ついにKATO 22-101 サウンドボックスを導入してしまいました。ww 発売されているサウンドカードの車種が琴線に触れないのでスルーしていたのですが、キハ58が予定品に挙がったので思わず買ってしまいました。 速度に応じた走行音のほかに、左側のボタンを押すと警笛等の音が出せます。サウンドカードは「蒸気機関車」と書かれたものが付属します。「223系2000番台」のカードは追加で購入したものです。 本体手前にはMICとLINE OUTの端子があります。本体奥には電源入力,通信ポート,線路出力,JUMP入力の端子があります。通信ポート端子は説明書に説明が記載されていませんが、ファームウェアのアップデートとかに使うのでしょうか。 本体奥の電源入力端子とは別に、本体両側面には電源供給用のスナップ端子があります。KATO製パワーパックを使うときは、こちらで電源供給を行うようです。 さて、このサウンドボックスですが、当鉄道のパワーユニットはTOMIX製でそのままでは接続することができません。TOMIX製のパワーユニットにサウンドボックスを接続するには、パワーユニットとサウンドボックス、サウンドボックスとレールを結ぶ2種類のコードを用意しなければいけません。 とりあえず、KATO 24-825 延長コードDC用とTOMIX 5813 延長コード D.C.フィーダーN用を1つずつ用意します。 まず、パワーユニットとサウンドボックス間のコードを作ります。 それぞれの延長コードの写真の形状のコネクタについて、図のようにコードを切断して被覆を剥きます。パワーユニットとサウンドボックス間はサウンドボックスに付属するジャンプコードと併せて接続しますので、長さはそれほど長くなくても良いです。また、切断して残ったコードも、あとで利用しますので捨てません。 お互いのコードをはんだ付けでつなぎます。はんだ付け部を熱収縮チューブやビニルテープで保護すると出来上がりです。 次に、切断した残りのコードを同じようにつなぎます。 出来上がりはこんな感じです。コード同士をつなげるときは、配線のプラスとマイナスを特に気にしなくてもお好みでつなげればとりあえず動くのですが、今回は各社のコードの白線同士を突き合わせて半田付けしました。 実体配線図はこんな感じです。 先の実体配線図のように、サウンドボックスの電源はスナップ端子ではなくACアダプタを使います。ACアダプタの推奨品はKATOのホームページに掲載されていますが、説明書にはDC8~18V(最大 3A)と表記されており、手持ちのDC12V1.5AのACアダプタをつなぎました。ただ、このサウンドボックスはパワーユニットからの出力を読み取って、それに応じてACアダプタの出力を車両用の電源として供給する仕組みのようなので、車両を走行させることができる容量のACアダプタを使う必要があるようです。ちなみに、プラグ形状は外径5.5mm,内径2.1mm,長さ7mm以上,センターピンなし,センタープラスです。 早速、配線を行い走行させてみます。パワーユニットはTOMIX N-1000-CLです。付属の蒸気機関車のサウンドカードと別途購入した223系のサウンドカードを使います。その割には、何故か車両がキハ187系なのはお許し下さい。(^^; まず、走り出す直前まで線路電圧をサウンドボックスのSTARTつまみで調整します。TOMIXの常点灯と考えは同じようで、車両のヘッドライトが点灯しました。(引き替えにパワーユニットでの常点灯調整はできません。)あとはパワーユニットのつまみを回すと、走行音とともに走り出します。ただ、サウンドカードの種類によってパワーユニットのつまみの回転と車両の振る舞いの関係が違うようで、コントローラー同調タイプと呼ばれる蒸気機関車のカードの場合は、パワーユニットのつまみの回転に応じてすぐに走行速度が変化するので運転しやすいのですが、サウンド同調タイプとよばれる223系のカードの場合は、パワーユニットのつまみの回転に応じた速度を目標にゆっくりと走行速度が変化するため、運転に慣れが必要です。(うまく駅に停まらない・・・。)どちらのカードにせよ、実際の車両の速度に同調して走行音が変化するのは同じです。 ちなみに写真の右上の抵抗制御のパワーユニット(TOMIX 5001)をつなぐと、コントローラー同調タイプのカードではつまみを回すと角度にかかわらず常に全速力で走り、サウンド同調タイプのカードではつまみをまわすと角度にかかわらず最高速度まで加速を行い、つまみを停止位置に戻すと減速して止まります。 使ってみた印象ですが、速度同調サウンドのほかにも様々な効果音(カードによって異なる。)がボタン操作で出力でき、車両の速度調整以外にも気を遣うことが増えますので、運転が面白くなった感じました。(個人の感想です。ww) 最後に、当然なのですが車両や線路のコンディションが良くないと楽しめません。動きがカクカクすると、これに反応して音も変化してしてしまい興醒めです。運転前にはメインテナンスはしっかり行いましょう。 まぁ、これに約2万円をかけるかどうかは人によって意見が割れそうですが、私の場合、サウンド同調タイプのカードの場合の運転のしにくさを割り引いても、全体的には楽しい製品なので投資はありかなと感じています。 (KATO サウンドボックス 導入2に続きます。) それでは。<(_)>