前から欲しかったTOMIXの扇型機関庫と複線機関庫がJoshinのセールで出ていたので購入しました。 4053扇型機関庫と4012複線機関庫です。扇型機関庫は1つでは寂しいので2つ買いました。 まずは扇型機関庫です。外観の写真です。 開いている窓、半開きの窓、閉まってる窓とがあり、芸が細かいです。 お座敷レイアウト時の複数棟連結用フックです。ターンテーブルをレイアウトベースに埋め込む場合は、扇型機関庫のベースは取り外すように指定されており、このフックは使えなくなります。 裏面と中の様子です。2枚目の写真の奥のねずみ色の部分に車両が当たることで、車庫の扉が閉まります。 こんな感じで扉が閉まります。車両以外にもストラクチャーも動くという楽しい仕掛けです。さすが(良い意味で)おもちゃメーカーの発想でしょうか。 付属品です。シールと看板のベースです。看板のベースは接着剤で取り付けるように指定されています。 次は複線機関庫です。 入口の反対側の壁は外れるようになっています。 側面です。庇の出っ張りがないので複数個をくっつけて並べることが出来ます。ただし、固定用のフック等はありません。 屋根と裏面です。天井の採光窓が良いアクセントです。 付属品です。シールだけが付属します。 設置イメージです。扇型機関庫は3つ並べたほうが大機関庫らしくて良いかなとも考えましたが、ネットでレイアウト例を漁ってみると、複線機関庫や付属施設を併設することでそれなりの雰囲気が出せるようなので、しばらくは2つで様子を見ます。 なお、扇型機関庫は1線につきS99とS140が1本ずつ必要になりますので、一緒に買うことを忘れないようにしましょう。 にしても、レイアウトの本格建設はいつになることやら・・・。
5月 2016のアーカイブ
KATO 阪急 6300系 標識灯修繕,整備
今回はKATO 10-1243 阪急 6300系(旧社紋)に行先シールを貼り付けたので、ついでに以前に行った修繕及び整備の紹介です。 まずは修繕からです。 このモデルはかなり以前に発売されていたものの再生産品で、そういうこともあってか本来は標識灯が点灯しません。が、写真ではちゃんと点灯しています。というのも光りモノの販売や改造をしている、とある模型屋さんで点灯化改造をしてもらいました。ところが点灯しているとわかりませんが、灯火類の明かりを落としてみると・・・。 もともと標識灯部分はモールドで塞がれているのですが、導光材を通すために開けた穴のセンターがかなりずれており、両先頭車の6350と6450の向かって左の標識灯のライトリムが破壊されています。また、6450の向かって右側の標識灯のセンターも若干ずれているようです。 標識灯部分の銀色のパーツをASSYパーツで買い直すと、ボディーを丸ごと買うことになって1両あたり1,600円もすることがわかり一気に鬱になりましたが、気を取り直して自前で何とかすることにします。 とりあえずプラ棒を細く伸ばしたもので標識灯のずれた穴を塞いでしまい、再度開口します。ただ、6350の向かって左側の標識灯はライトリムの外側まで削られており、穴を塞いだ後、デザインナイフでコリコリとライトリムの彫刻をする羽目になりました。 なんとか標識灯のセンターに穴を開け直すことができました。タッチアップにはガイアのライトステンレスシルバーを使用しました。拡大するとアレですが、元の状態よりはマシになったようです。どんな風に作業をすればあんなに派手に穴がずれるのか不思議でなりません。(TT) 次に整備ですが、標準では貫通幌が取り付けられていないので、グリーンマックスの貫通幌を取り付けています。接着は木工用ボンドで行っています。 連結面は写真の通りになりました。もともと台車マウントのKATOカプラーが採用されており、間隔は多少広いのですが、幌を取り付けることで締まって見えますのでお勧めです。 また、ドアレールの表現をインレタで行っています。でんしゃふぁくとりーの汎用ドアレールインレタA(I-001)を使用しました。 1枚目が転写前で、2枚目が転写後です。今回の再生産ロットは靴づり部分に銀帯が印刷済みとなっていますが、残念ながらドアレールは表現されていません。インレタの転写は手間ですが、転写後は縦横に銀色が入ってらしくなります。 最後に行先表示シールの貼り付けです。種別は、特急,通勤特急,試運転,回送が、行き先は、梅田,河原町が収録されています。また、電話コーナーマークも収録されています。種別と行先のシールについては説明書に「印刷面いっぱいにカットしてください。」と書いてありますが、その通りにするとシールが表示器のモールド内に納まらず不格好になりますので、文字をイジメない位で少し小さめにカットすることがコツです。また、本来は四隅にRを付けるべきですが、そんな神業みたいなカットはできませんので、デザインナイフで直線状に刃を入れて、八角形状に切り出せば良いと思います。 前面は向かって右側が種別表示で、側面はどちら側も向かって左側が種別表示となります。 行先シールを貼るのは手間(不器用なので約2時間仕事・・・)ですが、貼り付けると男前になります。デビュー時にあこがれた姿が蘇りますね。京都線ということで特急河原町行きにしています。 今日のところはこれでおしまいです。心残りは種別灯が緑色掛かって電球色に見えないことで、そのうちLEDをちゃんとしたものに取り替えたいと思います。このモデルに標準で装備されているヘッドライトのLEDはきれいな電球色なんですが・・・。何だか高い勉強代を払わされた気分です。orz
