先日入線したKATO 10-1385 80系300番台 飯田線 6両セットの整備を行いました。 整備と言っても、先頭車のクハ85にジャンパ栓パーツを取り付けただけですが・・・。 左の車両にはBタイプを、右の車両にはAタイプを取り付けています。 余り目立ちませんが、Bタイプのジャンパーにはつや消し黒で色差しをしてます。 これだけでは記事がすぐに終わってしまうので、以前に発売された同じくKATOの10-379,10-380 80系準急「東海・比叡」セットと比べてみました。 各写真の左・中が「飯田線」セット、右が「東海・比叡」セットのクハ85です。 ぱっと見に運行番号表示器の大きさと色が違います。 また、「飯田線」セットの方が全体的にボディーのモールドがシャープな感じがします。 運転席はどちらもシースルーなのですが、「東海・比叡」セットのクハ85は床下ではなく運転席の真後ろにライトユニットが配置されてしまっており、このあたりは後発の「飯田線」セットに一日の長があります。 あと「飯田線」セットでは別パーツとなった屋根上のベンチレーターが存在感を醸し出しています。 ひっくり返してみた写真です。上が「東海・比叡」セットで、下が「飯田線」セットのクハ85です。 「東海・比叡」セットは台車マウントKATOカプラーで、「飯田線」セットは運転台側も含めて伸縮式ボディーマウントカプラーです。 「東海・比叡」セットの台車はねじ止め式で、運転台側には台車マウントのスノウプロウが取り付けられています。対して「飯田線」はスナップオン台車で、スノウプロウはありません。 両セットとも、ライトスイッチの有無を除いて床下機器のモールドはほとんど一緒です。 ついでに他の車両の床下も比べてみましたがほとんど一緒で、「飯田線」セットは既存の金型を再利用した感じがします。 写真のモハ80は床下抵抗器カバーの有無が違いますが、この抵抗器カバーは「東海・比叡」セットの特徴なので違うのは当然です。(写真の上が「東海・比叡」セットで、下が「飯田線」セットのモハ80です。) 貫通路部分の違いです。各写真の左・中が「飯田線」セット、右が「東海・比叡」セットのモハ80です。 左のモハ80には塞ぎ板がモールドされており、小窓にもプラ窓が入っています。塞ぎ板のない貫通路は、どちらのセットもただの開口になっています。 あと、「飯田線」セットと「東海・比叡」セットでは妻面の窓ガラスのプラ窓の有無とサッシ表現が違います。まあ、妻面にいくら凝っても効果は限定的ですが・・・。 屋根に戻りますが、やっぱり別パーツの方が好印象です。 最後に連結間隔です。ぱっと見には変わりませんね。実際はKATOカプラーに遊びがある分「東海・比叡」セットの方は張力を掛けるとわずかに広がるのですが、それでもたいして変わりはありません。これにはちょっと驚きましたが、「飯田線」セットの伸縮式ボディーマウントカプラーの方にはもう少し頑張って欲しかったなと思います。 それでは今回はこの辺で終わりにしたいと思います。<(_)>