気が向いたので、マイクロエースのA7190 名鉄キハ8500系5両セットに室内灯を取り付けます。 併結相手のKATOのキハ85には室内灯が取り付けてありますので、こちらの車内が真っ暗だと釣り合いが取れません。 使ったのはTORM.のTL-001狭幅A・白色です。便所までしっかりと照らしたければBタイプでも良いのですが、その必要は感じませんでした。(Aタイプでも客扉側は照らせます。)基板のカットですが、先頭車は2コマカットで、中間車は1コマカットとなります。 取り付けてから初めて気付いたのですが、窓ガラスパーツがかなり青っぽいのでLEDが白色では陰気な感じになってしまいました。そこで、LEDチップにマッキーのライトブラウンで着色しました。写真の上が着色前で、下が着色後です。非点灯時には違いが分かりづらいのですが、点灯させるとそこそこ色味が変わります。 素直に室内灯ユニットを取り付けてみたのですが、室内灯ユニットが車両の前後で傾きます。よく見ると車両中央付近の室内灯ユニット用の支持棒が、集電部よりも少し低くなっています。さすがにマイクロース製品と言った感じで、簡単には作業が進められません。 そこで、室内灯ユニットの支持棒が当たりそうなところに1mmのプラ板片を両面テープで貼り付けました。これで室内灯ユニットが水平になります。プラ板片が長細いのは両面テープの接着面積を稼ぎたかったからです。 こんな感じになりました。2枚目の写真の左側は友情出演のキハ85です。 なお、乗務員扉の窓ガラスが単独パーツになっていて、車両の分解時に脱落しやすいので気をつけて下さい。 それでは。<(_)>
7月 2017のアーカイブ
TOMIX 近鉄50000系 しまかぜ 室内灯取付
保有するTOMIX 92499 92500 近畿日本鉄道50000系(しまかぜ)に室内灯を取り付けました。 今回は純正品ではなく、TORM.ブランドの室内照明ユニットを使います。この製品は光源が分散式になっており、車内をムラ無く照らすことができます。(構造上、小部屋が連続する車内は苦手です。) 購入したのはTL-001 幅狭A白色×2,TL-021 幅狭B白色×2,TL-003 幅狭A暖色×2です。ただ、実際に乗車した印象から白色が気に入らなくてLEDに着色を施してしまったので、TL-001 幅狭A白色はTL-003 幅狭A暖色、TL-021 幅狭B白色はTL-023 幅狭B暖色でも良かったです。(幅狭タイプの幅は約9mm(基板は約8mm)です。) この室内ユニットはスプリングの真下から長さの短い側にかけてもLEDが取り付けられており、純正品では苦手な部分も照らすことができます。 また、長すぎる部分をLEDごと折り取る仕様になっており、導光材と基板部分が簡単に分かれますので、折り取るときは別々に行います。 なお、写真はBタイプです。Aタイプはスプリングの位置が基板の端になります。 それでは、先頭車のク50101とク50601から始めます。TL-021 幅狭B白色を使います。運転席部分の2コマ分をカットします。 モ50201です。TL-001 幅狭A白色を使います。1コマ分をカットします。 モ50501です。TL-001 幅狭A白色を使います。これも1コマ分をカットします。 モ50301です。TL-003 幅狭A暖色を使います。同じく1コマ分をカットします。 最後にサ50401です。TL-003 幅狭A暖色を使います。クーラーが邪魔になるので3コマ分をカットします。他の中間車より多めにカットすることになりましたが、写真のように気になるほどは光量が落ちませんでした。 ちなみにプレミアムシートの1・2・5・6号車については、走行中は電球色、停車中は白色です。今回は実際に乗車したときの様子からその中間くらいの色合いを目指したのですが、結局、LEDに色を塗って電球色にしてしまいました。クリアイエローとクリアレッドを混ぜたものを、白色LEDにうっすらと塗って電球色にします。 試験点灯時の写真です。綺麗に光っています。 実際に乗車したことで、現在のところ密かにしまかぜブームがやってきています。 <(_)>
しまかぜ乗車2
