がそれなりに埋まっていました。 長門市駅から40分ほどで東萩駅に着きました。 ここで列車番号が変わりますが、乗客はそのままで20分間の停車です。 1番線には帰り(下関方面)の出発を待つ「○○のはなし」号が停まっていました。 東萩駅を出て50分ほど走り、江崎駅を過ぎるとやっと島根県です。 県境の江崎-飯浦間の写真ですが、長門市-益田間については、ときどき海が見えたりしながらも大体こんな感じの車窓風景です。 長門市駅から2時間かかって、やっと益田駅に着きました。現在の時間は15:06です。そろそろおしりが痛いです。途中、乗客の増減はありましたが、座席はたいてい埋まっていました。 益田駅に着いたときにトイレ部分の塞ぎ板の周りのゴムがはがされているのに気づきました。また、ステッカー類の位置も所属鉄道部によって異なるようなので、記録として撮っています。乗車した車両はキハ120-325です。 益田駅では1時間ほどの待ち合わせで鳥取駅行きのスーパーまつかぜに乗ります。 長門市駅で焼き鳥にありつけなかったのが悔しかったので、駅前のローソンで仕入れました。(^^; しかし、長門市駅、仙崎駅と人影が少ないです。 スーパーまつかぜは「しまねっこ」がかわいいラッピング列車でした。 自由席は1両で出発時点では全員着席していました。終点の鳥取駅までどの駅からでも相席なら座れていたようです。 2つ目の停車駅の江津駅です。 1枚目の写真の奥には三江線の0キロポストが見えます。 2枚目の写真が三江線の三次駅方面の写真ですが分かりづらいですね。よく見ると25km/hと45km/hの速度制限標識の裏側に分岐する右曲線の線路が見えます。三江線にはもう1度くらいは行ってみたいのですが・・・。 やくも号で新幹線に乗り継ごうかと思ったのですが、酔うのが嫌だったので、時間が掛かってもいなば号を使うことにしました。 2両編成で自由席は1両でしたが、相席の人が何人かいるくらいの乗車率でした。反面、指定席は無人に近かったです。 やくも号と違って揺れも少なく、快適なまま夜の上郡駅に到着です。 駅前にタクシーが1台停まっていましたが、他には人影がありません。 22:02発の姫路駅行きを待ちます。同じようなルートを辿る人が7~8人と言ったところでしょうか。 程なく姫路行きがやってきました。3両編成でしたがガラガラでした。 途中の相生駅で降りて新幹線に乗り換えです。 新大阪行きのこだまとしては最終便のこだま762号に乗ります。500系でした。やっぱり格好良いですね。 自由席は2列席がぱらぱらと空いている状態でした。 他の新幹線に追い抜かれることもなく、新大阪に到着しました。 なかなか満足な1日でした。が、もうしばらくは乗り鉄は休憩したい気分です。ww それでは。<(_)>
2017年10月15日のアーカイブ
山陰本線(西半分)乗車(2)
山陰本線(西半分)乗車(2)です。 新下関駅を出発すると、幡生を通過して再び下関駅に到着です。 ここで方向転換をして幡生から山陰本線に入ります。 2号車の向こうの方で関係者の方がお出迎えの幕を広げていましたが、何だか位置が悪いですね。 下関駅を出発して山陰本線内に入ると、海側の大窓から美しい景色が頻繁に見られます。この日は雨でしたが、晴れていればかなり綺麗だったと思います。列車はところどころで小停車してくれます。 今回は取れたのは山側の席なのですが、ふと気付いたのは、座面が少し高くなっており海側の景色が見やすくなっていたことです。代わりに山側の窓を見ると中桟が丁度目線の高さになってしまい、景色を見るという点ではバッサリと割り切られていました。(1枚目が海側の大窓で、2枚目が山側の窓です。) 遅い朝ご飯ですが、下関駅のスーパーで買ったとり弁当です。この列車のパンフレットに載っている弁当を食べたかったのですが、乗車日の3日前までに予約しないと駄目ということで、食べられませんでした。 折角なので、売店カウンターで一番安そうだった「くじら入りレトロソーセージ」を仕入れてきました。ミンク鯨15%と書いていますが、食べても分からなかったです。ちょっとスパイシーなので、何か飲み物と一緒に食べた方が良いです。 車内では沿線マップが載っているパンフレットを配ってくれます。行ってみたいなと思ったスポットもあるのですが、車内のパンフレットでそれを知っても、どうしても次の機会にとなってしまいます。また、時間が取れたとしても、列車旅だと足の確保も課題です。 写真がピンぼけですが、難読駅のひとつの特牛(こっとい)駅にも停車します。