本年も残すところあと1時間半足らずとなりました。 個人的には3月31日から4月1日の年度替わりが一年間で1番の節目ですが、やはり12月31日から1月1日はそれに次ぐ節目です。 ちなみに大晦日といえば年越そばですが、年越そばと言えば・・・。 そう、「どん兵衛」です。(「緑のたぬき」派の方、ごめんなさい。) 昔はショットバーで振る舞われる年越そばをすすっていたりしたのですが、さすがに今ではそんなわけにはいかないので、部屋でこれを頂いています。 あとはテレ朝の「クイズサバイバー」を見ながら除夜の鐘を聞いて新年を迎えるだけです。ちなみにNHKの「年の初めはさだまさし」は録画して追っかけ再生で見る予定です。 それでは皆さん良いお年をお迎え下さい。
12月 2016のアーカイブ
TOMIX 近鉄50000系 しまかぜ 整備2
昨日の塗装作業の勢いを借りて、一気にエヌ小屋さんの「室内表現シート」と「展望席仕切」を施工してしまいます。 まずは「展望席仕切」の取付けです。これは、運転席-客室間の黄色樹脂製(室内パーツ一体型)の室内灯プリズム用支えを透明パーツで置き換え、実車同様のシースルーにするためのものです。 写真右側のパーツが袋の中に入っていますが、1のパーツがク50101用で、6のパーツがク50601用になります。(パーツの写真はかなり拡大しています。また、茶色い保護紙が貼ったままです。) 加工作業に入ります。 まずは慎重に床板から黒色の遮光カバーを外します。1枚目の写真の赤丸内の遮光カバーの爪を軽く外してあげると、比較的簡単に外れます。 次に室内灯プリズム用支えを切断します。高さは床レベルではなく、前照灯ユニットのレベルで切断します。切断後はきれいにバリ取りをしておきます。私は平刀で少しずつ傷を入れてポキッと折り取りました。このとき、変に抉れたり、刃物で座席を傷つけない様に気をつけます。 バリ取りが済んだら遮光カバーを戻して、保護紙を剥がした透明パーツを両面テープで貼り付けます。両面テープは遮光カバーとの間に貼りますが、貼りしろが少ないので強度が気になる人は接着剤を使うことになるかもしれません。 左が施工後、右が施工前です。シースルーになっています。 お次は「室内表現シート」になります。2枚目の写真の左上のシートのみが両面テープでの貼り付けとなりますが、あとはシールになっています。 貼り付けに9時間ほど掛かりましたが、途中で写真を撮る気力がなかったのでいきなり作例の写真で申し訳ありません。基本的に説明書通りに貼り付けていけば良いのですが、気がついたことを書いておきます。 ・シールはカット済みだが精度はそこそこで、モ50501の座席背面の一部以外は新たにユーザーで切り込む必要はない。 ・シールの各パーツ内に描かれる模様の部分は強度が落ちているみたいで、下手に引っ張るとそこが破れて往生する。 ・カフェ車両の丸椅子の背もたれについては円弧状の部分にシールを貼ることになるが、接着力が足りないのかすぐに剥がれてくる。 ・シールに印刷されているパーツの案内用の号車番号は、1号車がク50101、2号車がモ50201(M車)と順に読み替えていけば良いが、座席背面シールに関しては2号車がモ50501で、5号車はモ50201(M車)である。 ・「室内出入ドア表現シート」のみ両面テープで貼り付けるが、貼り付ける車両側の面積の方が小さいときがあり、パーツ裏面の全面に両面テープを貼り付けると糊面が余剰になってホコリを呼び込みそうである。(パーツをカットしてから、必要な大きさの両面テープで貼り付ける方が良いかも。) ・シールのカット済み寸法も正直なところ微妙であるが、「室内出入ドア表現シート」に収録されているパーツの精度はきわめて大雑把である。(適宜、現物あわせが必要である。)特に「カフェ1F壁」は横方向の長さが全く違う。 以上、参考にして下さい。 編成中で見所になるモ50301の写真です。和洋個室とサロン室がきれいに表現されています。期待していた2階建てのカフェ車両は意外に車内が見えにくくて効果が薄かったです。 1・2・5・6号車の座席関係のパーツも、側面窓が座席1列につき1枚と小さいためにピラーに邪魔されてほとんどが目立たず期待外れでした。 次の整備はボディーマウントTNカプラー化と室内灯設置でしょうか。予算に余裕が出来れば実施したいと思いますが、先の話になりそうです。
TOMIX 近鉄50000系 しまかぜ 入線,整備1
