ツアーで乗車する機会があり、それ以来オークションを物色していたのですが、やっと安値で仕入れることができたサロンカーなにわです。これにちょこっとだけ手を入れます。
品番は92819です。TOMIXのサロンカーなにわは何度か改良されていますが、屋根上のベンチレーターが別パーツの最新世代です。 車番と付属品は写真の通りです。テールライトレンズがユーザー取り付けというのは反則ではないでしょうか。(取り付けが結構面倒です。) まず手を付けるのはカプラー交換です。編成端はTNカプラーにしますが、編成の中間は予算の関係でKATOカプラーを使用します。 編成の中間ですが、1枚目の画像の上がTNカプラー化した場合で、下がKATOカプラー化の場合です。やはりKATOカプラーだと少し間隔が広いのですが、許容範囲だと思います。逆にTNカプラーなのに思ったほど間隔が詰まらない方が問題かもしれません。2枚目がKATOカプラー化後に側面から見たときの写真です。 編成端については、そのままの状態では各端部がアーノルドカプラーとダミーカプラーになっていますので、TNカプラーに変更する場合は、アーノルドカプラー側の台車枠のカプラーポケットを切断する必要があります。しかし、買ったばかりの車両の台車枠をぶった切るのに抵抗があったので、部品取り用に確保してあったオハ24-700から台車枠を流用します。2枚目の写真でわかるように、クーラーのモールドが甘々のかなり古いロットのオハ24-700で、旧集電の台車がついていますが、特に問題なく流用できました。 流用したTR217台車の台車枠です。2枚目の写真の通りにポケットを切断します。 左が台車枠を交換してTNカプラー化したもので、右がダミーカプラーのままの状態です。 やはりダミーカプラーの方が見栄えが良いので、両端ともTNカプラーにしてしまうかは考え中です。 次に、輝きすぎるライトの減光を行います。方法は単純で、ライトユニットのテールマークとテールライト部分に白いシールを貼るだけです。シールの厚みは、実際に試してみてお好みの厚さを決めてください。 1枚目の写真が元の状態で、2枚目の写真がシールを貼った状態です。 1枚目の写真が減光前で、2枚目の写真が減光後です。わかりにくいですが、2枚目の方がテールマークの文字が読めるようになっています。 光り方が眩しいほかに、写真の通り光漏れが激しいのですが、かなり根本的な構造上の問題で、これを修正する気にはなりませんでした。 最後にテールライトレンズに色を入れます。1枚目の写真は付属のテールライトレンズをそのまま組み込んだ写真ですが、もともと透明な部品なので死んだ魚の目のように白くなっています。(光源に赤色LEDを使用しているために光ると赤色になります。)2枚目の写真が実車のテールライトの不点灯時の様子ですが、しっかりと赤色になっていますので、これを再現します。 テールライトレンズを外し、弾いてなくさないようにセロハンテープで固定してから、クリアレッドで先っちょを赤く塗ります。乾燥したらまた組み込みます。 レンズの色入れ後に組み込んだ写真です。やはりテールライトは赤くないと締まりません。いい雰囲気になったと思います。 EF81のカプラー整備が終わっていないのでイメージ写真です。DD51との朱と緑のコントラストも好きですが、トワイライト色のEF81とのこの統一感が痺れます。 簡単ですがこれで今回の整備は終わりです。