しまかぜ旅行(スペイン村旅行?)の2日目です。 夕べ泊まったホテル志摩スペイン村です。ちなみにこの奥にひまわりの湯という温泉があります。ヌルヌル系のアルカリ性単純温泉です。パンフレットによるとpH8.6だそうです。 2DAYパスポートだったので、今日もパルケエスパーニャですこし遊びました。しかし、パルケスパーニャはなんだかんだと言いつつ、朝から晩まで遊べることがわかりました。旅行行程の組立てとしては宿泊込みで1日目は午後、2日目は午前で2DAYパスポートを使うのが丁度良いかもしれませんが、ショーをちゃんと観るなら実質1.5日くらいの滞在時間が欲しかったかな。 名残惜しいですが、路線バスで賢島駅方面に向かいます。 賢島駅の手前のバス停で降りて志摩マリンランドに行きました。ちょっとしたトラブルがあり、写真がないのでパンフレットでご勘弁を。所要1時間と言ったところでしょうか。パンフレットをよく見ると賢島駅下車徒歩2分と書いてありましたが、2分で歩こうとすると息切れします。まぁ、近いには違いないのですが。 次に賢島駅の反対側から賢島エスパーニャクルーズ エスペランサに乗りました。チケット売り場は乗船場所の80m手前にあって、最初は見落として行き過ぎてしまいました。こちらのチケット売り場の方がマリンランドよりも駅に近く、賢島駅下車徒歩2分かもしれません。天気も良かったので、なかなか綺麗な景色でした。終わりに真珠のモデル工場見学に寄って所要50分足らずの行程になります。真珠をお土産にと思いましたが、良さげなものはやはり高くて買えませんでした。 往路も当然しまかぜに乗ります。撮り忘れていたので昨日の第3編成の写真です。 今日もまた第3編成ですね。4号車に乗車します。 個室は取れなかったのでサロン室です。サロン室は3区画あり、各区画の定員は6人ですが4~5人分のきっぷでも1区画が取れます。 残念ながら予約が取れなかった和個室と洋個室の写真です。各部屋の定員は4人ですが、こちらは3人分のきっぷで1部屋が取れます。 京都駅17:38着になるので、赤福でおやつにします。 折角なので5分ほど並んでカフェ席でもおやつタイム。ww 五ヶ所こつぶみかんアイス 樹熟を食べました。とてもおいしかったです。400円もしましたが。 途中、乗り間違えた人がいたと言うことで伊勢中川駅に臨時停車するというハプニングがありました。 と言うことで、無事に京都駅に到着しました。写真は車内で記念に配っていた乗車記念証です。行きと帰りでデザインが違いました。 実際に乗車してみての感想は「快適!」でした。ますます模型に愛着が湧いてきました。 それでは。<(_)>
しまかぜ乗車1
しまかぜに乗るために志摩スペイン村に行ってきました。あれ?目的がおかしい?? 京都駅から乗りました。 第3編成ですね。 1号車(先頭車)に乗りました。残念ながら1番前の席は取れませんでしたが。 しまかぜのプレミアムシートの1・2・5・6号車の照明は走り出すと電球色に変わります。色が変わるのは天井の間接照明で、窓際の照明は電球色のままです。 停車中に外から見た時の写真ですが、シートの色のせいもあるのか、天井が白色照明でも黄色っぽく見えます。走り出すともう少し電球色っぽくなると思われますので、模型に室内灯を組み込むときは電球色一択で良いと思います。(プレミアムシート車以外の3・4号車も電球色です。) 面白いなと思ったのは、席番の横に小さなLEDランプがあり予約状況を示しているようでした。 空席・大人・子供で色が変わるようです。個室とサロン室の4号車も同じでした。 賢島駅は12:47着なので、しまかぜ弁当(特製幕の内)でお腹を満たします。なかなか美味でした。 終点の賢島駅では特急列車が並んで停まりました。 ビスタカーが出発した後、しまかぜがもう1編成やってきました。 賢島駅はこんな感じです。 ちなみにスペイン村の最寄り駅は特急列車で1つ手前の鵜方駅です。 パルケエスパーニャです。鵜方駅からと比べると本数は少なくなりますが、賢島駅からも鵜方駅経由で路線バスが出ています。所要時間は15分くらいでしょうか。 入り口の前に何だかよくわからない像がありました。 基本的に遊園地ですのでジェットコースターなどの乗り物がありますが、頻繁にどこかでこのようなショーをやっています。 世の中的には夏休みの日曜日でしたが、ガラガラでもなく乗り物の待ち時間もなくといった絶妙の人出でした。空き過ぎて人のいない遊園地というのは寂しいものですしね。 パルケエスパーニャの目玉になる夜のパレードです。今夜は19:30からでした。結構楽しい・・・。 プロジェクションマッピングがあって、花火で締めです。 プロジェクションマッピングのスクリーンがわりの建物の斜め右側に花火が上がるので、右側の建物の近くにいると花火は見えにくいです。 夜の遊園地も良いものです。 もっと夜の遊園地で遊びたかったのですが、花火が20時過ぎに終わるのに閉園が20:30と慌ただしいです。(お盆期間は21:00までになるようです。) ここから歩いて3分のホテル志摩スペイン村に宿を取って、今日はここまでとなります。
LEDテスター