TOMIX 92499 92500 近畿日本鉄道50000系(しまかぜ)の入線です。 以前から欲しかったのですが、ネットをうろうろしていると朗堂さんで割引をしていたので注文してしまいました。 購入したのはTNカプラー仕様の7両パッケージの限定品ではなく、基本セットと増結セットに分かれているアーノルドカプラー仕様の通常販売品です。 車番は第1編成(限定品は第2編成)のものが印刷済みとなっており、TOMIXにしては珍しくインレタの付属はありません。というよりも、付属品自体がありません。 最初に先頭車を手に取りましたが・・・。 真正面から見るとそれほどではないですが、斜めから見ると前面窓のピラーのブルーが目立ってかなり格好悪いです。ちなみに実車のピラーは黒色です。 ということで、全車両を箱から取り出していないにも関わらずプチ整備を始めてしまいました。 車両を分解してピラーを黒色に塗装することにしますが、念のためにマスキングもしておきます。塗料はエナメル塗料のつや消し黒を使いました。 塗装してマスキングテープを外した写真です。 こちらは組み立て後の写真になりますが、表情がかなり実車っぽくなりました。ちょっと面倒ですが効果は絶大です。 作業中に不注意から塗料で車両を少し汚してしまいましたが、エナメル塗料を使ったので溶剤で落とすことができ、大事には至らずホッとしました。 なお、作業が終わって組み立てるときには、先頭車2両のボディーと床下を入れ違いにしないように気をつけて下さい。 改めまして車両を見てみます。大阪難波・近鉄名古屋方先頭車のク50101とモ50201です。大阪発着のときは6・5号車で、名古屋発着のときは1・2号車です。席の配置は伊勢湾側(画面奥側)が2列シート、紀伊山地側(画面手前側)が1列シートで、3・4号車を除いた全車両に共通です。 モ50301と2階建てのサ50401です。大阪発着のときは4・3号車で、名古屋発着のときは3・4号車です。モ50301には和洋個室とサロン席があり、サ50401はカフェ車両です。 ダブルパンタグラフが特徴的なモ50501と賢島方先頭車のク50601です。大阪発着のときは2・1号車で、名古屋発着のときは5・6号車です。 格好いいですね。フロントマスクの印象も良いですし、何といっても2階建て車両に萌えてしまいます。実を言うと2階建て蕩れなので、JR東日本の215系なんかは卒倒してしまいそうなくらい好きだったりします。ww アーノルドカプラーなので連結面間隔はこんな感じです。間隔がそれなりに広いので、ボディーマウントのTNカプラーでなく台車マウントのKATOカプラーに交換しても、連結面間隔が縮まりそうです。 (2016/12/30 KATOカプラーに交換してみましたが、連結面間隔はほとんど変わりませんでしたので、すぐにアーノルドカプラーに戻してしまいました。) この列車は窓が大きく外から車内がよく見えるので、エヌ小屋さんの室内再現シートを施工する予定です。 正直なところ資材は既に購入してあるのですが、面倒で手を付けられずにいたりするんですけど・・・。(^^; いつになるのか分かりませんが、施工が終わったらまた記事を書こうと思います。
KATO キハ85系 幌アダプター取付
KATOからキハ85系の発売予定がアナウンスされましたが、既に当社では前回品(10-401,10-402)のキハ85系を導入しており、導入を見送ることにしています。 ところで発売予定のキハ85系は、前回品と比較してキロ85,キハ84-300番台やキハ85-100番台のバリアフリー対応車であるキハ85-1100番台が収録されるようです。なお、キハ85-1100番台には幌アダプターが再現されるとのこと。 当社のキハ85-100番台にもkitchN製の幌アダプターを取り付けていますが、塗装が手塗りで仕上がりが良くないため、重い腰を上げてこれを改修することにしました。 現在の状態です。前回品のキハ85-100番台の標準状態は幌アダプターがないつんつるてんのお顔ですが、kitchN製の幌アダプターを取り付けて何とか体裁を保っています。写真では分かりませんが、幌アダプターは下手な手塗りで塗装ムラがあります。 (カプラーも変更しています。ボディーマウントTNカプラーを加工して、木工用ボンドで取り付けています。) 幌アダプターですが現行品はリニューアルされているようなので、買い直して取り替えることにしました。リニューアル品は幌アダプターの上部に水切りが表現されています。 ホワイトメタル製でかなり柔らかいです。簡単に歪むので、ランナーからの切り離しは慎重に行います。 また、裏側には取付用の脚が出っ張っていますが、これを使う場合は車両側に穴開けが必要なので削り落とします。(今回は木工用ボンドで取り付けます。) なお、塗装前には車両に当ててみてできるだけ歪みを修正しておきます。 