TOMIX 321系 スカート交換
今日はTOMIXの321系のスカートをいじります。 今は生産中止となっているTOMIXの321系1次車セットです。品番は92304(基本)+92305(増結)だと思います。 現行製品の2次車もそうなのですが、前面スカート部分が手抜きっぽいです。(スカートがのっぺらぼうなのがわかるでしょうか。) 実車の写真です。スカートに何本かの黒い継ぎ目(隙間)が見えます。これを1/150スケールに落とし込むと確かに無視できるほどの継ぎ目であり、手抜きとは言い過ぎなのですが、実際に本物の車両を目の当たりにすると意外に目立つのです。321系はKATOからも発売されていますが、そちらはしっかりと継ぎ目がモールドで表現されています。
しばらくの間、カッターで筋を入れる等の加工方法を検討していたのですが、失敗しそうで手をこまねいていました。ところが最近、ネットを巡回しているとKATO製321系のスカートのASSYパーツが発売になっていたので、ポチってしまいました。
それでは取り付けを試みます。まず、スカート部分をばらします。
最悪の場合は接着剤で固定することを考えていたのですが、ASSYパーツのスカートの爪が無加工でTNカプラーに引っかかりました。このままだとスカートが若干お辞儀しているのですが、ボディーをはめ込むと真っ直ぐになります。
ボディーをはめ込んだ後、念のために木工用ボンドで補強します。
左が加工前、右が加工後です。いい雰囲気になったと思います。 話は変わりますが、TOMIXの悪い癖でこの1次車は客用扉横の手動開扉ボタンがインレタ表現となっており、写経をするかのごとく1編成で56箇所も転写作業をしなければならないという曰く付きのモデルです。さずがに最近発売された2次車は印刷済みとなっているようですが、中古屋で見かけて購入されるときは注意しましょう。(^^;
KATO 50系51型客車 カプラー交換
KATO 50系51型客車のカプラーをTNカプラーに交換します。TNカプラーは台車マウントタイプを使います。 本来なら機関車と連結する箇所だけで良いのですが、客車1両の超ローカル運用等の様々な編成を考えていたりするので、保有しているオハフ4両、オハ4両の計8両すべてを交換します。その分、ほかの種類のカプラーが持つ連結しやすさを犠牲にすることになりますが・・・。 まずオハ用台車を作ります。 プラ板を2.5mm×5mm×t1mmで切り出し、中心にφ1.1mmで穴を開けます。その後、両端を黒色で着色します。 写真のように、このプラ板をTNカプラーとともに台車のカプラーポケットに収めます。もとのカプラースプリングは使いません。このようにプラ板を組み込むと、TNカプラーがカプラーポケット内で固定され、連結しやすくなります。 次にオハフ用台車を作ります。機関車は必ずオハフと連結させる前提です。 TNカプラーのおしりの出っ張りを除去し、もとのカプラースプリングとともに台車のカプラーポケットに収めます。TNカプラーの出っ張りをカットするのは、推進運転時に台車のカプラーポケット内のスプリング固定用の出っ張りと干渉し合い、ポケット内での首振りがうまくできずに脱線するからです。なお、オハ用台車と違ってTNカプラーを固定するプラ板がないので、連結時にはカプラーが逃げてしまい連結しやすさが損なわれてしまいます。 それぞれの台車を車両本体に組み直します。1枚目の写真がアーノルドカプラー時、2枚目の写真がTNカプラー時の連結間隔です。正直なところ、わずかな差しかありません。これ以上間隔を詰めるとS字カーブでボディー同士が干渉してしまうので、これが台車マウントカプラーの限界のようです。本気で連結間隔を詰めるならば、カプラーポケットをカットしてボディーマウントTNカプラーを接着剤等で貼り付けるしかなさそうです。 C280のS字カーブを試走させてみます。うねうねと滑らかに走って行きます。 これで、先にいじったED76-500番台とともにレッドトレインの整備が終わりました。
KATO ED76 500番台 カプラー交換,整備
今日は先日入線したED76-500番台のカプラーの交換とナンバープレートの取り付けをします。
まず、標準で付属しているアーノルドカプラーをTNカプラーに交換します。構造的にそれほど難しくはなさそうです。使用するTNカプラーの品番は0391です。
TNカプラーの組み立てですが、あとでダボ穴を広げることでカプラー固定用の心棒穴を開けるために、あらかじめ邪魔になるダボをカットしておきます。