ずいぶん前の話になりますが、秋月電子通商でLEDテスターなるものを買いました。 意外と便利に使っているので紹介いたします。 昔から変わらず現在も500円(税込)で販売されています。 筐体には2,5,10,20,30,50,70,150mAの端子(ピンソケット)が用意され、それぞれLEDのリード線を差し込んで使えるようになっており、青いボタンを押したときだけLEDが光ります。 裏蓋を開けてみました。電源には006P電池を使っています。電流制御は抵抗式ですね。 ちなみに20mAと書かれた端子には360Ωの抵抗がつながっていますので、電池の電圧が公称値の9Vだとして計算するとLEDの想定順方向電圧降下は1.8Vとなり、小さめに設定されていることが分かります。順方向電圧降下の小さい赤色LEDを想定した回路設計かもしれませんが、鉄道模型でよく使う白色や電球色LEDだと順方向電圧降下は3V位ありますので、このLEDテスターで流れる順方向電流は20mAよりも小さくなります。(順方向電圧降下を3.2Vに仮定して計算すると16mA位になります。) ともかくLEDは単純に電池につなぐと過電流による断線を起こしたりして、簡単な点灯試験すら面倒です。電源回路がこのようにコンパクトな筐体にまとまっているととても便利で、クリアレンズのLEDの色判別とか、光量の確認とかに重宝しています。 ではでは。<(_)>
蝉の幼虫
夏!(2)
夏!(1)
TOMIX キハ120形(関西線) 室内灯・灯火類整備
前回に引き続き、TOMIX 92132 キハ120形(関西線)セットの整備をします。 ・前照灯の電球色LED化 ・室内灯の白色LED化 がメニューです。 まず、オレンジ色の前照灯の光源を電球色LEDに交換します。 写真ではそれほどでもないですが、実物はもっと悲しいオレンジ色です。 導光材を折らないように気をつけながらライトユニットをボディーから引き抜きます。 ライトユニットは小さなネジで蓋が止めてあるので、これを外すとライト基板が露出します。 オレンジ色に光る正体は角形LEDでした。見た目は透明ですがオレンジ色に光ります。これをφ3mmの砲弾形電球色LEDに交換します。交換する砲弾形LEDにツバがあるときは、蓋が閉まらなくなるのでニッパーでカットしておきます。ちなみに基板の裏側に尾灯用の赤色に光るLEDがありますが、今回は交換せずにそのまま使います。 1枚目の写真のように角形LEDはハンダの手前でリード線を少し残して切断して除去します。なぜリード線ごと綺麗に取り外してしまわないのかというと、このLEDのリード線を使って基板の表裏を接続しているために、半田を溶かして角形LEDのリード線を全部引き抜くと裏側の赤色LEDが点灯しなくなりますし、引き抜いたリード線がハンダを持って行ってしまうと赤色LEDがズレたり脱落したりするからです。よって、砲弾型LEDのリード線を短くして、リード線同士をハンダ付けしていきます。2枚目の写真の左側が取り替え前で、右側が取り替え後です。(実は基板の両面にあるLEDを一度外してから、電球色LEDのリード線を基板の反対側に通しつつ元の赤色LEDを再取り付けする方が、一番楽だったりするのですが・・・。) ちなみにライト基板の裏側の写真です。尾灯の光源も透明な角形LED(赤色)です。 さて、このままライトユニットを本体に収めて試験点灯をしたところ、前進時に前照灯の光が尾灯に回り込んでしまい、どっちに進みたいのか分からない状態になってしまいました。 そこでライトユニットの構造を調べたところ、写真の黄色い矢印の先に隙間があり、ライト基板の表裏がつながっていました。おそらく、LEDを取り替えたことで光源の指向性か光量が変化してしまい、この隙間から光が回り込んでしまったと思われます。そこで、キャスコの車両収納用ウレタンの切れ端で塞いでしまいます。また、ウレタンが基板より上にはみ出すと光量が落ちるので、基板の面まで押し込んでおきます。 無事に光の回り込みも抑えることができ、前照灯の電球色LED化が完了しました。 次に室内灯を白色LEDにしたいと思います。 模型のオリジナルは高級感あふれる(ww)電球による照明ですが、実車は蛍光灯なので違和感があります。 もともとの室内灯ユニットをベースにした改造方法を考えるのが面倒くさくなってきた((^^;)ので、今回はタムタムがTORM.ブランドで発売している室内照明ユニットTL-011(幅広・白色)を使います。もちろん光源はLEDです。ちなみに幅広タイプの幅は約12mm(基板は約10mm)です。 室内灯ユニットは導光材の小さな切り込みに車両側の固定用ツメが引っかかって固定される仕組みですが、TL-011には切り込みがありませんでした。2枚目の写真の上がTL-011、下がもともとの室内灯ユニットです。 そこでTL-011の導光材に彫刻刀で切り込みを彫ってみました。2枚目の写真は、試しに車両へ固定してみた写真です。