エアブラシで塗装して木工用ボンドで取り付けます。色はグランプリホワイトにわずかに黒色を足しました。少し黄色味が足りないようですが、まあ良いことにします。 写真は新旧の幌アダプターを取り付けた車両を並べたもので、手前の車両の幌アダプターが今回取り替えたものです。 ここまで作業を進めて、ふと最近の実車の写真を確認したところ、幌アダプターに水切りがない・・・? キハ8500との併結時代はあったのかとも思ったのでネットで検索してみましたが、水切りがない幌アダプターの写真ばかりで水切りのある写真は1枚も見つかりませんでした。 幌アダプターのパッケージ写真です。左が今回使ったリニューアル製品で右が旧製品です。リニューアル製品のパッケージには「上部傾斜の再現、水切り追加」と書いてありますが、それ以上の情報はありません。 迷ったのですが結局のところ、水切りのない旧製品に戻しました。当然、薄め液のプールで塗装を落としてエアブラシで再塗装をしています。 名古屋鉄道キハ8500との連結シーンです。 結局、気になっていた塗装ムラは修正できましたが、現行品の幌アダプターは無駄になってしまいました。 幌アダプターの水切りについては気が向いたら調べてみます。 (KATO製の幌アダプターの取り付けはこちら→「KATO キハ85系 幌アダプター他取付」)
TOMIX ヨ8000 3種比較
手元にある3種類のTOMIXのヨ8000を比べてみました。 品番は2731,2731,2702です。紙箱の2731の1つは30年ほど前の製品化直後に新品で購入し、もうひとつは数年前に中古で購入したものです。 購入経緯から考えると数年前に購入したものの方が、同じ2731でもロットが新しいと思われます。 無駄に大きな横長のプラケースの2702の方が最近発売されたものですが、旧製品より品番が若くなっており違和感がありますね。 説明上、以後は2731の発売直後のものをA、(おそらくその後に発売された)もう一つをB、最新の2702をCとします。 A,B,Cを左から順番に並べてみました。AとBの雰囲気は同じで、Cの方が屋根のモールドがシャープです。あと、Cは室内がシースルーになっていることが分かります。 重さを量ってみるとAとBの重さは同じく16.0gです。 Cは室内がシースルーになっている分、ウェイトがなくなったのか10.5gと非常に軽くなっています。これでも灯火なしの2軸貨車よりも重いはずなので、軽量化が原因でテールライトが多少ちらつくことがあっても脱線することはないでしょう。 Aの拡大写真です。車番は8718です。 テールライトは極小の赤いLEDをそのまま利用したものですが、違和感はありません。 窓は黒いHゴムのような表現で、ボディーに表現されています。 Bの拡大写真です。車番は同じく8718です。 テールライトが極小の平べったいLED素子に変更されており、遠目に見る分にはわかりませんが、拡大すると丸い穴に無造作にLED素子を突っ込んだようになっておりヘンテコです。 こちらも窓は黒いHゴムのような表現で、ボディーに表現されています。 Cの拡大写真です。車番は8402です。 テールライトは導光材のレンズに変更されており、光源は床下への配置に変更されました。 窓のHゴムは灰色で窓ガラスに表現されています。ただ、車体側面の大窓がサッシになっており、これがA,Bとの大きな違いとなっています。というかこれが正解のような気もします。 テールライト上の白帯も良い味を出しています。 Aのテールライトを裏から見てみました。テールライトの根元の床下に切り欠きがあり、そこから覗いている基盤にLEDのリード線が半田付けされております。 このテールライトのLEDの正体ですが、見た目では赤色レンズ部品の中にLED素子を収めたものなのか、いわゆる砲弾型LEDそのものなのかは判別できません。 Bのテールライトの裏側です。Aと同じ構造ですが、LED素子は平べったいものであることが見て取れます。 Cのテールライトの裏側です。導光材が通る分、少し出っ張っています。 左からA,B,Cです。総合的には新しいだけあって、最新ロットのCが優れていると思います。次点は最古ロットのAで、細かいことを気にしなければ今でも違和感なく使えるものだと思います。
KATO 80系300番台 飯田線 入線2,整備