先ほどのパンフレットに載っている角島大橋(1780m)へは、この駅からバスで15分とのこと。 途中駅で乗降する人もゼロではないようで、この列車の狙いは当たっているような気がしましたが、そんなこんなで長門市に到着しました。列車は東萩行きですが、ここで下車して仙崎支線に乗り換えます。 ちなみに、先のパンフレットで帰りの「○○のはなし」号が仙崎支線に乗り入れていることを知って、ちょっと驚きました。 また、パンフレットに長門市は焼き鳥の街と紹介があったので駅の外を覗いてみましたが、残念ながら売ってそうな店を見つけられませんでした。 長門市駅を出発すると、割と建物が建ち並ぶ中を抜けてすぐに仙崎駅につきました。 駅の先は行き止まりです。 長門市方です。 駅前は意外と広かったりします。 写真は仙崎支線の車窓風景の1枚です。 折り返しの列車で長門市駅に戻ってきました。乗り換えて益田駅方面に抜けます。 それでは「山陰本線(西半分)乗車(3)」につづきます。
山陰本線(西半分)乗車(1)
熾烈な争奪戦の中、運良く「JR西日本30周年記念乗り放題きっぷ」に当選したので、日帰り旅行に行きました。 きっぷ本体より、ご案内や駅レンタカー利用券が大きいのはご愛敬です。 行き先としては、アルペンルート,三江線,SL「やまぐち」号を考えていたのですが、天気が悪いのでアルペンルートが脱落。三江線は激混み、やまぐち号は進行方向逆側の席しか確保できずということで、結局、当日の新幹線に乗る前に座席が確保できた「○○のはなし」号に乗車することになりました。(ちなみに「○○のはなし」号は全車指定席で今回のきっぷでは乗車できないので、指定券と乗車券が別途必要になります。) 今回は、ネームドトレインでの長門市-幡生間の乗車,仙崎支線の乗車,通過難易度の高い益田-長門市の乗車がポイントです。 新大阪駅から始発のみずほ601号に乗ります。発車15分前で自由席の2列席(窓側)は空いていなかったです。10分前だと3列席(窓側)も怪しかったです。最終的には座席に座れない人もたくさんいました。(指定席も満席というアナウンスがありました。) いきなりですが九州に上陸です。(^^)v 駅のスタンプを稼いで在来線を使って下関まで戻りますが、新幹線と違って在来線はJR九州管内になるので、乗り放題きっぷの区間外になります。JR西日本の駅であるはずの下関駅はICOCAに対応していない割にはSUGOCAに対応しており、SUGOCAエリア(福岡・佐賀・大分・熊本エリア)内の乗降ということで、小倉-下関間はICOCAで乗車できました。 小倉駅の発着車両は賑やかです。 しばしの間、列車を眺めていました。 乗車するのは、交直流区間を走ることのできるこちらの415系です。 発車して右側に見える貨物ターミナルを眺めているとすぐに門司駅です。 ここから関門トンネルで再び本州に戻ります。 ちなみに関門トンネルに入る手前の構内に、交直流のデッドセクションがあります。 10分ちょっとで下関駅に着きました。門司方面を結ぶ列車が結構な頻度で発着しており、下関駅以東の列車本数の少なさとは対照的です。また、ICOCAでなくSUGOCAが使えることも考えると、下関は九州の一部と言っても良い感じがします。 10分くらいで新下関駅に到着しました。快速「○○のはなし」号はこの駅が始発になります。 発車は6番線(といっても在来線は4・6番線しかないのですが。)からですが、混雑を避けるためなのか、乗車位置が少し上り方(階段の裏)にあります。 定刻(9:59)の3分前くらいに神戸方から入線してきました。 列車は2両編成で、写真の下関方が1号車になり、順にキハ47-7004+キハ47-7003になります。 Wikipediaによると、今年の1月までは、「みすゞ潮彩」号に使われていた車両を再改造したとのことです。 まずは2号車からで、日本が憧れた西洋をモチーフとした洋風の内装になっています。こちらには売店カウンターが有り、下関駅から販売員が乗車し、準備を整えて営業開始となります。 なんと座席が全席海側に向かって配置されており、山側となる座席も海側に向かってすわることになります。(山側・海側は山陰本線内の向きです。) 次に、今回予約が取れた1号車です。こちらは西洋が憧れた日本がモチーフになっています。この車両には多目的スペースと物産等の展示ケース、トイレが設置されています。 座席には畳が使用されており、なんとなく落ちきます。また、足置きが畳なので、靴を脱いでホッとできます。 それでは「山陰本線(西半分)乗車(2)」につづきます。