KATO キハ91系 入線他

KATO 10-1386 キハ91 急行「きそ」8両セットが入線しました。ずっとスルーを決め込んでいたのですが、他の方のブログのレビューを見ていて欲しくなり・・・、タムタムに在庫があったのでポチってしまいました。また、買ったついでにキハ91-9にライトユニットを組み込んでみます。

 
8両のうち先頭車が7両で、ぱっと見に入れ間違えた?と思ってしまいそうなほど、地味にインパクトがあります。

 
編成例は写真の通りです。当鉄道では急行のりくらとして活躍してもらう予定です。
付属品は行先表示シール、電連パーツ(8個×ランナー2枚)、ジャンパ栓パーツ(2個×ランナー1枚)、前面ホロ(キハ91-6用)です。
行先表示シールには、
 側面行先サボ:名古屋行,松本行,長野行,高山行 各18個
 愛称サボ  :きそ,のりくら 各18個
 急行サボ  :急行 18個
 号車サボ  :1~8 各6個
が収録されています。

 
ジャンパ栓と電連の取り付け方の説明とジャンパ栓ランナーの写真です。ジャンパ栓とジャンパは朱色の一体成形ですので、ジャンパ部分を黒色に塗ってあげた方が良さそうです。

 
説明書には最小通過半径がR282とありますが、TOMIXのC280のカーブでテストしたところ、C字もS字も通過できました。

 
しかし、動力車を除くと8両で3車種しかないです。メーカーとしてはおいしい商品かもしれません。だからこそ、KATOさんからこんな試作車の編成が発売できたのかもしれません。(一方のTOMIXさんは、大手にかかわらずユニークな車両を模型化するのが伝統的に好きな感じがしますが。)
2枚目の写真は目玉?のキハ91-9です。もともとキハ90-1を名乗っていましたが、エンジンまわりを換装して(キハ91に合わせて)、キハ91-9に改番されました。埋め込まれたヘッドライトが今風に見えますが、降雪時の運行に問題がありそうです。着雪してもすぐに熱で溶けるのかもしれませんが。

 
屋根上ではキハ181系に引き継がれる大型ラジエーターが主張しています。クーラーはキサロ90-2にしか設置されていません。ちょっと感動したのは、進行方向からラジエーターを見るとフィンの隙間が奥に抜けていることで、思わずにやけてしまいました。

 
さて、キハ91-9については、実際のところ先頭に出る機会が無かったのかもしれませんが、せっかくですので模型の世界では実現してみたいものです。このセットではキハ91-9にライトユニットが入っていませんので、ASSYパーツを調達して組み込んでみます。ライトユニットの組み込みには、座席と床板を外す必要があります。

 
ライトユニットとスイッチ板の方向は写真の通りです。集電シューは、ライトユニットと集電板の膨らんだ部分の間に挿入しますが、口の開いた方を下にします。スイッチ板は床板と座席を組み付けてから、床板の蓋を外して差し込みます。


床板の蓋の外し方ですが、写真の部分のツメをほんの少し軽く押すと簡単に外れます。力は要りません。また、決して蓋の逆側(前方側)をこじって開けないようにして下さい。間違いなく蓋が壊れます。私は見事に壊してASSYパーツを買いに走る羽目になりました。蓋の前方側にそれらしく矢印がモールドしてあって紛らわしいので、気をつけて下さい。


これでキハ91-9のヘッドライトとテールライトが点灯するようになりました。
このキハ91系セットですが、基本的に中央本線は守備範囲外なので冒頭に書いたとおりスルーの予定でしたが、高山本線を走っていたと聞くと欲しくなってしまいました。ほかの方のレビューでもかなりの高評価でしたし・・・。(^^; 高山本線となると、当然、初夏に発売予定のM社製のキハ8000系が入線の予定です。このキハ91系が良い出来なので、相対的にちょっと心配になってきました。おかしな方向に転ばないように、しばらく蕨の方に向かって祈る日々が続きそうです。
それではこれで。<(_)>