また、ダボをカットした分の強度を確保するために相手の方には瞬間接着剤を塗っておきます。(説明上2枚目の写真のパーツに塗布としていますが、実際には1枚目の写真のパーツのダボ部に塗布した方がやりやすいです。)
組み立てたTNカプラーの根元の出っ張りをカットして、瞬間接着剤のノリをよくするためにヤスリで荒らしておきます。
その後、ダボをカットした担保として、補強のために付属のスペーサーを瞬間接着剤で固定します。
スペーサーの接着後、カプラーのおしりにプラ板を瞬間接着剤で接着します。このとき、左右両端の隙間は接着剤で盛るようにしておきます。プラ板は手持ちの1mm厚のものを使いましたが、あとでガシガシ削りますので、0.5mm厚くらいでも良さそうです。(使ったプラ板のおよその寸法は、長さ3.5mm×高さ2mm×厚さ1mmです。)
接着剤が固まったら、カットしたダボの穴を利用して機関車のカプラーベースの心棒に通すための穴を開けます。キリはとりあえず1mmを使います。なお、カプラーが若干上を向くようなイメージで斜めに穴を開けると、組み付け後の仕上がりが良くなるようです。(カプラーがお辞儀しなくなります。)
続いてカプラーのおしりのプラ板を整形します。プラ板を薄く削り、板バネのセンターの折り目が入り込むようなイメージで真ん中を凹ませます。なお、プラ板が左右に長いと首を振りませんので、その場合もカプラーベースとの現物あわせで削っていきます。カプラーを板ばね無しでカプラーベースに組み込んだときに、傾けてカプラーが自然に首を振ってくれるようなら合格です。どこにもアタリがないのに動きが悪い場合は、いったんカプラーを取り出して心棒穴を1.1mmのキリで広げます。
ここまでの作業が終わったら、カプラーベースに板バネ、カプラーの順に組み込みます。プラ板が上手に削れていると板バネを押さえて避けなくてもスルッとカプラーが納まります。
できあがりはこんな感じです。もし、機関車に組み付けて首振りが固くなるようでしたら、カプラー(根元)の下面を削って調整します。下面を削るのは、カプラー本体が標準よりわずかに高めになっているからですが、首さえ軽く振れるならば放っておいても実用上の問題はないです。ついでに瞬間接着剤やヤスリがけで白化した箇所およびプラ板を黒色で着色すれば完璧です。
今回の方法の場合、連結器の出っ張り具合はTNカプラーのボス穴位置に依存するために固定となりますが、線路状態や連結相手によって脱線する等の不具合が起きる場合は、TNカプラーのおしりに厚めのプラ板を接着してこれに穴を開けると、出っ張りを大きくすることができます。また、写真の品番0396のカプラーを使うと、カプラーの根元に開いている大きな穴を塞いで必要な場所に穴を開けることで、出っ張り具合を今回と比較して前後させることができます。この品番0396のカプラーを使った方法は、また別の機会に・・・。と言っても大した話ではありませんが。
あと、今回は瞬間接着剤を多用していますが、アロンアルファEXTRA2020という製品を使用しています。ちょっとお高いのですが、一般の瞬間接着剤よりもTNカプラーのPOM(ポリアセタール樹脂)に対する接着力が期待できることと、白化現象があまり起きない(起きないわけではない)ので愛用しています。
これは保存車両の写真ですがブロック式ナンバープレートです。ナンバーがボディーに対して面一(ツライチ)ではありません。違和感の原因はこれですね。(ネットで画像を検索してみると517番もブロック式のようです。)
ということで、ナンバープレートパーツの裏にビニールテープの断片を貼り付けてスペーサー代わりにしてみます。ナンバープレートがせり出し過ぎるようなら両面テープ等の薄いものに換えてみて下さい。
めでたくブロック感が出せました。ナンバープレートがポロリされると困るので、軽く木工用ボンドで固定しています。
これで今回の整備は終了です。
KATO DD51 500 中期 耐寒型 整備
整備と言ってもKATO DD51 500 中期 耐寒型にナンバープレートを取り付けてTNカプラー化するだけです。
メーカーズプレートは「日立」が印刷済みとなっているので、付属のナンバーでは702か718が該当すると思いますが、今回は702を選択しました。写真はブロック式ナンバープレートについて参考に掲載したものです。ネットで調べるとDD51-702もブロック式ナンバープレートだったようで、ナンバープレートパーツの裏に両面テープを貼り付けて、その厚みでボディーから浮かすようにして取り付けます。(そのまま取り付けるとナンバープレートがボディーと面一になります。)
ナンバープレートを取り付けた写真です。ブロック式っぽくなっているでしょうか。ついでにTNカプラー化(←クリックしてください。関連記事に飛びます。)も行っています。
これで機関車の準備ができました。あとは手つかずの利尻セットを整備するだけです。