急行きのくにのお供に買った鉄コレ第22弾のキハユニ16ですが、お相手はTOMIXのHG車のキハ58系ですので、並べるとどうも見劣りがします。そこで少々いじってみます。 メニューは、 ・ベンチレーターの別パーツ化(屋根の再塗装) ・妻面に幌枠(幌)の取付 ・TNカプラー化 です。 現状の写真です。ベンチレーターに立体感がありませんね。あるのかないのかわからない前面のジャンパ栓も気になりますが、大手術になりそうなので今回は目をつむります。(^^; 写真ではそうでもないですが、運転台上の朱色と屋根板の朱色が違っていて気になります。これは屋根の再塗装時に修正します。また、妻面には幌がなくて寂しい感じがしますので、これも何とかします。 実はキハユニ15も持っていたりするので、同じくこちらも手を加えることにします。 運転台上の朱色と屋根板の朱色の違いは、キハユニ16よりもひどいですね。 屋根を外して薄刃ニッパーで慎重にぶった切り、ヤスリをかけます。なお、屋根を加工する前にスキャナかデジカメで屋根のコピーを取っておきます。(ベンチレーターや塗り分け線の位置の参考にするためです。) ベンチレーターはTOMIXのPB6018を使いました。形状が正しいかは未検証です。必要数はキハユニ16で7個、キハユニ15で9個ですので、2箱あればちょうど足りる計算になります。 ベンチレータを撤去した後には穴が空きますので、これを利用してベンチレーターを取り付けます。ヤスリかドリルの刃で枕木方向に穴を少し広げるようにしないとベンチレーターのダボが入らない箇所があるかもしれません。写真のキハユニ16の屋根には7個取り付けます。 一方、キハユニ15の屋根にはハーフガーラントベンチレーターがありますので、これを自作します。 ガーラントベンチレータを平刃の彫刻刀で押し切ります。このときセンターから少しずらして切断します。(センターのフィンに刃を入れないようにします。) 1枚目の写真の黄色丸印内のもの(センターのフィンを残した方)を利用しますが、断面を見ると2枚目の写真のように中央が凹んでおり、このままでは使えません。 そこで、この凹みをパテで埋めてしまいます。 パテ埋め後、やすりで成形を行うとハーフガーラントベンチレーターの姿になります。 キハユニ16と同じようにベンチレーターを取り付けます。キハユニ15には全部でガーラントベンチレーター8個+ハーフガーラントベンチレーター1個が必要です。ハーフガーラントベンチレーターは屋根のコピーを見ながら配置します。 ベンチレーターを取り付けた屋根を塗装します。今回は屋根の塗り分け部が弧を描いているので、マスキングにプリント基板用のICテープを使いましたが大失敗でした。曲線への追従性は良いのですが、剥がした後にノリが残って大変でした。素直に細切りのマスキングテープを使えば良かったです。 屋根を取り付けた写真です。今回、屋根は暗いグレーにしたのですが、ネットで写真を漁るとそれほどでもないので、ねずみ色1号くらいがちょうど良いと思います。(実を言うと後日に屋根を塗り直しました。)ちなみに朱色部分は調色に1ヶ月以上かかっています。(^^; あと、艶感を合わせるのに全体的にクリアコートを吹きました。今回はつや消しを使いましたが、半光沢でもいいと思います。 幌枠にはTOMIXのPH6009を使いました。幌枠の裏のツメを切断して木工用ボンドで固定しています。 カプラーはキハ58系やキハ10系のTNカプラーが取り付けられなかったので、普通のTNカプラーを取り付けています。邪魔になる元のアーノルドカプラーは、カプラーポケットごと簡単に台車から外すことができます。 やっと完成です。後ろのキハ58とくらべると車体が細いことが分かります。この凸凹感がたまりません。 キハユニ16はこのようにキハ58系「急行きのくに」と、キハユニ15はキハ40・キハ45系などの色々な形式との併結を考えています。(KATOのキハ35系ともつなげたいのですが、カプラー問題が・・・。) 後日に屋根の色を塗り替えたバージョンです。キハ58系相当に明るくしています。 つぎはヘッドライト・テールライトの点灯化をしてみたいですね。 それでは今日はここまでです。<(_)>