彫っては試装を繰り返して、ツメがフィットするまで続けます。 ツメがフィットするまで彫れたら、最後に室内照明ユニットの長さを調整します。このTL-011の全長は130mmもあり、そのままでは長すぎるので、もともとの室内灯ユニットの長さにあわせて切断します。切断は基板から透明な導光材を取り外して別々に行います。取り外し取り付けは簡単にできる構造になっています。導光材は両脇にニッパーで切れ目を入れて、基板はニッパーで挟んで傷を付けてから折り取れば簡単です。 仕上げたTL-011を車両に固定し、試験点灯をしてみると狙い通り蛍光灯っぽくなりました。光のムラもほとんどないです。ちなみに常点灯は効きますし、特に走行中のちらつきもありません。また、走行中に後ろ向きの前照灯がちらつくようなこともありませんでした。 これで、キハ120形(関西線)の整備はひとまず終わりです。<(_)> ★前照灯・尾灯の電球色LED化はこちらの記事(TOMIX キハ120形(福塩線) 入線・整備)も見て下さい。 ★室内照明ユニットTL-011の加工はこちらの記事(TOMIX キハ120形(津山線) 入線・整備)も見て下さい。 ★トイレ増設(塞ぎ板貼付け)はこちらの記事(TOMIX キハ120形(関西線) トイレ増設)も見て下さい。 ★トイレ増設(窓ガラス塗装)はこちらの記事(TOMIX キハ120形(関西線) トイレ増設2)も見て下さい。
TOMIX キハ120形(関西線) トイレ増設
TOMIX 92132 キハ120形(関西線)セットを所有していますが、2009年製でトイレが未設置です。最近、TOMIXからトイレ付きの改良品(98036)の再生産がアナウンスされ、当社のキハ120形にもトイレを増設してみたくなったので施工してみます。(トイレ付きの製品は2013年にも品番違い(92173)で再生産されています。) トイレなしの現有車両の写真です。全国でキハ120形の運用を開始した後、比較的長距離を走る割にトイレがないと言うことで苦情が相次いだらしく、実車は全車両がトイレ付きに改造されたそうです。大都市近郊なら乗車中に催しても駅のトイレを使って次の列車に乗れば事足りるのでしょうが、ローカル線でそんなことをすると次の列車まで数時間後とか次の日とかになり、時節によっては生命の危機すら生じます。それでもこの色のキハ120形が走る関西本線の亀山-加茂間は、朝から晩まで少なくとも毎時1本が運転されており恵まれた線区だとは思いますが・・・。 さてそのトイレですが、トイレ部分は片側の大窓が1枚塞がれていますので、今回はそれを表現することでそれらしく見せたいと思います。 塞ぎ板はタミヤのプラペーパー(0.1mm)を切り出して作ります。 窓より少し大きく切り出して黒く塗った板と、窓枠(窓ガラスにモールドされている黒枠)の内側の大きさにあわせて切り出して銀色に塗った板を用意します。2両分でそれぞれ2枚ずつです。銀色に塗った板は、塗装前に角を少しだけ爪切りで落として窓枠にフィットするようにしています。ちなみに黒色は手塗りです。銀色も手塗りでお手軽に済ませたかったのですが、粒子ムラがひどくなって見られたものではなかったので、面倒ですがエアブラシで塗り直しました。 まず、対象の窓に室内側から黒色の板を貼り、室内灯の光漏れ対策を行います。次に、外側から銀色の板を貼ります。いずれも貼り付けには木工用ボンドを使いました。なお、この方法で遮光しても光が他の窓からガラスパーツ内を伝わってきて、塞ぎ板と窓枠の僅かな隙間からうっすらと光が漏れます。光漏れ対策を完全に行うには、窓枠内の窓を銀色で塗って塞ぎ板を表現するか、この窓と窓枠だけガラスパーツから独立させるように切り取って、断面や余白部分を黒色等で遮光する必要があります。(今回はそこまで手を付けていません。) 出来上がりはこんな感じです。トイレ取り付け改造後の2007年くらいをイメージしています。現在の姿は、新たな機器増設のためにトイレの右側の縦長の窓も塞がれているようですが・・・。(Wikiによると運転記録装置の配線のためだとか。) 室内については、M車とT車が共用の構造で窓枠のすぐ下まで床板が上がっており、トイレの間仕切りを取り付けるモチベーションが湧かず、あきらめることにしました。 あと、この製品のオリジナルの状態では前面窓内がのっぺらぼうだったので、富士川車両工業のFT-A602 キハ120方向幕・表記ステッカー関西線用を取り付けています。(現行製品は印刷済みとなっているようです。) 今後は、オレンジ色に光る前照灯の電球色化と電球式室内灯の白色化をする予定です。 それでは。<(_)> 参考記事:TOMIX キハ120形(関西線) トイレ増設2 参考記事:TOMIX キハ120形(関西線) 室内灯・灯火類整備