先日入線したKATO 10-1385 80系300番台 飯田線 6両セットの整備を行いました。 整備と言っても、先頭車のクハ85にジャンパ栓パーツを取り付けただけですが・・・。 左の車両にはBタイプを、右の車両にはAタイプを取り付けています。 余り目立ちませんが、Bタイプのジャンパーにはつや消し黒で色差しをしてます。 これだけでは記事がすぐに終わってしまうので、以前に発売された同じくKATOの10-379,10-380 80系準急「東海・比叡」セットと比べてみました。 各写真の左・中が「飯田線」セット、右が「東海・比叡」セットのクハ85です。 ぱっと見に運行番号表示器の大きさと色が違います。 また、「飯田線」セットの方が全体的にボディーのモールドがシャープな感じがします。 運転席はどちらもシースルーなのですが、「東海・比叡」セットのクハ85は床下ではなく運転席の真後ろにライトユニットが配置されてしまっており、このあたりは後発の「飯田線」セットに一日の長があります。 あと「飯田線」セットでは別パーツとなった屋根上のベンチレーターが存在感を醸し出しています。 ひっくり返してみた写真です。上が「東海・比叡」セットで、下が「飯田線」セットのクハ85です。 「東海・比叡」セットは台車マウントKATOカプラーで、「飯田線」セットは運転台側も含めて伸縮式ボディーマウントカプラーです。 「東海・比叡」セットの台車はねじ止め式で、運転台側には台車マウントのスノウプロウが取り付けられています。対して「飯田線」はスナップオン台車で、スノウプロウはありません。 両セットとも、ライトスイッチの有無を除いて床下機器のモールドはほとんど一緒です。 ついでに他の車両の床下も比べてみましたがほとんど一緒で、「飯田線」セットは既存の金型を再利用した感じがします。 写真のモハ80は床下抵抗器カバーの有無が違いますが、この抵抗器カバーは「東海・比叡」セットの特徴なので違うのは当然です。(写真の上が「東海・比叡」セットで、下が「飯田線」セットのモハ80です。) 貫通路部分の違いです。各写真の左・中が「飯田線」セット、右が「東海・比叡」セットのモハ80です。 左のモハ80には塞ぎ板がモールドされており、小窓にもプラ窓が入っています。塞ぎ板のない貫通路は、どちらのセットもただの開口になっています。 あと、「飯田線」セットと「東海・比叡」セットでは妻面の窓ガラスのプラ窓の有無とサッシ表現が違います。まあ、妻面にいくら凝っても効果は限定的ですが・・・。 屋根に戻りますが、やっぱり別パーツの方が好印象です。 最後に連結間隔です。ぱっと見には変わりませんね。実際はKATOカプラーに遊びがある分「東海・比叡」セットの方は張力を掛けるとわずかに広がるのですが、それでもたいして変わりはありません。これにはちょっと驚きましたが、「飯田線」セットの伸縮式ボディーマウントカプラーの方にはもう少し頑張って欲しかったなと思います。 それでは今回はこの辺で終わりにしたいと思います。<(_)>
KATO 80系300番台 飯田線 入線1
久々の鉄道模型ネタとなりますが、KATO 10-1385 80系300番台 飯田線 6両セットが入線しました。 付属品はジャンパ栓(ランナー×2)と消灯スイッチ用ドライバーだけとシンプルです。豊橋駅停車中の「中部天竜」とか書いた前面サボを取り付けたいなら自作しなければいけないようです。(そんな人はあまりいないような気もしますが。) 編成を読み上げると、「辰野← クハ85-108 モハ80-373 クハ86-366 モハ80-345 モハ80-384 クハ86-339 →豊橋」になります。 ヘッドライトとテールライトはクハ86の2両共とクハ85が点灯します。 カプラーはすべての車両がボディーマウントタイプの密連形旧国用です。
説明書の付属品のジャンパ栓の取り付け方の部分です。ネットで写真を漁るとジャンパ栓は豊橋方に付いていたようで、クハ86-339にBタイプ,増結車両が連結されるクハ86-366にはジャンパ栓受けのみのAタイプを取り付けるのが良いみたいです。 特徴の有る車両のカットです。左からクハ85-108、モハ80-373、クハ86-366、クハ86-339です。モハ80-373の貫通路塞ぎ板はボディーと一体成形です。(これ以外の貫通路は幌枠にあわせて穴が開いています。) 貫通路塞ぎ板なんかはガレキメーカーの十八番的なネタのような気がしますが、大手メーカにここまでされると商売があがったりになってしまわないかと心配になります。 増結状態のイメージです。この取ってつけた感がいい感じです。 増結車両側のクハ86にもライトユニットが組み込まれていますので、増結車両を外して両端をクハ86としても遊べるのが良いですね。ライトは電球色のLEDで、とても自然に光ります。 なかなか満足度の高いセットで、おすすめだと思います。ww